2023年07月

どうも夏鎖です(≧∇≦)

さて、今回は8月前半発売のオススメライトノベルを紹介していきます!
前半は1日から15日発売の作品を紹介していきます!この記事では僕が注目しているラノベを紹介しているだけで、来月発売するすべてのライトノベルを網羅しているわけではないのであしからずm(__)m それではいってみましょう!

8月1日発売 角川スニーカー文庫
「異世界転生事件録 人見知り令嬢はいかにして事件を解決したか?」鏑木ハルカ(著者) フルーツパンチ(イラスト)
「なーんにもできないギャルが唯一できるコト2」鈴木大輔(著者) ゆがー(イラスト)
「女友達は頼めば意外とヤらせてくれる2」鏡遊(著者) 小森 くづゆ(イラスト)







8月1日発売 HJ文庫
「精霊幻想記 24.闇の聖火」北山結莉(著) Riv(イラスト)




8月2日発売 Kラノベブックス
「勇者パーティを追い出された器用貧乏5 ~パーティ事情で付与術士をやっていた剣士、万能へと至る~」都神樹(著) きさらぎ ゆり(イラスト)



8月2日発売 Kラノベブックスf
「悪役聖女のやり直し ~冤罪で処刑された聖女は推しの英雄を救うために我慢をやめます~」山夜みい(著) woonak(イラスト)




8月10日発売 電撃文庫
「魔法科高校の劣等生 夜の帳に闇は閃く」佐島勤(著者) 石田可奈(イラスト)
「クリムヒルトとブリュンヒルド」東崎 惟子(著者) あおあそ(イラスト)
「クセつよ異種族で行列ができる結婚相談所2 ~ダークエルフ先輩の寿退社とスキャンダル~」五月雨きょうすけ(著者) 猫屋敷 ぷしお(イラスト)







8月9日発売 GA文庫
「透明な夜に駆ける君と、目に見えない恋をした。」志馬なにがし(著者) raemz(イラストレーター)
「S級冒険者が歩む道 ~パーティーを追放された少年は真の能力『武器マスター』に覚醒し、やがて世界最強へ至る~」さとう(著者) ひたきゆう(イラストレーター)



以上になります!
さて注目の新作は「異世界転生事件録」「透明な夜に駆ける君と、目に見えない恋をした。」の2作品!前者は異世界に転生した刑事が異世界で事件を解決するというファンタジー×ミステリものということで注目してます!後者は盲目の少女との恋愛ものということでこちらも注目してます!大学生が主人公のようなので大人っぽい恋愛にも注目したいですね!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)
8月もよろしくお願いします!

どうも夏鎖です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています

さて、今回感想を書いていくのは夢見里龍さんの

「後宮食医の薬膳帖 廃姫は毒を喰らいて薬となす」

です!
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☆感想☆

暴虐な先帝が処刑され、毒疫に覆われた帝国・剋。先帝の廃姫である慧玲は処刑されかけたが、母親から受け継いだ毒疫を治す食医としての能力を見込まれ処刑を免じられる。慧玲は後宮の食医として貴妃たちの治療をすることに。鱗が生える側妃に、脚に梅の花が咲く妃嬪といった後宮の患者たちを慧玲は治療することができるのか。また彼女の前に現れた謎めいた風水師の正体は…

夢見里龍さんの新作!前作「死者殺しのメメント・モリア」が面白かったので新作楽しみにしてました!本作は中華ファンタジーな世界観で後宮の食医を描いたお話でしたね。毒を持って毒を制する慧玲の活躍が楽しいお話でした!面白かったです!

まず序盤。処刑を免れ食医としえ働くことになる慧玲が描かれます。暴虐を尽くした先帝の廃姫ゆえに処刑されかける慧玲。しかし母親が優秀な食医であり、彼女もその力を引き継いでいたために後宮に広がる毒疫を治療する食医となります。中華ファンタジーの世界観や五行の考えなど、設定もしっかり伝わる物語の始まりでしたね!

