2022年02月

どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています

さて、今回紹介するのは平坂読さんの

変人のサラダボウル2

です!
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前巻の記事↓


ストーリー A
内容は、現代日本のパラレルワールドのような異世界から転移してきたサラとリヴィア。探偵の仕事を通じて知り合いや友達も増えたサラと、なぜかホームレス生活に馴染んでいるリヴィア。2人はそれぞれ楽しく暮らしていた。そんなサラをなんとか学校に通わせたい惣介はなにか方法はないかとブレンダに相談するが…一方のリヴィアは関係を持ってしまったカルト教団の筆頭である皆神望愛のフィギュア作りのモデルとなることに…そして成り行きから元セクキャバ嬢のプリケツとバンドを組むことに…果たしてそれぞれの人間ドラマの行方は…とこんなかんじです!

〜リヴィアがフィギュアのモデルに…?〜

シリーズ第2弾!コミカライズも決まってこれから長期シリーズとして安定していきそうですね!今回は短めの230pながら魅力的なキャラ同士のコメディにクスッと笑えるパロ、そして予想もしていなかった方向に転がるストーリーと濃密な物語を楽しませていただきました!面白かったです!
ストーリーについて語る前に…めっちゃありがたかったのが巻頭にキャラ紹介があること。この作品は1巻の時点で割とキャラ多めだったので各キャラとの関係性もわかるこういyキャラ紹介はマジでありがたいです…ありがとうございます岩浅さん…
さて、物語は前巻の続きから始まりますが大きくお話が動いたのはリヴィアサイドですね。なんだかんだでホームレス生活を続けるリヴィア。また怪しい男に怪しいバイト?を斡旋してもらったりしていましたが、異世界の力を披露してしまったカルト教団の望愛がリヴィアの像を作るためにリヴィアを3Dモデルのアドバイザー(ヒモ)にするというとんでもない展開に…こうして文章で書くと「はぁ?」って感じなんですけど、平坂読さんの物語の中では生きたキャラで紡がれる物語なのですんなり入ってきちゃうんですよね…そしてこれがめちゃくちゃ面白い。さらになぜかプリケツこと明日美とバンドを組むことに…急激にギターがうまくなったり望愛に曲を作ってもらったりとツッコミどころ抜群のくせに本当になんでこんなにすらすらと読ませてくれて面白いんですかね…魔力が凄まじいです…一方のサラサイドも順調に日本での生活に馴染んで惣介の仕事を時折手伝ったりで充実した毎日を送っています。サラは本当に生き生きしていて楽しそうですよね。そしてサラを学校に通わせるためにはどうすればいいかという問題に直面します。この辺りもめちゃくちゃ面白かったですね…こうギリギリ現実路線なのがすごくいいんですよね…そんなこんなで2巻も濃い物語を楽しませていただきました!面白かったです!

キャラ A
サラちゃんは相変わらずかわいいですね。そして僕に競馬の予想を教えてほしいです(真顔)リヴィアはなんだかとても運命的なものに振り回されていますが、充実してそうなのでいいんですかね…?望愛は正直1巻の時はここまで重要なキャラになるとは思っていなかったですけどめっちゃ魅力的でしたね!個人的にこの物語で1番好きかもしれないです!プリケツこと本名明日美さんもグッドでした!

最後に
今回も最後まで楽しく読ませていただきました!早く3巻も読みたいです!まだまだ物語は序盤だと思うのでこれから動きが出てきて盛り上がるの楽しみにしてます!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル

変人のサラダボウル2



著者

平坂読



レーベル

ガガガ文庫

ISBN

978-4-09-453052-0
表紙の画像は「版元ドットコム」様より



どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています

さて、今回紹介するのは作者さんの

小悪魔少女は、画面の向こうでデレている

です!
⚠︎酷評です。読みたくない方はブラウザバックで
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ストーリー C
内容は、コロナによるリモート授業が行われる中で始まったクラスのメンバーによる匿名チャット。そんな匿名チャットの場で文人と幼馴染の千夜はお互いの正体を知らずに会話をしていた。いつも文人をからかう千夜は文人のことが好きだが、文人は千夜に振られたと勘違いしていてなかなか千夜の想いが伝わらずにいたが…とこんな感じです。

〜画面の向こうで幼馴染は〜

只木ミロさんの新作!デビュー作の「スクランブル・イレギュラー」が面白かったので楽しみにしていたんですが…個人的に合わないのも含めてこれはないです。出汁も具も味噌も入ってない味噌汁。そんな感じのラブコメでした。以下酷評です。
気になったのは3点

