2022年06月

どうも夏鎖です(≧∇≦)

さて、今回6月後半発売の注目ライトノベルを紹介していきます!後半は16日から31日発売のライトノベルです!この記事では僕が注目しているラノベを紹介しているだけで、6月後半に発売するすべてのライトノベルを網羅しているわけではないのであしからずm(__)m それではいってみましょう!

6月17日発売 ガガガ文庫
「塩対応の佐藤さんが俺にだけ甘い6.5」猿渡 かざみ(著) Aちき(イラスト)
「高嶺さん、君のこと好きらしいよ」猿渡 かざみ(著) 池内たぬま(イラスト)
「変人のサラダボウル3」平坂読(著) カントク(イラスト)
「魔女と猟犬3」カミツキレイニー(著) LAM(イラスト)
「ママ友と育てるラブコメ」緒二葉(著) いちかわはる(イラスト)
「霊能探偵・藤咲藤花は人の惨劇を嗤わない2」綾里けいし(著) 生川(イラスト)













6月17日発売 富士見ファンタジア文庫
「顔さえよければいい教室 1.詩歌クレッシェンド」三河ごーすと(著者) necomi(イラスト)
「うしろの席のぎゃるに好かれてしまった。 もう俺はダメかもしれない。」陸奥 こはる(著者) 緋月 ひぐれ(イラスト)
「純白令嬢の諜報員 改編II.審判の時」桜生 懐(著者) ファルまろ(イラスト)
「じつは義妹でした。3 ~最近できた義理の弟の距離感がやたら近いわけ~」白井ムク(著者) 千種みのり(イラスト)









6月20日発売 GCN文庫
「クラスメイトの元アイドルが、とにかく挙動不審なんです。2」こりんさん(小説) kr木(イラスト)




6月24日発売 MF文庫J
「同い年の妹と、二人一人旅」三月みどり(著者) さけハラス(イラスト)
「失恋計画と初恋計画 キミとの恋は、もう失敗しないから」月見 秋水(著者) はる雪(イラスト)
「聖剣学院の魔剣使い10」志瑞祐(著者) 遠坂あさぎ(イラスト)








6月24日発売 ダッシュエックス文庫
「冴えない男子高校生にモテ期がやってきた ~今日はじめて、僕は恋に落ちました~」常世田 健人(著/文)フライ(イラスト)
「許嫁が出来たと思ったら、その許嫁が学校で有名な『悪役令嬢』だったんだけど、どうすればいい?」


6月24日発売 メディアワークス文庫
「本日は、離婚日和です。」神戸遥真(著者)




6月29日発売 星海社FICTIONS
「メイド喫茶探偵黒苺フガシの事件簿」柴田勝家(著)



以上になります!
注目の新作は「顔さえよければいい教室」「高嶺さん、君のこと好きらしいよ」の2作品!もうこの2作品は確実に面白いので言うことないですよね。前者は三河ごーすとさんの新作でTwitterなどで積極的に宣伝されていてもう面白いの確定。イラストもnecomiさん。これ以上の勝利ありますかっていう勝ち確です。後者は猿渡 かざみさんの新作でイラストは池内たぬまさん。もう絶対に面白いじゃん…しかもラブコメということでさらに楽しみですね!

続刊は「霊能探偵・藤咲藤花は人の惨劇を嗤わない2」「じつは義妹でした。3」に注目!前者はダークでオカルティックな雰囲気漂う伝奇もの。1巻がめちゃくちゃ面白かったので楽しみです!「じつは義妹でした。3」は2巻も安定して面白かったので3巻も楽しみですね!3巻でもかわいい晶の姿が見られそうで楽しみです!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)
6月も引き続きよろしくお願いします!

どうも夏鎖です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています

さて、今回紹介するのは二月公さんの

声優ラジオのウラオモテ #07 柚日咲めくるは隠しきれない?

です!
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前巻の記事↓


ストーリー A
内容は、ラジオのパーソナリティとしては抜群の力を発揮するものの、自分より他の声優がいいという声優ファンの心が邪魔をするせいでなかなかオーディションに受からない柚日咲めくる。そんな彼女はマネージャーの交代をきっかけにこのままではダメだと自分を変えようとする。しかし自分を変えることは難しい。果たしてめくるは自分を乗り越え真の声優になれるのか…とこんな感じです!

