2024年01月

どうも夏鎖です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています

さて、今回感想を書いていくのはコイルさんの

「いつもは真面目な委員長だけどキミの彼女になれるかな?2」

です!
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前巻の記事↓

☆感想☆

ストーリー A
内容は、体育祭を経て晴れて紗良と恋人になった陽都。一緒に屋上で駄菓子を食べたり校外でデートをしたりと充実した恋人関係を築いていた。そんなある日、アイドルをする後輩の女の子・穂華が出場するJKコンテストを手伝うことに。映像編集を担当することになった陽都は中園たちと一緒にJKコンテストに向けて日々動画を撮影して充実した毎日を送っていた。しかしJKコンには陽都が不登校のきっかけになった人物も参加していて…とこんな感じです!

〜みんなで合宿へ〜

シリーズ第2弾!1間がめちゃくちゃ面白かったので2巻も楽しみにしてました!2ヶ月連続刊行マジでありがたい!今回は恋人になった陽都と紗良のイチャイチャと過去に向き合う陽都、そして母親に向き合う紗良が描かれていてめちゃくちゃ楽しく読ませていただきました!面白かったです!
まず序盤。体育祭直後の2人が描かれます。これまで嫌なことを嫌と言えなかった紗良が1人で充実した体育祭後を過ごしているのを見るとなんだか読んでる方も嬉しくなりますね。晴れて恋人同士になった陽都と紗良は学校内外で人目のつかないところでイチャイチャして…もうさ、これは死人が出ますって!なんなんすか!この青春イチャイチャは!僕なんて毎日PCでお仕事としかイチャイチャしてませんよ!ずるいです!反則です!甘すぎます!青春すぎます!陽都の感情ダダ漏れな一人称も最高でしたね…時折描かれる紗良視点も甘くて最高でした。陽都と紗良のカプしか勝たん。物語のメインは1学年下の後輩・穂華が出場することになったJKコン。青春JK部門で優勝するために映画部を作り毎日動画を撮影して編集する日々が続きます。前巻もそうでしたけど大人な世界をちょっと知ってる陽都と紗良が高校生同士集まってで何か一つのことやるの青春感すごいですね。大好きです。JKコンの中で陽都が過去に自分を苦しめた原因である人物を再会したり、紗良はお母さんの望んでいる自分になれないことに向き合ったり…と主人公とヒロインが抱える問題にもしっかり立ち向かってくれるのが良かったですね。終盤はJKコンでとんでもなく盛り上がって大満足な1冊でした!めちゃくちゃ面白かったです!

キャラ A
陽都が羨ましい(真顔)。僕の高校時代の記憶と取り替えてください。それはともかく紗良にちゃんと可愛いって、好きって伝えていて好感度高いですし、紗良のことを考えて行動しているのがめちゃくちゃ良かったです!紗良はもう可愛すぎて死んだ。死にました。陽都の前でだけ見せるあの幸せそうな表情で3回は死にました。甘いんじゃい!その他のキャラも魅力的でした!

最後に
今回もめちゃくちゃ楽しませていただきました!陽都と紗良のラブコメは無限に読めます!3巻!3巻は絶対です!マストです!マストで出してください!お願いします!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル

いつもは真面目な委員長だけどキミの彼女になれるかな?2



著者

コイル



レーベル

電撃文庫


ISBN

978-4-04-915446-7

表紙画像のリンク先


どうも夏鎖です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています

さて、今回感想を書いていくのは織島かのこさんの

「嘘つきリップは恋で崩れる」

です!
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☆感想☆

ストーリー A
内容は、おひとり様至上主義を掲げる大学生の相良創平。彼は大学でも1人で過ごそうとしていた。しかしひょんなことからキラキラおしゃれ大学生の七瀬晴子がアパートの隣の部屋に住んでいることを知る。晴子は同じ高校出身の元地味女子で大学デビューしてキラキラ女子になったという。薔薇色なキャンパスライフを送りたい晴子と1人で大学生活を送りたい2人の青春キャンパスライフが始まる!とこんな感じです!