食医となった慧玲は後宮で毒疫に臥せる貴妃たちを治療することに!食医ということで漢方などを使って料理をするのですが、毒を持って毒を制するという感じで、あえて毒を用いた料理を作るところが面白かったですね!毒を使う、といってもゲテモノではなくしっかりとした理論に基づき美味しそうな料理なので味を想像してワクワクできるのがグッド!一癖ある後宮の貴妃たちと慧玲のやりとりも見ていて楽しかったです!

そんな慧玲の前にふらっと現れた風水師の鴆も魅力的でしたね!慧玲との切れ味鋭いやりとりの裏に隠した彼の想いや、2人の関係性は一筋縄ではいきそうにないぶん見ていてドキドキします!

終盤では毒疫に侵された村を救うお話があるのですが、ここでの慧玲の肝の据わった立ち回りがすごく良かったですね!何事にも動じず、働き続ける彼女の姿はめちゃくちゃかっこいいです!最後まで楽しく読ませていただいきました!

来月に2巻が出るということで続刊が楽しみですね!慧玲と鴆の関係がどうなっていくかも注目したいです!続刊待ってます!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル

後宮食医の薬膳帖 廃姫は毒を喰らいて薬となす



著者

夢見里龍



レーベル

メディアワークス文庫


ISBN

978-4-04-914983-8




どうも夏鎖です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています

さて、今回感想を書いていくのはくろねこどらごんさんの

「幼馴染たちが人気アイドルになった 1 ~甘々な彼女たちは俺に貢いでくれている~」

です!
⚠︎ネタバレありです
9784824005502_LL

☆感想☆

ストーリー A
内容は、一生懸命働いても報われない大人を見て働きたくないと思った葛原和真。彼はなんと幼馴染の美少女たちにアイドルになってもらい稼いでもらうという衝撃の方法で問題を解決する。高校生になり大人気アイドルグループデイメンション・スターズに所属することになった和馬の幼馴染である小鳥遊雪菜と月城アリサは和真にベタ惚れしていることもあり、アイドルとして稼いだお金をどんどん和真に貢ぐ。そして和真はそのお金をソシャゲのガチャやVtuberへのスパチャで浪費していた。そんな和真のクズ行為を知った転校生の伊集院麗華はなんとか和馬の好意を止めようとするが…とこんな感じです!

〜アイドルな幼馴染がいれば働かなくて大丈夫⁉︎〜

くろねこどらごんさんの新作!本作がデビュー作ですかね?まず言わせてください…これは青春ラブコメじゃねぇ!あらすじに堂々と青春ラブコメと書いているので「おっ!タイトルに甘々ってあるし甘いラブコメか?」と思ったら全然違いましたよ!主人公がガチモンのクズ!ヒロインが総じてヤベェ!ラブコメじゃねぇ!ツッコミどころがめちゃくちゃありますけどいい意味で期待を裏切られました!面白かったです!
まず序盤。和真のクズっぷりが描かれます。働きたくない彼は幼馴染の美少女、雪菜とアリサの好意を利用して?彼女たちにアイドルになってもらってお金を貢がせるという…いや貢がせるだけならまだしもそのお金を散財!ソシャゲのガチャやVtuberへのスパチャでお金を溶かしていきます!雪菜とアリサに恋愛感情がない分、ヒモよりタチ悪いですね…こいつ…そんな和真を心良く思わないのがディメンション・スターズの、そして雪菜とアリサの大ファンである転校生の麗華に目をつけられて…麗華もまぁまぁヤバいやつでしたね。推しアイドルのために自分のメイドを引き連れて転校!転校初日から暴れまくるという…でもこの後の和真のクズっぷりを見るとまだマシなキャラだと思ってしまいます…和真は雪菜とアリサの好意、そして彼女たちから貢がれるお金を使って好き放題!彼を疎ましく思うクラスメイトたちをとんでもないクズっぷりで黙らせたり、雪菜とアリサにコスプレさせて撮影会させたり…序盤だけでもだいぶクズだと思ったのにページを捲るごとに和真のクズっぷりが増していきますね。終盤ではお金で和真のクズっぷりを改心させようとした麗華がきっかけでとんでもないことに…幼馴染ヒロイン2人があんなことになるなんて思ってもいませんでした…衝撃的すぎます…ラストは幼馴染2人がとんでもないことになってしまう展開にびっくりして覚えてません…すげぇよ…この作品…衝撃的なあらすじ詐欺作品でした。面白かったです!

