2021年10月

どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています
さて、今回紹介するのはとしぞうさんの「友人に500円貸したら借金のカタに妹をよこしてきたのだけれど、俺は一体どうすればいいんだろう」です!
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ストーリー A
内容は、大学一年生の白木求。初めての夏休みに彼の自宅にやってきたのは宮前朱莉。なんと彼女は兄の昴が求にした500円の借金のカタとしてやってきたというのだ。なんでも言うことを聞くという彼女に、最初はとまどう求だが朱莉が頑なに命令してほしいというため掃除をお願いすることに。これで終わりかと思いきやなんと居候するといいだして…友達の妹とのワンルーム同居ラブコメが始まる!とこんな感じです!

〜借金のカタは友達の妹⁉︎〜
第2回ファミ通文庫大賞特別賞受賞作!受賞から1年経っての刊行みたいですね。押しかけ女房ものの鉄板を押さえつつとにかく朱莉ちゃんがかわいい最高のラブコメでした!面白かったです!
夏休みをむかえた求の家にやってきたのは、友達の昴の妹である朱莉。彼女はなんと昴が求に借りていた500円のカタのためにやってきたといい…序盤はとにかくスムーズでサクサクと読ませてくれますね!朱莉ちゃんが強引な理論で借金のカタとして求の家に泊めてもらうようになるのはなんだか微笑ましかったです!そして始まる同居生活!求のことが大好きな朱莉ちゃんがあたふたしながら料理に掃除に洗濯にと家事をする姿は見ていて癒されます!朱莉ちゃんかわいすぎませんか…?そんな朱莉ちゃんを優しく見守る求もグッド!中盤以降は朱莉が求のことを好きになったエピソードが明かされたり、求の過去が明かされたりでますますこの2人の関係が尊くなりましたね…ラストも文句なし!最高に面白いラブコメでした!面白かったです!

キャラ A
求は鈍感だけど優しくて好青年でしたね…こういう男の子好きですよ!朱莉ちゃんはとにかくかわいい!求のことが大好きすぎて時々から回ることはありますが汗それでも一生懸命に求に振り向いてもらうために奮闘する姿がグッドです!

最後に
めっちゃ面白い押しかけ女房ワンルーム同棲ラブコメでした!これはぜひ2巻が読みたいですね!コミカライズも1話は読ませていただいたのですがめっちゃ面白くて人気でそうですし、ぜひ2人が甘々になるまで長く続けて欲しいです!続刊待ってます!

どんな人にオススメか?
後輩もの、同棲ラブコメ、押しかけ女房ものが好きな方は!とにかく朱莉ちゃんが健気で一生懸命で見ていていて微笑ましく癒されます!求との距離感もグッド!気になった方は!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル



友人に500円貸したら借金のカタに妹をよこしてきたのだけれど、俺は一体どうすればいいんだろう



著者



としぞう



レーベル



ファミ通文庫



ISBN



978-4-04-736703-6


表紙の画像は「版元ドットコム」様より



どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています
さて、今回紹介するのは鶏卵うどんさんの「僕たちはまだ恋を知らない ~初恋実験モジュールでの共同生活365日~」です!
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ストーリー A
内容は、北海道の原野に設置された第18極地居住モジュール。そこでは将来人間が火星で暮らすことがでいるかデータを収集するために学生6人を集めて共同生活をさせるという実験が行われていた。そんな実験に繰り上げ合格で参加することになった鳩村光は、自分以外の参加者が全員女子だということを知る。モジュールのキャプテンにして光が参加することに反対な乃亜。やたら距離が近くてお姉さんぶる金糸雀。ちっこいけどみんなのご飯を頑張って作る千真。武道の達人だけど実はポンコツな藤子。そして唯一大人なお医者さんのお姉さんであるねる。6人による外には一切出られないラブコメが始まる!とこんな感じです!


