2024年05月

どうも夏鎖です(≧∇≦)

さて、今回5月後半発売の注目ライトノベルを紹介していきます!後半は16日から30日発売のライトノベルです!この記事では僕が注目しているラノベを紹介しているだけで、5月後半に発売するすべてのライトノベルを網羅しているわけではないのであしからずm(__)m それではいってみましょう!

5月17日発売 富士見ファンタジア文庫
「すまん! クラスで人気の文学少女がスカートを短くしたのはオレのせいだ」ヰ森 奇恋(著者) うなさか(イラスト)
「二番目な僕と一番の彼女2」和尚(著者) ミュシャ(イラスト)
「美少女揃いの英霊に育てられた俺が人類の切り札になった件2」諸星悠(著者) kodamazon(イラスト)







5月20日発売 ガガガ文庫
「恋人以上のことを、彼女じゃない君と。 終」持崎湯葉(著) どうしま(イラスト)




5/20発売 GCN文庫
「コドクな彼女」北田龍一(小説) syo5(イラスト)



5月25日発売 星海社FICTIONS
「セント・アグネスの純心 花姉妹の事件簿」宮田眞砂(著) 切符(イラスト)




5月20日発売 TOブックス
「転生大魔女の異世界暮らし II ~古代ローマ風国家で始める魔法研究~」灰猫さんきち(著) saraki(イラスト)




5月24日発売 MF文庫J
「電脳バニーとゲームモノ。」達間 涼(著者) とうち(イラスト)
「探偵に推理をさせないでください。最悪の場合、世界が滅びる可能性がございますので。2」夜方 宵(著者) 美和野 らぐ(イラスト)





5月25日発売 オーバーラップ文庫
「骨姫ロザリー 1.死者の力を引き継ぐ最強少女、正体を隠して魔導学園に入学する」朧丸(著者) みきさい(イラスト)
「断罪された転生聖女は、悪役令嬢の道を行く! (1) 」月島秀一(著者) へりがる(イラスト)





以上になります!
注目の新作は「コドクな彼女」「骨姫ロザリー」の2作品!前者はなんと推薦コメントを寄稿させていただいた作品です!こちらから推薦コメント読めるのでぜひCheckしてみてください!大学生の青年と不思議な女の子のちょっと不思議?な青春ものです!イチオシなので気になった方はぜひ!後者は死者と操る女の子の無双系ファンタジーということで気になってます!表紙のイラストも素敵ですし発売楽しみです!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)
5月後半もよろしくお願いします!

どうも夏鎖です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています

さて、今回感想を書いていくのは森日向さんの

「この物語を君に捧ぐ」

です!
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☆感想☆

ストーリー A
内容は、かつて中学生小説家としてデビューするもあることをきっかけに小説を書けなくなり無気力に生活する高校三年生の柊悠人。そんな彼の前に自称編集者の高校一年生・夏目琴葉が現れる。彼女は悠人の読書感想文を見て小説を書いて欲しいという。自分の過去を知られたのかと戸惑う悠人だが、いくら断っても悠人に小説を書いて欲しいと言う琴葉に折れて演劇部の脚本を書くことに。それをきっかけにして悠人は再び筆をとることになるが…とこんな感じです!

〜あなたの担当編集に〜

森日向さんの新作!「浮遊世界のエアロノーツ」が好きだったので新作楽しみでした!今作は前作とはガラリと変わって青春ものでしたね!魅力的なキャラクターと確かに温度を感じる文章に久しぶりに「あぁ…ラノベ読んでいてよかった…」と思える作品でした!面白かったです!
まず序盤。悠人と琴葉の出会いが描かれます!このシーンは挿絵の効果もあり全力で青春!運命の出会い!という感じでインパクトありましたね!自称編集者を名乗る琴葉に小説を書いて欲しいと迫られるもそれを断る悠人。過去に中学生でプロデビューしながらもとあることがきっかけで書けなくなった悠人は自分の過去が知られたのではないかという戸惑いと、全力で小説を書いて欲しいとぶつかってくる琴葉に根負けしてついに演劇部の脚本を書くことになります!琴葉の熱意はキラキラしていましたね。そして演劇部の脚本を編集者である琴葉と一緒に作っていきます!琴葉は編集者を名乗るだけあって知識も技術も熱意もあって悠人の才能を引き出してましたね!そして作品を2人で作っていく過程がめちゃくちゃいい!作家と編集が確かにそこにいるような温度感のある会話が刺さります!演劇部の公演が成功したことをきっかけに悠人は再び筆を取ることになりますが琴葉にトラブルが…ここからは常に心が揺れっぱなしでしたね…琴葉のために頑張る悠人の焦りであったり琴葉のことを思う気持ちであったり…悠人の感情に触れるような文章がグサグサ刺さり、でも彼の強い気持ちに惹かれて読む手が止まらない。そんな文章でグイグイ読ませてくれました。最後が個人的にめちゃくちゃ好きです。こういう物語はどっちかに走りがちなんですけど、森日向さんの優しさを感じつつもきちんと悠人と琴葉の今を描く。大好きな終わり方です。最後まで楽しく読ませていただきました!すごく面白かったです!