・薄い
・背景がぼやけてる
・チャットが読みづらい

もうとにかく何もかも薄すぎます。ページ数もたったの220p、主人公もヒロインもサブヒロインも印象に残らず輪郭がぼやっとしていて存在感が薄い、ストーリーの内容が薄い、ラブコメのラブもコメも薄い…味噌汁頼んで白湯が出てくるような感覚です…しかもこれだけ薄いのに値段は同月のGA文庫の他の新作、300pのものと変わらないって…
あとは背景がめっちゃぼんやりしているのも気になりました。とにかくギャップがないんですよね。コロナ禍のニューノーマルが舞台なのにコロナだからリモート授業やっているという言葉が文章中に置いてあるだけ。クラスのみんな匿名でチャットやっているのはわかるだけ。全部情報が置いてあるだけで平時とのギャップとか経緯とかそういうのが全然伝わってきません。なんで匿名チャットとかやる必要があるんですか?クラスLINEあるでしょ?文人と千夜が匿名チャットやっているならともかくクラス全員が匿名チャットやる意味がこの作品からは見出せません。
あととにかくチャットが見づらい。HNの長さがバラバラなので「」の位置が人によってズレるんですけど、とにかく目線が行ったり来たりして目が疲れます…それが序盤100p近く続くので純粋に苦痛です…よくあるLINE画面風のデザインにしろとは言わないですけどこの辺もう少し工夫してくださいよ…
とにかく物理的にも内容的にも薄い作品でした。

キャラ C
薄い。もう本当にこれしかない。主人公の魅力が発揮される前に、ヒロインの魅力が発揮される前に、サブヒロインの魅力が発揮される物語が終わる。ゆえに薄いです。

最後に
薄かった。ただそれだけです。続刊は出ても買いません。

どんな人にオススメか?
オススメはしません。気になった方は試し読みの上自己責任で。デビュー作の「スクランブル・イレギュラー」はオススメします。

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル

小悪魔少女は、画面の向こうでデレている



著者

只木ミロ



レーベル

GA文庫

ISBN

978-4-8156-1210-8
表紙の画像は「版元ドットコム」様より



どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています
さて、今回紹介するのは夏みのるさんの

「異世界でペンション始めました。 世界で唯一の黒魔女ですが、この力はお客様のために使います。」

です!
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ストーリー A
内容は、日本でペンションを営んでいたものの事故死してしまい異世界に転生したルナン。なんと彼女は世界を変えてしまうほどの力をもつ黒魔女らしい。しかし前世の記憶を思い出したルナンがやりたいことは魔術を極めることでもその力を使うことでもなくペンション経営!森の中の洋館を魔女の力で綺麗に整えお手頃価格で綺麗な部屋や美味しい料理を提供する…そんな彼女が営む宿にはなぜかもふもふなお客様がやってきて…とこんな感じです!

〜日本の記憶を頼りに異世界でペンション経営!〜

夏みのるさんの新作!個人的に初挑戦の作家さんですね。ペンションを経営するルナンと獣の亜人コクランやその契約獣たちとの日常が楽しい異世界ののんびりファンタジーでした!面白かったです!
まず序盤。ルナンが異世界でペンションを開くまでの過程が語られます。ルナンが前世の記憶に目覚め黒魔女と呼ばれる力を隠してペンションを開く…サクサクと語られるオープンまでの過程でぐっと物語に引き込まれましたね!お話は黒獅子の亜人コクランとその契約獣であるグランが初めてのお客様としてやってくるところからゆったり動き出します。世間から軽蔑視される亜人にも優しいルナン。そんな彼女が営む宿に徐々に癒されていくコクラン。もふもふなグラン。温かくて優しいペンションでの生活。どこかのんびりとした日常は読んでいて癒されますね…その後はコクランの友達?である白狐の亜人キーやその契約獣コンも加わりもふもふ度アップ!ルナンとコクランをはじめとしたお客さんたちとのやりとりは見ていて飽きないです!そんな日常が最後までぎゅっと密度濃く描かれていて大満足の1冊でした!面白かったです!

キャラ A
ルナンは最初は普通の女性なのかな?と思っていたのですが、1人でペンションを切り盛りして結構タフでしたね。優しさが溢れるお客様とのやりとりもグッド!コクランは最初は警戒度マックスだったんですけど、ホットケーキを食べてから少しずつ変わっていきましたね…ちょっとかわいくて?時には頼りになる男性でした。その他にももふもふな契約獣やルナンの師匠である黒猫、ペンションを訪れるお客さんはみんな魅力的でした!

最後に
優しくて温かい異世界ペンションの日常が楽しめる作品でした!これはぜひ2巻も読みたいですね!これからルナンがどんなお客様と接していくのか楽しみです!続刊待ってます!

どんな人にオススメか?
スローライフ系の異世界ものが好きな方は!ルナンとお客様のやりとりやもふもふな契約獣に癒されます!すでにコミカライズもされていてコミックスも発売済みです!気になったかたは!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル

異世界でペンション始めました。 世界で唯一の黒魔女ですが、この力はお客様のために使います。



著者

夏みのる



レーベル

カドカワBOOKS

ISBN

978-4-04-074403-2
表紙の画像は「版元ドットコム」様より


どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)

さて、今回2月後半発売の注目ライトノベルを紹介していきます!後半は16日から28日発売のライトノベルです!この記事では僕が注目しているラノベを紹介しているだけで、2月後半に発売するすべてのライトノベルを網羅しているわけではないのであしからずm(__)m それではいってみましょう!

