2023年08月

どうも夏鎖です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています

さて、今回感想を書いていくのは伏見七尾さんの

「獄門撫子此処ニ在リ」

です!
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☆感想☆

ストーリー A
内容は、化物すら恐れる獄門家の娘である撫子。怪異の討伐依頼を受けて訪れたとある屋敷で無花果アマナという女子大生に出会う。普通の人間を自称しながらも怪しげな術を使う彼女と協力しながら撫子は怪異を討伐することに。花天井に潜む謎の怪異、箱詰人身御供、あざなえる呪いの紐…怪異を戦ううちに撫子の中で変化が生まれ、アマナへ向ける感情も変化していくが…とこんな感じです!

〜怪異の肉を喰らう〜

第17回小学館ライトノベル大賞の大賞受賞作!少女と怪異のお話として楽しく読ませていただきました!面白かったです!
まず序盤。撫子とアマナが怪異を討伐するために招かれた屋敷で出会うところから物語は始まります。プロローグがすごくよかったですね…こういう始まりで引き込んでくるのすごく好きです!撫子とアマナの出会いもよき!高校生の女の子が中国服?をきた大人の女性とちょっと場違いな感じがする出会いするのいいですね!最初は普通の人を自称しつつ変な術?を使うアマナに距離がある撫子ですが、怪異を討伐する内に距離が近づいていきます!人を超えたものを宿す撫子がアマナとやりとりするうちに人間らしい感情が芽生えるのいいですね。怪異の肉を喰らわないとお腹を満たすことができない撫子と怪異に惹かれるアマナ。2人の噛み合うようで微妙に噛み合わないような、でも心は通じあっているような。そんな関係性がすごくいい。怪異とのバトルシーンもいいですね!刀を使って斬る!みたいな派手さはないのですが、じんわりくる面白みがあります!終盤も盛り上がりましたね。最後まで楽しく読ませていただきました!

キャラ A
撫子は獄門家の娘!化物を喰らうちょっと普通じゃない女の子。最初は人ならざる者感が強かったのですが、アマナと触れ合ううちに女の子らしい、人間らしい柔らかい部分が出てきて良きでした!アマナはちょっと怪しい?大学生の女の子。最初は怪しげな感じでしたが、どんどん人間味が出てきて良きでした!

最後に
怪異を喰らう少女とどこか怪しげな感じの女子大生のバディが楽しい怪異ものでした!こういう作品貴重なので色々な人に知ってほしいですね…

どんな人にオススメか?
怪異ものが読みたい方は!怪異を喰らう女子と胡乱な女子大生のコンビはすごく魅力的ですし、徐々に人間らしさを見せてくれるのがグッド!気になった方は!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル

獄門撫子此処ニ在リ



著者

伏見七尾



レーベル

ガガガ文庫


ISBN

978-4-09-453142-8

表紙画像のリンク先



どうも夏鎖です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています

さて、今回感想を書いていくのは初鹿野創さんの

「彼とカノジョの事業戦略 : ~詐欺師は、“嘘”をつかない。~ 2」

です!
⚠︎ネタバレありです
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前巻の記事↓

☆感想☆

ストーリー A
内容は、育英選抜試験を突破した成と伊那。2人は世界権競争の本戦に挑むことになる。しかし立ちはだかるのは成の因縁の相手にして自己株1兆円の1位通過者である九十九弥彦。かつて成の父親を敗北に追い込んだ相手との対決に成は密かに燃えていた。そして始まる未来型都市開発モデルの提言という課題。成は自身の武器であるコンサルを活かし自己株ランキング2位の奏晶、そして6位の調布乃栄と同盟を組むために奮闘するが…とこんな感じです!