キャラ A
和真はなかなかのクズ主人公でしたね…幼馴染のアイドル2人に貢がせるのはまだしも、そのお金を浪費したあげく文句を言うクラスメイトを雪菜とアリサの好意を使って黙らせるという…すげぇなこの主人公。しかも雪菜とアリサに恋愛感情がないぶんヒモよりタチが悪いです。雪菜は甘々な幼馴染ヒロイン、アリサはツンデレな幼馴染ヒロイン…かと思ったら244pで覚醒しました。ヤベェよ。ヤバいです。転校生のお嬢様・麗華もヤベェですし、基本ヤベェやつしかいないです。

最後に
ラブコメの皮を被ったバケモンでした。タイトル、表紙、あらすじ、全て詐欺です。これはすごい。続刊もお願いします。

どんな人にオススメか?
普通じゃないラブコメ読みたい方は!というかこの作品をラブコメと言っていいのか…?衝撃度に関してはナンバーワンだと思います。主人公がなかなかのクズなので読む人選びますが気になった方は。

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル

幼馴染たちが人気アイドルになった 1 ~甘々な彼女たちは俺に貢いでくれている~



著者

くろねこどらごん



レーベル

オーバーラップ文庫


ISBN

978-4-8240-0550-2




どうも夏鎖です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています

さて、今回感想を書いていくのは中島リュウさんの

「異端審問官シャーロット・ホームズは推理しない ~人狼って推理するより、全員吊るした方が早くない?~」

です!
9784824005496_LL

☆感想☆

ストーリー A
内容は、人に化け人を喰らう怪異《人狼》。そんな人狼を狩るために異端審問官と呼ばれる人々が日々奮闘していた。ロンドンで病気の妹のためにせっせと働くジョンは仕事の途中で人狼を狩る異端審問官のシャーロットに出会う。なんと彼女は人狼を探し当てるよりも全員殺した方が早いという。そんなシャーロットを見ていられなくなったジョンは彼女のために人狼を推理する役目を買ってでることに。なし崩し的にコンビになった2人はロンドンに蔓延る人狼たちを討伐できるのか…とこんな感じです1

〜ロンドンで人狼狩り〜

中島リュウさんの新作!個人的には初挑戦の作家さんでしたね!イギリスはロンドンを舞台に人狼を狩るバトルアクションとして楽しく読ませていただきました!面白かったです!
まず序盤。ジョンとシャーロットが出会うところから物語は始まります!序盤からなかなかバイオレンスでしたね。突然襲ってきた人狼。人狼が誰か推理するのは煩わしいからと全員殺して解決しようとするパワーオブパワー型な異端審問官のシャーロット…この力溢れる感じ嫌いじゃないです!むしろ好き!全員殺して人狼を狩ろうとするシャーロットを止めるためにジョンは推理をして人狼を当てることに!このあたりからいわゆる人狼ゲーム要素が出てきますね!推理といってもミステリのそれではなく人狼ゲーム的なものなのですが、これはこれで楽しい!バディになった2人の絡みも良かったですね!あらゆることをパワーで解決しようとする夢みがちな女の子のようなシャーロットをジョンが突っこんで現実的な解決策を模索する。知と力の組み合わせという感じで良き!物語は中盤から人狼の王と呼ばれる存在が登場しロンドンは大規模な人狼事件が発生し…ここからは怒涛のバトルの連続!という感じで盛り上がりましたし、パワーこそ正義なシャーロットは見ていて楽しかったです!ただ個人的に文章がイマイチ合わず読むのにだいぶ時間がかかりました…多分句点、読点の位置的に読みづらさがあるタイプの文章ですね…とはいえ物語は最後まで楽しませていただきました!