キャラ A
悠人がめちゃくちゃよかったですね…最初は無気力なやつだな…と思っていましたが彼が物語を書くところを見る度に、彼の過去を知るたびに、そして琴葉への思いを知るたびに彼のことを好きになっていきます。琴葉もすごく魅力的でしたね。最初は天真爛漫で元気一杯な女の子だなと思っていたのですが…でもいつでも物語大好きな女の子というところは一貫していてそれが素敵でしたね。それ以外のキャラも魅力的でした!

最後に
小説を書く主人公と編集者の女の子の青春ものとして楽しく読ませていただきました!本作はかなり綺麗に終わっているので1巻完結ですかね…?森日向さんの小説はまた読みたいので作品待ってます!

どんな人にオススメか?
青春ものが読みたい方は!悠人や琴葉の感情を感じることができる文章で描かれる物語は読んだ人に絶対に刺さります。久しぶりに手放しでオススメできる作品です。騙されたと思って黙って買ってください。後悔はさせません。

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル

この物語を君に捧ぐ



著者

森日向



レーベル

講談社ラノベ文庫


ISBN

978-4-06-535732-3

表紙画像のリンク先


どうも夏鎖です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています

さて、今回感想を書いていくのは藤木わしろさんの

「やがて黒幕へと至る最適解」

です!
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☆感想☆

ストーリー A
内容は、公爵家の当主アルテシアに絶対中西を誓う青年のカルツ。ある日彼は、日々魔力が失われやがて死に至るアルテシアの病が人為的なものだと知る。最悪な未来を回避するためにカルツは過去へ回帰する魔法を使用して10歳の頃へタイムリープすることに。未来を知るカルツは知識を武器に優秀な仲間たちと共にアルテシアを救うために行動を始めるが…とこんな感じです!

〜過去に戻って最悪な未来を回避せよ〜

藤木わしろさんの新作!参加させていただいているHJ文庫公式レビュアープログラムの作品です。ありがとうございます。壮大なファンタジーの1巻として楽しく読ませていただきました!
まず序盤。カルツがアルテシアの死を回避するために10歳の頃に戻るところから物語は始まります!このあたりは丁寧かつ必要な情報がしっかりと描写されていてすっと物語に入ることができますね!そしてカルツが過去に戻る前に死ぬ運命にあったアルテシアを救うために行動をはじめます!優秀な従者としてルチアという少女を採用し、記憶と知識と洞察力で孤児の貧民という立場を脱却して国に密かに影響を与える存在になっていく…資金の調達方法が競馬(作中だと競竜)だったのは個人的に刺さりましたね。リアルなウマ娘好きなのでw 物語自体はかなりスロースタートでこの1巻ではアルテシアを救うための壮大な物語が始まったばかり、という印象を受けました。とはいえ最愛の人のために過去に戻ってまで奮闘するカルツが魅力的な作品でした!

キャラ A
カルツは10年前に戻ったことで見た目は子ども、中身は大人な少年?青年。アルテシアのために奮闘する姿や未来の知識や経験を元に暗躍する姿がスタイリッシュでかっこよかったですね!従者のルチアをはじめとしたキャラも魅力的でした!

最後に
壮大な復讐譚のはじまりと言った感じで楽しく読ませていただきました!

どんな人にオススメか?
復讐もの、主人公が暗躍するファンタジーが読みたい方は!まだまだ物語は序盤ですがカルツをはじめとしたキャラも魅力的です!気になった方は!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル

やがて黒幕へと至る最適解



著者

藤木わしろ



レーベル

HJ文庫


ISBN

978-4-7986-3529-3

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どうも夏鎖です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています

さて、今回感想を書いていくのは江ノ島アビスさんの

「青春マッチングアプリ」

です!
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☆感想☆

ストーリー A
内容は、日々を無難に過ごしていた凪野夕景のスマホに突如インストールされた青春マッチングアプリ・アオハコ。それはマッチングした相手と正しい青春を送るためのミッションが課されて成功すると報酬がもらえるというアプリだった。夕景がマッチングしたのはクラスの人気者である花宮花だった⁉︎花はアオハコでもらえる報酬を使用して夢を叶えたいという。夕景は花と協力して青春ミッションをこなしていくが…とこんな感じです!