〜男1人女5人で共同生活⁉︎〜
鶏卵うどんさんの新作!個人的に初挑戦の作家さんですね。男1人、女5人を閉鎖空間に閉じ込めて(同意のもとで)ラブコメさせるというちょっと見たことのないタイプの作品でしたね。新鮮な設定とかわいいキャラで楽しく読ませていただきました!面白かったです!
将来火星の移住した時に使用する第18極地居住モジュールのテストのために6人の学生を集めて行われる実験。1年間の実験に耐えれば入学金、授業料が無料で好きな大学に進学できることに惹かれて光は実験に参加しようとしますが不合格。しかし補欠合格になってモジュールにいくと自分以外の参加者は全員女の子で…というところから物語は始まります。なんでしょう…なんかクローズドサークル味を感じますね…最初はキャプテンである乃亜を中心に男子を入れることに不満のあるメンバーから反対されますが、実験を取り仕切る極モ研に押し切られ光は正式に実験に参加することになります。そして始まるラブコメ。金糸雀、千真、藤子、ねるといった魅力的な女の子と閉鎖空間のなかで交流していきます!後述しますが女の子はみんなかわいくて魅力的で、ラブコメとしてのイベントも盛りだくさんで見ていて飽きなかったですね!中盤からはちょっと不穏な雰囲気に…でもここはラブコメらしく解決して、この作品らしいラストになったのかなと思いました。最後まで楽しく読ませていただきました!面白かったです!

キャラ A
光はとんでもなく単純作業が得意な男の子。目と手を左右それぞれ別々に動かせるっていう化け物みたいな特技を持った普通の男子高校生?でした。乃亜はこのモジュールのキャプテン。最初はとにかく光を排斥しようと躍起になっていましたが、中盤からは徐々に彼女の本心的なものが見えてきてグッドでしたね!金糸雀はお姉さんぶりたがる帰国子女。ナチュラルに距離が近いところとか、ちょっとエキセントリックな言動とか行動とか見ていて楽しかったです!千真ちゃんは後輩系メイド女子。毎日モジュールのみんなのごはんを作ったり、光のことを先輩と言ってすごく懐いていたりと可愛かったです!ねるさんはこの中で唯一大人の女性。保健室の先生的なポジションでしたね。大人っぽい女性の魅力が非常にグッドでした!

最後に
男1人、女5人の閉鎖系ラブコメとして楽しく読ませていただきました!まだまだ物語は序盤なので2巻が今から楽しみです!続刊待ってます!

どんな人にオススメか?
ちょっと変わったラブコメが読みたい方は!閉鎖空間に男1人、女子5人という設定ですがハーレムっぽさはなく健全にラブコメしてます。女の子たちはみんな魅力的ですし設定も面白いです!気になった方は!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル



僕たちはまだ恋を知らない ~初恋実験モジュールでの共同生活365日~



著者



鶏卵うどん



レーベル



MF文庫J



ISBN



978-4-04-680769-4


表紙の画像は「版元ドットコム」様より



雑談。いつも10日前後なんですけど(だったっけ?)ちょっと忙しくてラノベ読めてないので早めに…

今日はタイトルの通り作家さんと読者の距離についてです。色々思い出も交えながら話していきます。またダラダラ話すので先に結論言っておくと
・僕は作家さんとは仲良くしたいです。でも作品の感想は別
・読者と作者の距離が近くなるのはいいけどお互い守らなくちゃいけない領域は守ろうよ
ってことです。あと文中の"領域"という言葉は自由解釈で。それじゃいきましょ。

僕がTwitterを始めたころ(7年前)は作家さんと読者が絡むことってほとんどなかったんですよ。っていうと当時からTwitterにいた方には誤解されそうなんですけど、少なくとも今のガガガ文庫作家さんのような絡み方ってなかったじゃないですか。なんか距離があったというか、それぞれの世界があったじゃないですか。

である時期を境に作者と読者の境界が曖昧というか、作家さんが読者の領域に近づいてきた(と僕は思っています)時があって。ガガガ文庫の某作家さんのTwitterの使い方とかで流れが変わってきて。あの作品や作家さんはアニメ化する前から知ってましたけど、少なくともTwitterの使い方はこんな風に使うんだなって思ったりしましたもん。

そしてそれからしばらくしてTwitterで作家さんと読者の距離について、あることを発端に主に作家さん側でちょっとした議論?があったんですよね。2018年の話なんて持ち出すなよ。今は読者も作者の価値観もアップデートされてるだろ、っていわれたら終わりですけど…この議論も結構衝撃的だったと思うんですよね。まぁなんかやれライトノベルの衰退の始まりだ的な論には素直にムカつきましたけど。



またしばらくして昨年あたりからガガガ文庫の編集さんがTwitterにがっつり参戦するようになってからさらに流れが変わったなーってなりましたね。なんで読者のリプライに引用リツイートで丁寧に答えてあげるんだろうとか今でも割と不思議ですもん。