〜上手くいかない〜

シリーズ第2弾!1巻がすごく面白かったので2巻も楽しみにしてました!今回は1巻にあった鮮やかな逆転劇というよりは成長のために必要なほろ苦いイベントがメインでしたね。しかし自身と向き合いさらに成長する成の姿が魅力的でした!面白かったです!
まずは序盤。いつも通り?な成と伊那の楽しげなやりとりが描かれます!この2人性格は正反対なんですけど、凹凸が噛み合うみたいに相性バッチリなんですよね。見ていて楽しい。育英生選抜試験を突破した2人は未来都市開発モデルの提言という課題に挑むことになります。この課題の成績に応じて自己株があがったり下がったりするシステムというわけですね…相変わらず本格的にビジネスしようとしていてワクワクしますね!そして強力なライバルも登場!自己株1位にしてかつて成の父親を敗北に追い込んだ九十九グループの九十九弥彦が姿を見せます!この圧倒的な絶対王者感…凄まじいですね…そして今回の物語のキーパーソンである唯村阿久麻も登場!この女の子がまた物語をいい感じに掻き乱すんですよね…未来都市開発を行う都市を視察する成たち。しかし成は本調子ではなく…仲間が気づいていない主人公の不調をライバルたちがなんとなく気づくという展開は大好きなんですけど見てるとちょっと辛いですね…中盤以降は成が本格的に空まわることに。自身の弱点というかビジネスではない部分を見抜かれてしまい描いていた計画を何も行うことができないまま…苦しい思いをする成の隣でただ寄り添うだけではなく、一緒に戦おうとする伊那がすごくいい。すぶ濡れだけどキラキラしてます。ラストは決して圧勝してスカッと終わる感じではないのですが、成の成長のために必要な重要なステップのお話として楽しく読ませていただきました!面白かったです!

キャラ A
成は今回苦しい思いをたくさんしましたね…でもそんな時に寄り添ってくれる仲間がいたりするのは本当に恵まれているなと思います。ここから成長していく成が楽しみですね!伊那は成のサポートをしつつ、強敵である阿久麻ちゃんとも対峙して…と今回大忙しでしたね。飾らない純粋な伊那ちゃんがマジで癒しです。そのほかのキャラも魅力的でした!

最後に
今回も楽しく読ませていただきました!この2巻からどんな物語が描かれるのかめちゃくちゃ楽しみですね!3巻では成と伊那がどんなビジネスをしていくのか楽しみです!続刊待ってます!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル

彼とカノジョの事業戦略 : ~詐欺師は、“嘘”をつかない。~ 2



著者

初鹿野創



レーベル

ガガガ文庫


ISBN

978-4-09-453143-5

表紙画像のリンク先


どうも夏鎖です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています

さて、今回感想を書いていくのはこりんさんさんの

「クラスメイトの元アイドルが、とにかく挙動不審なんです。3」

です!
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前巻の記事↓

☆感想☆

ストーリー A
内容は、夏休みの終わりについて恋人になった卓也と紫音。2人で花火デートしたり買い物に行ったりと順調に交際関係を続けていた。そして2人の通う高校で文化祭が開幕!メイド喫茶をやることになった卓也たちのクラスは紫音と清水さんがメイドをすることに!盛り上がるクラスの男子たちだ。しかし紫音の不安はウエイターをすることになった卓也が予想以上にかっこよく女子たちの注目を集めていることで…甘々なラブコメが始まる!とこんな感じです!