〜声優として声優ファンとして〜

シリーズ第7弾!めっちゃ待ってました!オールウェイズで安定して面白いお話と魅力的なキャラを読ませてくれるのはこの作品だけです。今回はめくるサイドのお話ということで終始ニヤニヤしながら読ませていただきました!面白かったです!めくるしか勝たん!
まず序盤。めくるが声優になるまでの物語が描かれます。おぉ…めくるちゃん案外普通の女の子…そして花火とはこの頃から仲いいんですね…微笑ましい…養成所で一、二を争う優秀さでブルークラウンに所属。これから順風満帆な声優生活が始まる!かと思いきやオーディションで自分の中の、声優ファンとしての藤井杏奈が邪魔をしていることに気づきます。めくるちゃん…こんな風に本当の自分を抱えていたんですね…そして時系列は6巻に戻りやすみがリーダーとして飾莉やミントを引っ張る裏で色々頑張るめくるが描かれます。やっぱりめくるは大人でこういう気遣いとかフォローがしっかりできますね。まぁ時々声優オタクが暴走するんですけどw そして物語はめくるがオーディションになかなか受からないという問題にシフトしていきます。変わったマネージャーからそのことを指摘され変わらなきゃと思うめくる。ラジオのパーソナリティとしてみんなを幸せに、声優を生かす声優にはなれるけどオーディションでは声優ファンの自分が邪魔をして…6巻までに見てきためくるとは全く違う弱いめくるの姿はなんだか寂しい一方、本当の彼女を見れた気がしますね…色々なことがありながらもやすみや夕陽にも励まされて最後はしっかり決めるめくるは本当に輝いてました。やっぱりめくるしか勝たん!最後まで楽しく読ませていただきました!面白かったです!

キャラ A
めくる…!僕はもうずっとめくるちゃんが好きなんですけど、今回は本当にめくるファンとして最高の1冊でしたね。彼女が声優になるまでの過程、声優ファンの声優が故に抱える悩み。やすみの裏で色々サポートしていた大人な彼女の姿。ラジオのパーソナリティとして最強な彼女の姿。そして1人の声優として女の子として弱い彼女の姿…めくるちゃんの全部が愛おしい。やっぱりめくるしか勝たん!勝たんよ!

最後に
今回も最高でした!特に大好きなめくるサイドからのお話ということで大好きな彼女のことをさらに知ることができて最高の一言でした!8巻からはまたやすみサイドのお話に戻ると思うので続刊も楽しみです!


それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル

声優ラジオのウラオモテ #07 柚日咲めくるは隠しきれない?



著者

二月公



レーベル

電撃文庫


ISBN

978-4-04-914449-9

表紙の画像は「版元ドットコム」様より


どうも夏鎖です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています

さて、今回紹介するのは東崎惟子さんの

竜殺しのブリュンヒルド

です!
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ストーリー A
内容は、幼い頃に竜に拾われエデンと呼ばれる楽園で16歳まで過ごしたブリュンヒルド。しかし最愛の竜は実の父親である竜殺しのシキベルトによって殺された。愛する竜を殺されたことを憎んだブリュンヒルドは他人を憎んではならないという教えを破り復讐を試みるが…とこんな感じです。

〜竜殺しの娘は人を憎む〜

第28回電撃小説大賞銀賞受賞作。表紙がはちゃめちゃに素敵で発売前から読むのすごく楽しみにしてました。

そしてやられました。

読み終わってからしばらく呆然としました。とてつもない作品でした。御伽噺のような、それこそ作中で語られる狼に育てられた人間の話かと思ってました。全然違いました。ふざけんなという感情と圧倒という感情がぐちゃぐちゃになってます。なんなんだこの作品。めっちゃ面白い。これは間違いないです。でもこんなに気持ちをかき乱してくる作品は久しぶりです。
まず序盤。竜に拾われるブリュンヒルドが描かれます。竜の血を浴びても死なない人間の幼児。そんな彼女を竜は育てることに決めます。読み終わってから思うとこの序盤が1番この作品で幸せだったのかもしれませんね…竜の愛を受け美しい少女へと成長していくブリュンヒルド。エデンと呼ばれる楽園で生きるものは皆家族で愛に溢れている。しかし平穏な日々はエデンにある資源を狙う人間によって破壊されようとしています。かつては人間に対抗できた竜も進歩する科学力を前に劣勢になり…なんというか終わりに近づいていく楽園の姿は悲しさが溢れてますね…そんな終わりを予見してブリュンヒルドに外の世界を見せる竜の優しさが、作品を読み終わってから痛いほど伝わってきます。そして愛し愛された竜が殺されたことでブリュンヒルドの復讐の物語が始まります。竜を殺したのは実の父親でしかも竜殺し。竜が混じったブリュンヒルドが望む絶対に敵わない相手への復讐譚は読んでいる最中は何も思わなかったのに、後になって振り返ると全部計算されていたんですよね…そしてラスト。心のどこかで絶対に大丈夫だと思っていた感情が…もうただ圧倒されました。あぁそっかって。すごい作品でした。もうそれ以外の言葉はないです。