2月17日発売 電撃の新文芸
「Unnamed Memory -after the end- I」古宮 九時(著者) chibi(イラスト)




2月18日発売 ガガガ文庫
「変人のサラダボウル2」平坂読(著) カントク(イラスト)




2月18日発売 ガガガブックス
「異世界忠臣蔵 ~仇討ちのレディア四十七士~」伊達康(著) 紅緒(イラスト)




2月19日発売 富士見ファンタジア文庫
「運命で結ばれた恋人……のあざとい妹と一線を越えてしまう、あの日まで」来生直紀(著者) pon(イラスト)
「じつは義妹でした。2 ~最近できた義理の弟の距離感がやたら近いわけ~」白井ムク(著者) 千種みのり(イラスト)
「経験済みなキミと、 経験ゼロなオレが、 お付き合いする話。 その4」
長岡マキ子(著者) magako(イラスト)







2月25日発売 MF文庫J
「さあ、脱獄を始めましょう」藤川 恵蔵(著者) 茨乃(イラスト)
「聖剣学院の魔剣使い9」志瑞祐(著者) 遠坂あさぎ(イラスト)
「人外教室の人間嫌い教師 ヒトマ先生、私たちに人間を教えてくれますか……?」来栖夏芽(著者) 泉彩(イラスト)







2月25日 ダッシュエックス文庫
「迷子になっていた幼女を助けたら、お隣に住む美少女留学生が家に遊びに来るようになった件について」ネコクロ(著/文)緑川 葉(イラスト)


2月25日発売 オーバーラップ文庫
「一生働きたくない俺が、クラスメイトの大人気アイドルに懐かれたら1 腹ぺこ美少女との半同棲生活が始まりました」岸本和葉(著者) みわべさくら(イラスト)



2月25日発売 メディアワークス文庫
「きみは雪をみることができない」人間六度(著者)




以上になります!
注目の新作は「異世界忠臣蔵」「一生働きたくない俺が、クラスメイトの大人気アイドルに懐かれたら」の2作品!前者は伊達康さん久しぶりの新作ということで待っていたファンの方も多いのではないでしょうか!コミカルなファンタジーらしいので楽しみです!後者はヒロインがご飯を食べる系半同棲ラブコメということで楽しみにしてます!

続刊は「変人のサラダボウル2」「じつは義妹でした。2」に注目!「変人のサラダボウル」は1巻がめちゃくちゃ面白かったので本当に楽しみです!サラのかわいいところがたくさん見られることに期待!「じつは義妹でした。」は義妹系ラブコメなんですけどこれがまためちゃくちゃ面白かったのでこちらも楽しみですね!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)
2月も引き続きよろしくお願いします!

どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています
さて、今回紹介するのは岩柄イズカさんの「『ずっと友達でいてね』と言っていた女友達が友達じゃなくなるまで2」です!

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前巻の記事↓

ストーリー A
内容は、ゲームを通じて知り合い友達になった優真とゆい。同じ高校に入学することになった2人はクラスも同じになり順調に学校生活を送っていた。2人の距離も縮めたいとお互いに思う優真とゆい。しかしゆいはもし優真に振られてしまったらと考えるとなかなか勇気が出ずにいた。果たして2人の恋はどうなるのか…とこんな感じです!


〜恋人になりたいけど〜
シリーズ第2弾!1巻がすごく甘くて最高に楽しく読ませていただいたので続刊すごく楽しみにしてました!今回も甘々な2人の様子にニヤニヤが止まらないラブコメでした!面白かったです!
まず序盤。いよいよ高校に入学することになった優真とゆいの様子が描かれます。ゆいが不安がって優真の手を握ったり満員電車で密着したりと序盤から甘々全開でニヤニヤが止まりませんでしたね。そして始まる学校生活。髪の色のせいでどうなるのかと不安でしたが、クラスの女の子たちとも馴染めているようで親目線で安心しちゃいますね。優真もきっと同じ思いでしょう。優真の中学時代からの友達である飛鳥恵、名護くんも加わって今まで見たことがなかったゆいの表情も見れるようになってグッド!しかしやはり2人の間に立ちはだかるのはお互いの恋心…お互い振られるのが怖くてこのままずっと友達で…なって思ってしまいそれが行動に現れてしまいます。純粋な2人だからこその悩みは思わず応援したくなっちゃますね。ラストのゆいの悶絶には最高にニヤニヤさせていただきました!今回も最後まで楽しく読ませていただきました!面白かったです!

キャラ A
優真は相変わらずゆいファーストで動いて物事を考えられていい男の子でしたね。ゆいは相変わらずの可愛さで小動物的なかわいさにさらに拍車がかかっていました!こんなにかわいい生き物の恋は絶対に実ってほしいですね…今回初登場の恵、名護くんもゆいの新たな一面を引き出してくれたり恵×名護くんカップルによるイチャイチャも楽しかったです!

最後に
2巻もめっちゃ甘くて最高に楽しませていただきました!これは3巻でないとダメでしょ!今1番甘いラブコメ…!ぜひ!3巻をぜひ!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル

『ずっと友達でいてね』と言っていた女友達が友達じゃなくなるまで2



著者

岩柄イズカ



レーベル

GA文庫

ISBN

978-4-8156-1392-1
表紙の画像は「版元ドットコム」様より



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