という感じで思い出話をしたところで…この話題について色々書こうと思ったきっかけが先日の感想がどうとか批評がどうとかいう件ですね。あれはもちろん商業作品ではないですし、僕も全部は見切れていないですし、この件自体についてアレコレ言う気はもうないですけど…やっぱりモヤるんですよね。

今では作家さんによるエゴサで当たり前のように行われるようになりましたけど、やっぱり7年くらい前って色んなところで作家さんはエゴサしないほうがいいとかかなり見たんですよね。真実は知りませんけど。でも結局エゴサって読者の領域を作家さんが採掘する行為じゃないですか。すごく自分勝手なイメージになるんですけど、エゴサしなければ見つからないようなもの見つけるって他人の山にあちこち穴空けてお宝探すようなものじゃないですか。もちろん山は厳密に立ち入り禁止されているわけでじゃないですけど…ちなみにTwitterは想定していないです。あれはもう性質上探さなくても見つかる可能性のあるものなので。Google検索とかYouTubeとかですかね…最近はTikTokとか?

そうやって読者の領域を掘って見つけたもので色々言うのはなんか違うな―って思うんですよね。だって作家さん宛てのファンレターじゃないんですよ?もちろん全世界に公開されているものである以上見るなとは言いませんし思いもしませんけど…

もちろん読者だってきちんとルールとか守れているとは思っていません。作者にやたら攻撃的な人は見かけますし(もしかすると読者ではないかもですけど)、Twitterで作者に直接作品のこととか、サイン本とか色々要求する人いますし…もちろんそれは違うって思います。作者さんのこととか、作品のことって読者が作家さんに直接あぁだこうだいうことじゃないっしょ。

色々言ってきましたけど、僕は別に作家さんと喧嘩したいとか距離を置きたいとかそういうわけじゃないです。作家さんに僕のTwitterアカウントフォローされれば嬉しいですし、リプライいただいたらすぐに返そうと思いますし、作品買おうと思いますし、宣伝ツイートはなるべくリツイートしようと思いますし、できればブログやTwitterで感想書いてちょっとでも売り上げに貢献できればなって思います。これは間違いないです。でも作家さんにこのブログの感想について色々言われるのは嫌だなーって思います。だってここ僕の領域ですし。ちゃんとお金出して本買って読んで感想書いてるんですから、作品のことについてここに書く権利があると思います。

わぁーって書きましたけど…結局作家さんと読者の距離がここまで近づいてしまったので作家さんは作家さんで、読者は読者でお互いに入ってはいけない領域を守ればいいのかなーって思います。曖昧な話なんですけどね。

ここまでは僕の思い出とか感情なので、意見があったらTwitterとかでガンガン言ってください。

どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています
さて、今回紹介するのは井上かえるさんの「女子高生の放課後アングラーライフ」です!
⚠︎若干ネタバレありです。
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ストーリー A
内容は、同級生からイジめの標的にされ精神的に落ち込んでいた追川めざし。そんな彼女は両親の都合で完成に引っ越すことに。転校初日、同じクラスの白木須椎羅に海釣りの同好会<アングラ女子会>に誘われる。なし崩し的にアングラ女子会に参加しためざしは、クールな汐見凪、勝気な間詰明里といったメンバーと共に釣りを始めることに。少しずつアングラ女子会のメンバーに慣れていくめざしだが、過去のイジめのことが頭をよぎり…とこんな感じです!

〜ここが私の居場所〜
第26回スニーカー大賞優秀賞受賞作!受賞時からタイトルとあらすじですごく気になっていました!まず言わせてください…この作品すごく面白いです!決して派手さはないんですけど、めざしたちのテンポのいい会話。味のある地の文に釣りと青春。4人の少女たちの青春をとことん楽しませていただきました!面白かったです!
まず序盤。めざしに対するイジメが描かれます。あんまり見ていて気持ちのいいものではありませんが…めざしがどうしてこんな風になってしまったのだろうということを知れるいい描写でしたね。物語はめざしが関西へと引っ越し、アングラ女子会に入るところかr動き始めます。なすがままにアングラ女子会に入部しためざし。椎羅の強引さに引きずられるままに入部して、イジメの経験から嫌と言えずにヘラヘラ笑ってやり過ごす日々。それでも椎羅、凪、明里の3人の優しさで徐々にアングラ女子会が居場所になっていきます。とにかく会話がいいんですよね。めざし以外の3人は関西弁でまるでお笑いを見ているかのようにテンポよく紡がれていく会話劇。見ていて本当に楽しいです。しかしめざしが過去のイジメを理由に3人とどうしても距離を縮められず、また椎羅の強引さが原因で不協和音が…でも釣りを通して知ったお互いのこと、かめざしの過去。それを受け入れながら4人で一つのアングラ女子会になっていく過程が素晴らしかったです!最後まで楽しく読ませていただきました!面白かったです!