〜素顔はメイクで隠して〜

第15回GA文庫大賞銀賞受賞作!ドストレートな大学生青春恋愛ものとして楽しく読ませていただきました!面白かったです!
まず序盤。創平が晴子がアパートの隣の部屋に住んでいることを知るところから物語は始まります。華やかでキラキラしている晴子は実は高校時代は意味女子で大学デビューして化粧してとんでもなく美人になっていて…鉄板ですけど主人公だけがヒロインの素顔を知っているのめちゃくちゃいいですよね…そしてぼっちになりたい創平と薔薇色のキャンパスライフを送りたい晴子の青春が始まります!はじめは1人になるために何かと理由をつけて晴子を遠ざけようとする創平。しかし晴子は自分の素顔を唯一知っている創平に何かと頼ってしまったり、大学とバイトで忙殺されているうえに貧乏学生生活を送る創平のことが放っておけなくて2人の距離は徐々に縮んでいきます。2人の関係性は野良猫を放って置けない女の子みたいな感じなんですけど、どこか微笑ましくてそして温かさがあって無限に見ていられますね。そして季節が春、夏、秋と巡るたびに晴子が自身の恋心に気づいていきます。ここからはもう本当に甘酸っぱくて限界社畜の僕には眩しすぎて脳が溶けるかと思いました。本作は創平と晴子の視点が交互に描かれるのですが晴子視点がとにかく甘い!甘すぎる!こんなん致命傷やって!…すみません。僕の大学時代に晴子ちゃんがいたことにならないですか?なりません?無理ですか?しかし創平も創平で抱えているものがあり2人の関係はなかなかうまくいかず…それでも終盤にかけて不器用ながらもしっかり向き合っていくお互いの姿がめちゃくちゃ良かったですね…最後まで楽しく読ませていただきました!面白かったです!

キャラ A
創平は最初はなんやこいつ!もうちょっと愛想良くせぇや!と思いましたが、ページが進むごとに頑固な野良猫味が増してきてなんだか微笑ましかったです。女の子にちゃんとかわいいって言える男の子は素敵です。晴子は化粧を覚えて晴れやかな大学デビューをした女子大生!創平に恋する姿が可愛すぎてもう、ダメです。そのほかのキャラも魅力的でした!

最後に
めちゃくちゃ面白い青春恋愛ものでした!1巻で綺麗にまとまっているのでもしかしたら1巻完結ですかね…?個人的には1巻完結がいいなと思いつつ、続きがあれば読んでみたいですね。

どんな人にオススメか?
青春恋愛ものが読みたい方は!創平と晴子の関係性に悶えること間違いなし!等身大の2人が頑張って不器用に自分の気持ちを伝えようとする過程が本当に魅力的です!気になった方は!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル

嘘つきリップは恋で崩れる



著者

織島かのこ



レーベル

GA文庫


ISBN

978-4-8156-2340-1

表紙画像のリンク先


どうも夏鎖です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています

さて、今回感想を書いていくのは伏見つかささんの

「私の初恋は恥ずかしすぎて誰にも言えない」

です!
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☆感想☆

ストーリー A
内容は、才色兼備でお金持ちで美人の姉妹までいて最高の人生を送る八隅千秋。そんな彼には恋をしたことがないという悩みがあった。高校では心機一転恋愛してみたい!そう思った矢先なんと千秋の体が女の子に⁉︎しかもとんでもない美少女になってしまった!さらに双子の妹の楓はなんと股間に男性器が!犯人であるマッドサイエンティストの姉・夕子はすぐに治せないからと2人はそのまま高校生活を送ることに⁉︎果たして千秋と楓は平穏な高校生活を送ることができるのか…とこんな感じです!