〜青春させるアプリで青春を〜

江ノ島アビスさんの新作!デビュー作の「紙山さんの紙袋の中には」がめちゃくちゃ好きだったので新作楽しみにしてました!今作は理想の青春を送るための青春マッチングアプリを用いた青春ものとして楽しく読ませていただきました!面白かったです!
まず序盤。夕景のスマホに青春マッチングアプリアオハコがインストールされるところから物語は始まります!夕景は高校生らしい屈託を抱えていてそこにつけこむように青春マッチングアプリが…という流れなのでなぜ夕景のスマホに青春マッチングアプリがインストールされてそれをつかっていくのか動機がよくわかる導入でしたね!そして夕景のマッチング相手がクラスの美少女・花となり2人は課されたミッションをこなしていくことに!ミッションと言ってもやることは作中でも触れられている通り古いラブコメで屋上で花のパンツが見えるような出会い方をしたり、花の作ってきたお弁当を食べたり…一種ラブコメメタ的な会話でお話は進んでいきます!このメタっぽいところが個人的には好きでしたね!物語の中盤で花の夢が明かされなぜ彼女がアオハコをしているのかわかるところから物語は徐々に加速していきます!これまで順調だった2人に課さられたミッションがうまくいかず…でも夕景が不器用に全力で花のためになんとかしようと立ち向かうところがよかったですね!最後まで楽しく読ませていただきました!面白かったです!

キャラ A
夕景はここぞと言うときに機転が効くいい主人公でしたね!花のことを考えて全力で行動するところもグッド!花は自分の夢のために頑張る素敵な女の子で応援したくなりますね!そのほかのキャラも魅力的でした!

最後に
ノスタルジーを感じる青春ものとして楽しく読ませていただきました!

どんな人にオススメか?
一昔まえの青春ものが好きな方は!青春マッチングアプリという設定もよかったですし、花のために頑張る夕景も主人公として魅力的でした!気になった方は!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル

青春マッチングアプリ



著者

江ノ島アビス



レーベル

HJ文庫


ISBN

978-4-7986-3531-6

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どうも夏鎖です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています

さて、今回感想を書いていくのは由畝啓さんの

「悪役令嬢はしゃべりません 1.覚醒した天才少女と失われたはずの駒」

です!
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☆感想☆

ストーリー A
内容は、前世でプレイした乙女ゲームの悪役令嬢リリアナに転生してしまった主人公。彼女は病の影響で喋れない体になってしまう。しかしその矢先無詠唱魔術を取得しとんでもない力を得ることに。ゲームでは必ず破滅する運命にあったリリアナは魔術と前世で得たゲーム知識を元にこの世界で無双していくことになるが、彼女を失脚させようと暗躍する人々がリリアナのことを狙っていて…とこんな感じです!

〜悪役令嬢はしゃべれないのか〜

由畝啓さんの作品!この作品がデビュー作ですかね?がっつりとした設定の悪役令嬢ものファンタジーを丁寧に進めていて楽しく読ませていただきました!面白かったです!
まず序盤。リリアナが前世の記憶を思い出しそして病によって声がでなくなるところから物語は始まります!前世の記憶を取り戻してここが自分がかつてプレイしていた乙女ゲーの世界だと知るのは鉄板な展開ですね。声が出なくなってから無詠唱魔術を取得し、そして一気にとんでもないチートレベルの才能を開花させる描写は挿絵も相まってグイッと物語に引き込まれました!そして始まる破滅を回避するための悪役令嬢生活!普段は筆談で会話しつつ、魔術の勉強をして着実に力をつけていくリリアナ。リリアナの立ち振る舞いは(前世があるとはいえ)7歳前後の女の子とは全然違ってマジで無双状態でしたね…人との会話だったり魔術で魔物を退治するシーンだったり随所に無無双感があって非常に良き!一方で膨大な設定が見え隠れする王国内の情勢もしっかりと描いていきます。このあたりは非常に濃密でしたね…公爵令嬢のリリアナの物語を描くのに様々な大人の思惑が見え隠れする…しかもこの辺りを匂わせるのではなくがっつり描いているのがいいですね。リリアナの無双+がっつり描く王国の情勢が他の悪役令嬢ものにない重厚感を生み出しています!物語はまだまだ序盤ということもあり現時点でリリアナの物語が大きく動いた訳ではありませんが、この作品独自の重厚感と無双感で最後まで楽しく読ませていただきました!面白かったです!

キャラ A
リリアナはとんでもない女の子でしたね…知識でもパワーでも大人顔負けの立ち回りを見せていく…とんでもない悪役令嬢です…リリアナの侍女であるマリアンヌやリリアナの期間限定護衛を勤めた魔導士のペトラ、そして乙女ゲームの攻略対象であるライリーをはじめとしたキャラも魅力的でした!

最後に
膨大な設定による重厚感とリリアナの無双感が楽しい悪役令嬢ものでした!これはぜひ続きが読みたいですね!物語は本当にまだまだ序盤なのでこれからのリリアナの活躍が楽しみです!続刊待ってます!

どんな人にオススメか?
悪役令嬢ものが好きな方は!丁寧かつがっつり描かれる王国内の陰謀劇に魔術や対話によるリリアナの無双感は他の作品では味わえない魅力があります!ミユキルリアさんのイラストも良き!オススメです!気になったかたはぜひご一読を!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル

悪役令嬢はしゃべりません 1.覚醒した天才少女と失われたはずの駒



著者

由畝啓



レーベル

オーバーラップ文庫


ISBN

978-4-8240-0789-6

表紙画像のリンク先


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