キャラ A
めざしはイジメを受けた過去がありどこかオドオドして不安そうな感じがありましたけど、最後はかわいい女の子になっていましたね。椎羅はちょっと強引でしたけどノリのいい関西弁と明るさが魅力でしたね!凪はクールで落ち着いていて、明里は勝気な性格が印象的でした!

最後に
テンポのいい会話劇が魅力な青春+日常ものでした!これはぜひ続きが読みたいですね!まだまだめざしたちの物語を読めることを楽しみにしています!

どんな人にオススメか?
日常系の作品を読みたい方は!テンポのいい会話劇でガンガン読ませてくれる作品です!椎羅たちのノリのいい関西弁も最高です!釣り要素もしっかりしていて釣り好きも楽しめます!気になった方は!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル

女子高生の放課後アングラーライフ



著者

井上かえる



レーベル

角川スニーカー文庫

ISBN

978-4-04-111608-1
表紙の画像は「版元ドットコム」様より


どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています
さて、今回紹介するのは空埜一樹さんの「魔王使いの最強支配」です!
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ストーリー A
内容は、魔物使いとして勇者パーティーで活躍するルイン。しかし彼は魔物とテイムできずに、パーティーでは陰の司令塔としてオールラウンダーとして活躍していた。そんなある日、勇者で幼馴染のクレスからパーティーを追放される。途方に暮れるルインだが、死の魔王と呼ばれる美しい女性・サシャをに出会ったことで魔物使いから魔王使いへとジョブチェンジ!そして魔王サシャのテイムに成功してしまう!ルインはサシャの願いである人類と魔族の調和を目指し、全ての魔王を従えるべく旅をすることになるが…とこんな感じです!

〜追放されたら最強に〜
空埜さんの新作!参加させていただいているHJ文庫公式レビュアープログラムの作品になります。ありがとうございます。パーティー追放ものと勇者魔王もののいいところががっちりと噛み合ったファンタジーでした!面白かったです!
まず序盤。いきなりルインが勇者パーティーから追放されます。魔物使いなのに魔物をテイムできないのは確かに痛手ですけど、本当の理由がそうではないところにクレスという人間の限界を感じますね…途方にくれるルインですが、死の魔王サシャに出会い魔王使いというジョブにチェンジ。さらにはサシャのテイムに成功します!紆余曲折の末、ルインはサシャの願いである人と魔族の調和に向けて動きだします。そしてここから物語が本格的にスタート!追放ものの魅力であるルインが抜けてからパーティーがうまく依頼をこなせない…というところはしっかり押さえつつ、サシャという魔王と共に様々な問題を解決したり共に戦うルイン。途中からクレスに愛想をつかして勇者パーティーを抜けたセレネも加わり賑やかに旅を続けます!終盤では完全にやらかしているクレスと色々有つつも、読み応えのあるバトルシーンですごく盛り上がっていました!最後まで楽しく読ませていただきました!面白かったです!

キャラ A
ルインは魔物使いとしては魔物を1匹もテイムできないというダメっぷりですが、実は勇者パーティーではなんでもこなすオールラウンダーで陰の司令塔という実力者。でもおごったところが全然なくて好青年でしたね!サシャは大食いの死の魔王。魔王らしくなんでもできる!みたいな雰囲気を醸し出しますがちょいちょいへっぽこなのがグッド!セレネは幼馴染としてルインのことをよくわかっているかわいい精霊術師でした!

最後に
追放ものと勇者魔王もののいいところを取り入れたファンタジーでした!1巻ではまだまだ物語も序盤なので2巻以降も楽しみですね!続刊待ってます!

どんな人にオススメか?
追放もの+勇者魔王ものというファンタジーが読みたい方は!お互いのいいところを取り入れた読み応えのあるファンタジーです!サシャ、セレネといったヒロインたちもかわいい!気になった方は!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル



魔王使いの最強支配



著者



空埜一樹



レーベル



HJ文庫



ISBN



978-4-7986-2581-2


表紙の画像は「版元ドットコム」様より




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