〜美少女になっても初恋がしたい!〜

伏見つかささんの新作!個人的には初挑戦の作家さんですね!「エロマンガ先生」のアニメは全話見ていたんですけどね…てか「エロマンガ先生」のアニメが7年前とかマジですか…?通りで歳をとるわけです…今作は男子高校生が美少女にTSするという中々攻めた設定の作品でしたが軽快なギャグと千秋と楓をはじめとしたキャラ同士の掛け合いが楽しい作品でした!面白かったです!
まずは序盤。千秋がTSし楓の股間に男性器が生えてくるところから物語は始まります。男の子が美少女になってしまうという展開なのに過度なえっちさがなく、反面双子の妹である楓に男性器(しかもデカブツ)が生えてしまったという下ネタに全てが持っていかれてましたね…本人たちが真剣な分めちゃくちゃ面白いですw  TSしても生えてきても高校入学初日な2人は入学式に向かうのですがここでも事件が。だ、誰が千秋ちゃんにつけてあげてくださいよ…そして楓ちゃんのデカブツをなんとかしてあげて…と大変な高校生活がスタートします。女の子の体になっても初恋がしたい千秋、デカブツに振り回される楓、2人をそんな姿にしてしまったお姉ちゃんの夕子、そして2人の幼馴染でエロエロな西新井メイ…4人を中心としたやりとりは本当に面白くて下ネタも本人たちがめちゃくちゃ真剣なのでクスッと笑えて無限に読んでいられますね!個人的には千秋と楓のデートシーンが好きでした!終盤では楓がピンチに!しかしお姉ちゃん(お兄ちゃん?)らしく全力でぶつかって助けてくれる千秋がかっこよくてかわいくて最高でしたね!最後まで楽しく読ませていただきました!面白かったです!

キャラ A
千秋は完璧男子高校生!だったTS美少女!美少女になっても傲岸不遜な性格はそのままなので見ていて楽しいですねw 女の子になっても自信満々な千秋にはなんだか元気付けられました!楓は普段は超ツンツンな妹!でもなんだかんだで千秋のことも夕子のことも好きなんだなーと伝わってくる様子にニヤニヤしちゃいますねw お姉ちゃんの夕子や幼馴染のメイも魅力的でした!

最後に
TSラブコメというラノベでは少し珍しいかな?と思うジャンルでしたがめちゃくちゃ楽しく読ませていただきました!これはぜひ続きが読みたいですね!まだまだ千秋や楓のやりとりが見たい!続刊待ってます!

どんな人にオススメか?
ちょっと変わったラブコメが読みたい方は!TSに下ネタと好き嫌いがある程度分かれる要素はありますが、流石は伏見つかささんということでサクサク読めます!もちろんかんざきひろさんのイラストも最高!気になった方は!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル

私の初恋は恥ずかしすぎて誰にも言えない



著者

伏見つかさ



レーベル

電撃文庫


ISBN

978-4-04-915441-2

表紙画像のリンク先


どうも夏鎖です(≧∇≦)

さて、今回1月後半発売の注目ライトノベルを紹介していきます!後半は16日から31日発売のライトノベルです!この記事では僕が注目しているラノベを紹介しているだけで、1月後半に発売するすべてのライトノベルを網羅しているわけではないのであしからずm(__)m それではいってみましょう!


1月18日発売 ガガガ文庫
「弱キャラ友崎くん Lv.11」屋久ユウキ(著) フライ(イラスト)




1月25日発売 MF文庫J
「隣の部屋のダ天使に、隠しごとは通じない。」砂義出雲(著者) かるかるめ(イラスト)
「カルネアデス 2.孤高の吸血姫と孤独な迷い猫」綾里けいし(著者) rurudo(イラスト・企画)
「義妹生活10」三河ごーすと(著者) Hiten(イラスト)
「西野 ~学内カースト最下位にして異能世界最強の少年~14」ぶんころり(著者) またのんき▼(イラスト)
「佐々木とピーちゃん8 巡り巡って舞台は学校、みんなで仲良くラブコメ回 ~真実の愛を手にするのは誰だ?~」ぶんころり(著者) カントク(イラスト)












1月25日発売 オーバーラップ文庫
「第七魔王子ジルバギアスの魔王傾国記 Ⅳ」甘木智彬(著者) 輝竜司(イラスト)
「幼馴染たちが人気アイドルになった2 ~甘々な彼女たちは俺に貢いでくれている~」くろねこどらごん(著者) ものと(イラスト)
「魔法警察ファンシー☆マリリン1 ~証拠がなくても即逮捕!~」やますやま(著者) さまてる(イラスト)
「これが「恋」だと言うのなら、誰か「好き」の定義を教えてくれ。1」北条連理(著者) サコ(イラスト)