キャラ A
ジョンは病気の妹のために働く良きお兄ちゃん(シスコン)!ツッコミもキレキレでシャーロットの良き相棒でしたね!シャーロットは何もかもをパワーで解決しようとする超武闘派な異端審問官1時折見せる女の子らしさがグッドですね!そのほかのキャラも魅力的でした!

最後に
イギリスはロンドンを舞台にしたバトルアクションとして楽しく読ませていただきました!人狼ゲームの取り入れ方も良かったです!

どんな人にオススメか?
バトル好きな方は!ロンドンを舞台にした人狼vs異端審問官という設定に惹かれる方も多いはず!ジョンとシャーロットのコンビは見ていて楽しいですし、敵も魅力的!気になった方は!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル

異端審問官シャーロット・ホームズは推理しない ~人狼って推理するより、全員吊るした方が早くない?~



著者

中島リュウ



レーベル

オーバーラップ文庫


ISBN

978-4-8240-0549-6




どうも夏鎖です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています

さて、今回感想を書いていくのは平坂読さんの

「変人のサラダボウル5」

です!
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前巻の記事↓


☆感想☆

ストーリー A
内容は、ブレンダとデートすることになった惣助。普段は自制しているアルコールを多量に摂取してしまった彼はブレンダと1夜を共にすることになり…一方のリヴィアは半グレ組織のリーダーであるミコトのボディーガードを務めることに!残り少ないミコトの時間に最期まで寄り添うことに決めたリヴィアが迎える結末は…そしてサラは中学校生活を満喫!演劇祭で主役を務めることになったサラは果たしてどんな劇でどんな役を演じるのか…とこんな感じです!

〜演技と本音〜

シリーズ第5弾!アニメ化も決定して今1番波に乗っているシリーズですね!今回もまた予想不可能なはちゃめちゃに面白い物語を堪能させていただきました!面白かったです!
まず序盤。ブレンダと惣助のデートが描かれます。前回の最終巻でナニをしたんだこの2人!となっていましたが…思った以上にアレで笑いましたw でも惣助の大人らしくスマートなところと珍しく酔い潰れているところ、ブレンダの見た目相応に子供っぽいところを堪能できてよかったです!そして今回の主役であるリヴィア!相変わらずこの娘はとんでもないことをやってますね…w 半グレ組織のリーダーのボディーガードになったかと思えば相変わらずの無双っぷり。地下闘技場で暴れっぷりは流石としか言いようがありませんw しかし今回は余命わずかなミコトのために献身的に尽くす姿が印象的でしたね…リヴィアさんといえば野生的なギャンブル狂のイメージが強かったので、新たな一面を見られるイベントが多くてよかったです。ちょっとエッ…!な一面も見られましたがw ミコトとの関係性は本当に最高でした!そしてサラ!相変わらず中学校での影響力が強いこと…演劇で主役をやるのも、そこで非凡な才能を発揮するのも彼女らしい。それで面白いのだから反則ですよねw 250pにも満たないお話でしたが、それ以上のボリュームを感じて満足度の高い1冊でした!今回も最後まで楽しく読ませていただきました!面白かったです!

キャラ A
今回はやっぱりリヴィアですよね。ギャンブル好きで野生的な普段の彼女は息を(やや)ひそめて、余命わずかなミコトに献身的に尽くす姿が印象的でした!でもよく考えたら今回も結構アングラなことやっているんですよね…まぁかわいいからヨシっ!もちろん惣助やサラ、ミコトも魅了的ですが個人的にはブレンダさん!序盤で見せたあのインパクトはやはり凄まじいです…!

最後に
今回も魅力的なキャラたちによる予測不可能な物語を楽しく読ませていただきました!定期的に続刊は読みたい!秋くらいに6巻が出てくると嬉しいんですけど…とはいえこの作品の続刊はいつまででも待てます!6巻も楽しみです!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル

変人のサラダボウル5



著者

平坂読



レーベル

ガガガ文庫


ISBN

978-4-09-453136-7




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