〜メイド服のしーちゃんしか勝たん〜

シリーズ第3弾!コミカライズも始まって順調に巻数を重ねているシリーズですね!今回は付き合い始めてこれまで以上に甘々な卓也と紫音のラブコメと、メイド姿のハイパーアルティメットかわいいしーちゃんをとことん堪能できるお話でした!面白かったです!
はじめにプロローグでキャラ紹介してくれるのマジでありがたいです…さすがに卓也と紫音の名前は覚えているんですけど、孝之と桜子の名前がちょっと曖昧だったので…年間百何十冊とラノベ読む民にとってはマジでありがたいです…
さてまずは序盤。花火デートにいく卓也と紫音が描かれます。浴衣姿のしーちゃんかわいすぎか?そして2人のやりとりが甘い。これは糖尿病になります。学校では付き合っていることを公言できない2人はこっそり付き合うことに…しかしかっこよくなった卓也に女子の視線が…これはしーちゃんの嫉妬が止まりません。嫉妬するしーちゃんも、そんな自分が嫌になって泣いちゃうしーちゃんもかわいい。コンビニ不審者しーちゃんも可愛かったですね!付き合い始めたのでもう見れなくなっちゃうかと思いましたけど…これのためのクラきょど読んでる感はあるのでマジ助かりますw そして物語は文化祭編へ!メイド喫茶をやることになった卓也たちのクラスは紫音と桜子がメイドをすることに!しーちゃんのメイド服はヤバい!これは優勝です!しかも卓也だけに特別な自撮り送るとか…かわいいがすぎますよ。文化祭当日はエンジェルガールズのメンバーがやってきて…と盛り上がる場面もあり、しーちゃんの覚悟も聞けたのがすごく良かったです!最後まで楽しく読ませていただきました!面白かったです!

キャラ A
卓也はちゃんとしーちゃんにかわいいとか好きを伝えてくれるので好感度高いです!ラブコメの主人公は好きな女の子にきちんと好きとかかわいいを伝えてくれないと…と思っているので卓也の言葉はめっちゃグッド!しーちゃんは相変わらず可愛かったですね!アイドルモードはもちろんコンビニ挙動不審モードも、そしてメイド服姿も最高に可愛かったです!そんなかわいいしーちゃんが卓也に甘えるのも最高にかわいい!その他のキャラも魅力的でした!

最後に
今回も楽しく読ませていただきました!卓也としーちゃんは次のステップに踏み出したのでこれからどうなるのか楽しみですね!まだまだ2人の糖分が足りない!4巻待ってます!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル

クラスメイトの元アイドルが、とにかく挙動不審なんです。3



著者

こりんさん



レーベル

GCN文庫


ISBN

978-4-86716-460-0



どうも夏鎖です(≧∇≦)

ということでタイトルの通りブログ開設から9年が経ちました!9周年から少し経ってしまったんですけどね汗 今日まで3000記事以上書いているそうです。学生時代は毎日更新してましたが、社会人になってから週4くらいの更新になったのでもう毎日更新の名残はないですね。とはいえここまで続けられたのはブログを見に来てくれる皆さんのおかげです。ありがとうございます。

ということで色々お知らせ…

依頼について
以下をご参考にご連絡お願いいたします。


更新について
社会人5年目になった今年度はそんなに忙しくないな…と思っていたらやっぱり忙しくなったりしているので、相変わらず週4くらいの更新でのんびり行きます。新作ラノベを中心に感想書くのはやめずに年間150冊読むのはキープしていきたいですね…

作者の方向け
毎度ですがこのブログは作家さん向けではありません。これから作品を読む方or読んだ方向けです。このブログにアップする作品の感想は作家さんへのファンレターを綴ったものではありません。それを承知の上でこのブログを見ることは止めませんが、作家さん向けではないことはご理解ください。このブログでは作品に対して思ったことを素直に書きます。ただ作者さんと喧嘩したいわけでもなければTwitterなどで距離をおきたいわけでもないです。気軽に絡んでいただければ嬉しいです。

今後について
今すぐブログをやめるわけじゃないですが…毎年話しているように辞め時がいつかは絶対に来ると思っています。今年27なのでリアルでもライフイベント進めなくちゃな…と思うことも多々ありますし…バイトしてラノベ読んでればよかった時代はもう何年も前に終わっているわけですしね…正直に言えばブログを明日にでも辞める理由はいくらでもあります。閲覧者数も月換算で全盛期の四分の一ですし、ラノベの感想ブログなんて今の時代求められていないんだなと常々感じます。仕事のことを考えればライトノベルを読む時間を減らしてもう少し勉強したほうがいいに決まってます。でもやっぱりライトノベル好きですし、感想書くのも好きですし、もう少し頑張ろうを日々続けていければと思います。

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夏コミでライトノベルの考察本出しました。よければ手に取ってみてください。電子版をBOOTHで頒布中です。


僕のブログのヘッダーイラストを描いてくださったよねぞうさんが作画を担当されているラノベのコミカライズが発売中です!気になった方はぜひ!