1月30日発売 ファミ通文庫
「非科学的な犯罪事件を解決するために必要なものは何ですか?」色付きカルテ(著者) よー清水(イラスト)



以上になります!
注目の新作は「隣の部屋のダ天使に、隠しごとは通じない。」「非科学的な犯罪事件を解決するために必要なものは何ですか?」の2作品!前者は悪魔による犯罪を解決するバディものということで注目してます!作者は砂義出雲さんですし楽しみですね!後者は異能ミステリということで期待してます!イラストはよー清水さんで期待値高いです!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)
1月後半もよろしくお願いします!

どうも夏鎖です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています

さて、今回感想を書いていくのは甲田学人さんの

「ほうかごがかり」

です!
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☆感想☆

ストーリー A
内容は、小学六年生の二森啓は突如ほうがごがかりという謎の係に選ばれる。そしてその日の慎也零時に突然学校のチャイムと共に異次元の学校に飛ばされてしまう。そこは《ほうかご》と呼ばれる空間でまだ名前のない学校の怪談《無名不思議》が跋扈する場所だった。啓を含めた6人の小学生は無名不思議を記録する存在として彼らと対峙することになるが…とこんな感じです!

〜学校の怪談〜

甲田学人さんの新作!電撃文庫で発売された「霊感少女は箱の中」がめちゃくちゃ好きだったので新作楽しみにしてました!今作も甲田学人さんの作品でしか味わえないホラー?メルヘン?を存分に堪能させていただきました!面白かったです!
まず序盤。啓がほうかごがかりに選ばれるところから物語は始まります。導入は本当に完璧でしたね…ほうかごという場所の異質さや奇妙さはもちろん啓というキャラクター、そして惺というかつての親友との再会、そしてほうかごで無名不思議を記録するという目的の提示…なんとなく怖くて気味が悪いけど読み進めてしまう。そんなパワーのある導入でしたね。そして啓はほうかごがかりとして無名不思議であるまっかっかさんを記録することに。日常まで侵食してくる彼らに絵という特技で対抗していく過程がめちゃくちゃよかったですね!母子家庭である啓の境遇にも触れながらただの怪異解決譚ではない、人間味溢れる物語が展開されていくのもグッドです!あとはやっぱり無名不思議の存在感ですよね…パッと見害がなさそうに見える彼らですが知っていくにつれて…こういうじわじわくるタイプのホラー大好きです。中盤以降は見城真絢という少女視点の物語になるのですがこれがまたいい…そして終わり方がものすごくいい…甲田学人さんの物語でしか味わえない極上のメルヘンを最後まで楽しませていただきました!面白かったです!

キャラ A
啓は絵が得意な小学生!最初は内向的な子かと思っていましたが、まっかっかさんに対抗していく度胸であったりは見ていてハラハラしましたね。惺はかつての啓の親友!かつて、といっても啓と距離をとった理由がほうかごが原因なら仕方ないですよね…リーダーシップ溢れる少年で頼り甲斐がありました!真絢は本当はいい子なんでしょうけどね…はい…

最後に
久しぶりに甲田学人さんの作品読めて大満足!じわじわくるホラー?メルヘン?を堪能できました!2巻は2月発売ということで今からめちゃくちゃ楽しみです!啓たちがほうかごをどう乗り越えていくのか楽しみです!続刊待ってます!

どんな人にオススメか?
ホラー好きな方は!グロいや怖いというよりは生理的に嫌な感じが続く感じなのである程度好き嫌いは分かれるかと思います。一方で読みやすい文章と引き込まれるほうかごを舞台にした物語はハマる人にはハマるはず!気になった方は!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル

ほうかごがかり



著者

甲田学人



レーベル

電撃文庫


ISBN

978-4-04-915199-2

表紙画像のリンク先


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