キャラ A
ブリュンヒルドはすごく魅力的なんですけど好きになれない女の子ですね。この作品においては絶対的正義であり絶対的な悪である。すごい女の子でした。取り上げたいキャラはたくさんいるのですが、個人的にはやっぱりザックス。彼だけはやっぱりどうにかしてとてつもなく幸せになってほしいです。

最後に
とんでもない作品でした。すごい。ただそれだけです。流石に1巻完結だと思いますが東崎さんの作品はまた読みたいです。新作待ってます。

どんな人にオススメか?
ファンタジーが読みたい方は!とんでもない作品です。読み終わってからしばらく呆然とさせるくらいのパワーがあります。気になった方は。

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル

竜殺しのブリュンヒルド



著者

東崎惟子



レーベル

電撃文庫


ISBN

978-4-04-914216-7

表紙の画像は「版元ドットコム」様より



どうも夏鎖です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています
さて、今回紹介するのは藍月要さんの

高度に発達した現代工学ならば魔法すら打ち破れる

です!
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ストーリー A
内容は、ある日の夜。公園で怪物と戦う妹のすずめ姿を目撃した神鳥谷鷹久。なんと彼女は魔法少女として異世界の魔法使いと戦っているという。妹を危険な目に合わせるわけにはいかない。鷹久は魔法に関わる力を持たないながらも高専生として得た工学の知識と自作のガジェットとパワードスーツで怪物たちに立ち向かう!魔法VS現代工学のバトル開幕!とこんな感じです!

〜魔法は現代工学で打ち破る〜

藍月要さんの新作!個人的には「あなたのことならなんでも知ってる私が彼女になるべきだよね」以来の作品になりますね。あちらもはちゃめちゃに面白いラブコメだったんですけど…。今作は魔法に現代工学で立ち向かうという現代異能?もので魅力的なキャラと熱いバトルで楽しませていただきました!面白かったです!
まず序盤。鷹久が妹のすずめが魔法少女として異形の怪物と戦うところを目撃するところから始まります。そしてすずめが異世界の魔法使いと戦っていることを知ります。兄としてすずめのことが放っておけない鷹久は魔法の力はないものの高専生として得た現代工学の知識や所属するガジェット研究部の面々と協力して魔法使いと戦うことに…あまり馴染みのない高専生としての鷹久の紹介や魔法使いと戦うことになるまでの流れは非常にスムーズでスッと物語にはいっていけましたね!魔法使いと戦うにあたりすずめのことを魔法少女にしたペンギンの姿をした味方の魔法使い、通称ペン姉さんと協力することになるんですけどこのペン姉さんがマジで良いキャラしてるんですよ。やっぱり魔法少女(現代工学を使った高専生物理)ものにはかわいいマスコットキャラですよね!魔法使いたちとのバトルはとにかくすごい!鷹久たちが得意とする現代工学とペン姉さんの魔法を組み合わせて超ハイブリッドなガジェットやパワードスーツを作り敵を粉砕!こういう戦い方は中二心くすぐられますね!しかもただ現代工学(物理)ではなくて、二重三重に張り巡らされた策に魔法使いをはめて追い詰めていくのがめちゃくちゃいいんですよ!こういうバトルは燃えます!後半は強敵とのバトルあり、そして妹のすずめのことが明かされて…うわぁ…めっちゃ好き。たまんないっすね。こういう妹キャラ。最後のバトルシーンはめちゃくちゃ熱くて最後まで楽しく読ませていただきました!面白かったです!

キャラ A
鷹久は高専生という珍しい属性を持った男の子。工学オタクっぽいところや妹をめちゃくちゃに大切にするところがグッド!バトルシーンでは熱い一面も!すずめは前半からの後半の落差がヤバいですね…こういう女の子はちゃめちゃに好きなんですけど?需要しかないんですけど?ペン姉さんはペンギンの姿をした異世界の魔法使い!お姉さんなんだからね!という感じの口調とキャラ、ペンギンのフォルムがめちゃくちゃいい!ガジェット研究部の面々や他のキャラもめちゃくちゃ魅力的でした!