どうも夏鎖です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています

さて、今回感想を書いていくのは桂嶋エイダさんの

「ドスケベ催眠術師の子」

です!
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☆感想☆

ストーリー A
内容は、ドスケベ催眠術師を父に持つ佐治沙慈は過去に父親の職業がきっかけで友達を失った経験から父親の職業がバレないように過ごしていた。そんなある日、クラスに転入生が。彼女の名前は片桐真友。なんと彼女は沙慈の父親の弟子で2代目ドスケベ催眠術師だった⁉︎真友は自らにかかった催眠術を解くために沙慈に協力を求めるが…とこんな感じです!

〜ドスケベ催眠術師&2代目ドスケベ催眠術師〜

第17回小学館ライトノベル大賞優秀賞受賞作!タイトルにドスケベとありますが、内容としてエロい!という感じではなくコメディ全振りの作品でしたね。沙慈と真友のやりとりが魅力なコメディでした!面白かったです!
まず序盤。真友が沙慈のクラスに転校してくるところから物語は始まります。自分の父親がドスケベ催眠術師のせいで酷い目にあってきた沙慈は、それがバレないように生活しています。しかしドスケベ催眠術師の弟子である2代目ドスケベ催眠術師の真友により正体がバラされます。2人は紆余曲折の末に真友にかかった催眠術を解くために協力することに!序盤からぶっ飛んでましたね…なんやねん…ドスケベ催眠術師って…というところから始まり真友が転校初日に色々やらかしさらには沙慈と協力関係に…本当に比喩じゃなくてジェットコースターみたいな導入でした。協力関係になった2人は真友の催眠術を解くために必要な《仲間》になるために行動を共にすることに!一緒に登校したり、ドスケベ催眠術師の力を借りたい依頼者の元に行って悩みを解決したり…基本は沙慈と真友のコミカルなやりとりでお話は進んでいくのですが、悩みを持つ依頼者に寄り添って?ドスケベ催眠術で一歩前に踏み出させる形に持っていくのがグッドでしたね!ドスケベ催眠術は万能だな(白い目)。しかしそんな2人の関係に暗雲が。なんと真友が催眠術を使えなくなってしまいます。これにより真友のドスケベ催眠術がバレてピンチに…ここで沙慈が過去と向き合って乗り越えて彼女の支えになっていくのがめっちゃ良かったですね!ラストもグッド!最後まで楽しく読ませていただきました!面白かったです!

キャラ A
沙慈は父親がドスケベ催眠術師な苦労人。合理的に生きていて一つ一つの行動はなんかかっこよかったですね!時折思春期男子が顔を覗かせますがw 真友な2代目ドスケベ催眠術師にしてドスケベ催眠術の使い手!残念貧乳美少女!って感じで見ていて楽しい女の子でした!その他のキャラも魅力的でした!

最後に
終始楽しいコメディとして読ませていただきました!これは続きが読みたいですね!2人のやりとりはまだまだ見ていたいです!2巻待ってます!

どんな人にオススメか?
コメディが読みたい方は!タイトルに反して直接的なエロシーンはほとんどないのでエロが苦手な方も楽しめると思います(とはいえ多少の下ネタはありますが…)。2人のやりとりは見ていて楽しいですし、サクサク読めます!気になった方は!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル

ドスケベ催眠術師の子



著者

桂嶋エイダ



レーベル

ガガガ文庫


ISBN

978-4-09-453145-9

表紙画像のリンク先


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