最後に
現代工学で魔法をぶん殴るというめちゃくちゃ面白い現代異能もの?でした!結構綺麗にまとまってますけどキャラも魅力的ですしぜひ2巻も読みたいですね!続刊待ってます!

どんな人にオススメか?
現代異能の亜種?みたいな作品が読みたい方は!魔法を現代工学という物理でぶん殴るバトルと緻密に練られた作戦、魅力的なキャラとどれをとっても最高!気になった方は!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル

高度に発達した現代工学ならば魔法すら打ち破れる



著者

藍月要



レーベル

角川スニーカー文庫

ISBN

978-4-04-112576-2

表紙の画像は「版元ドットコム」様より


雑談。毎月恒例のやつ。駄文。今回は2テーマで。

Twitterラノベ界隈
Twitterって公共の場だということをつくづく実感する。とはいえこれはTwitterのサービス自体の話というよりはTwitterラノベ界隈のお話。もう何年も前から角が立つからと個人的に合わなかった作品の作品名は出さないようにしている。もう5年くらい前の作家は読者に関わらない。ラノベ作家はエゴサしないみたいな空気は絶対に帰ってこない。
それが悪いとも良いとも思わないけど、保守派からすれば読者の領域に作者があんまり入ってほしくないみたいなアレはある。きっと今は過渡期で作家さんの領域と読者の領域が浸透するみたいに交わってきているのだと思う。だから割と読者の領域の端っこにいる僕は交わりを見て微妙な気持ちになっているんだなと。
あとはなんだろ?作家さんのセルフブランディングが読者への擦り寄り?みたいに思ってしまう時がある。ひねくれ者なので。そうじゃなくて純粋に読者の方と交流したい作家さんもいるのは知ってるし、少なくとも僕がフォローしてる作家さんは違うと思う。でも作家さんなんて読者のことなんか気にしないでいいと思う。別に僕は作家さんにキャラクター性や人間性を求めてない。求めてるのは面白い作品を書いてくれる作家性だ。いくら紳士的でかっこいいラノベ作家さんがいても、とんでもない美少女ラノベ作家がいても(ひと昔前はラノベ作家は全員美少女だなんていうミームがあった)作品が面白くなかったらきっとTwitterでのペルソナなんて意味はない。だから作家さんがパーソナリティ的に向いてないならTwitterをやる必要なんてないと思う。Twitterやってないラノベ作家が売れている例なんていくらでもあるのだから。僕は手に取る紙の本だけで作家さんの存在を感じられれば充分だ。

色々言ったけど僕は作家さんと交流するの好きだ。でも現役高校生みたいにFF外の作家さんにガツガツ行こうとは思えない。陰のキャなのでリプライいただいた時に内心喜びながらリプ返してます。これくらいでいいと思うんですよね。Twitterでの作家さんとの距離感なんて。

2巻決定に思うところ
これは随分昔にも書きましたけどここ2年くらいラノベの新作が出たら「2巻決定しました!」がTwitterで言われるようになった。それで続刊が出るか否か判断するようになった。いや純粋なツッコミとして続刊前提で新作出すなら2巻決定しました!は喜んで言うことじゃなくて、当たり前にするべきことでしょ…と。でもすごくわかる。今じゃ3巻打ち切りどころか2巻打ち切りさえなくて1巻打ち切りが当たり前なのだ。2巻決定はそれなりに売れたということで喜ばしいことのはず。でも昔はきっと今1巻打ち切りくらいの売り上げでも2巻が、3巻が出ていた作品があったと思うのだ。それを思うと寂しい。でもさ発売前にコミカライズ決まったりした作品が1巻打ち切りになったり、2巻打ち切りになったりとか辛いじゃん。

ラノベもそろそろ新作点数絞って最低3巻出すような売り方をしてほしいなと思う一方、それをやると新作の多様性は確実になくなるなとも思う。それに僕はたくさんの新作を読みたい。難しい話だ。でもTwitterで2巻決まりました!っていうくらいなら1巻で打ち切りですの方を言ってくれた方がまだマシだくらいに感じる。

以上駄文でした。最近読んだ面白かったラノベ





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