どうも夏鎖です（≧∇≦）この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています

さて、今回感想を書いていくのは宝島社から刊行される

「このライトノベルがすごい! 2025」

です！

☆感想☆

今回も協力者として参加させていただきました。これで7回目？8回目の協力者参加ですね。毎年ありがとうございます。

各作品の順位はぜひお手に取ってご確認ください。個人的には新作ラノベが上位にしっかり来ていて嬉しかったですね。

投票した作品は以下の通り


【作品】
「亜人の末姫皇女はいかにして王座を簒奪したか 星辰聖戦列伝」金子跳祥 電撃文庫

「王立図書館のはりねずみ ひきこもり魔術師と王子の探し物」雨宮いろり 角川ビーンズ文庫




「彼女にしたい女子一位、の隣で見つけたあまりちゃん」裕時悠示 角川スニーカー文庫

最後に作品部門で入れようかどうか迷った作品です！


「天才女優の幼馴染と、キスシーンを演じることになった」雨宮むぎ HJ文庫
「見た目は地雷系の世話焼き女子高生を甘やかしたら？」藍月要 角川スニーカー文庫
「【悲報】お嬢様系底辺ダンジョン配信者、配信切り忘れに気づかず同業者をボコってしまう」赤城大空 ガガガ文庫
「高校全部落ちたけど、エリートJKに勉強教えてもらえるなら問題ないよね！」日ノ出しずむ 講談社ラノベ文庫
「三傑のサッカーは世界を揺らす！ 」カロリーゼロ ファミ通文庫
「帝国第11前線基地魔導図書館、ただいま開館中」佐伯庸介 ガガガ文庫
「彼女でもない女の子が深夜二時に炒飯作りにくる話」道造 富士見ファンタジア文庫
「いつもは真面目な委員長だけどキミの彼女になれるかな？」コイル 電撃文庫
「煽り系ゲーム配信者（20歳）、配信の切り忘れによりいい人バレする。」夏乃実 オーバーラップ文庫
「バンドをクビにされた僕と推しＪＫの青春リライト」水卜みう 角川スニーカー文庫
「ほうかごがかり」甲田学人 電撃文庫
「嘘つきリップは恋で崩れる」織島かのこ GA文庫
「無防備かわいいパジャマ姿の美少女と部屋で二人きり」叶田キズ HJ文庫
「双子まとめて『カノジョ』にしない？」白井ムク 富士見ファンタジア文庫
「血眼回収紀行」可笑林 富士見ファンタジア文庫
「ノベルライト 文系女子、ときどき絶叫女子。」ハマカズシ ガガガ文庫
「家事代行のアルバイトを始めたら学園一の美少女の家族に気に入られちゃいました。」塩本 GA文庫
「悪役令嬢はしゃべりません 1.覚醒した天才少女と失われたはずの駒」由畝啓 オーバーラップ文庫
「この物語を君に捧ぐ」森日向 講談社ラノベ文庫
「家で知らない娘が家事をしているっぽい。でも可愛かったから様子を見てる」モノクロウサギ 角川スニーカー文庫
「まきなさん、遊びましょう 1」田花七夕 HJ文庫
「スワンプマン芦屋沼雄（暫定）の選択」小林達也 MF文庫Jの単行本
「シャンティ」佐野しなの wotaku GA文庫
「彼女は窓からやってくる。 異世界の終わりは、初恋の続き。」さちはら一紗 ダッシュエックス文庫
「幼馴染は、にゃあと鳴いてスカートのなか」半田畔 角川スニーカー文庫
「ゆるふわ先輩は枕で変わる」六畳のえる MF文庫J
「妹よ、今夜はカレーだから早く異世界から帰ってきなさい」愛坂タカト ガガガブックス
「全滅エンドを死に物狂いで回避した。パーティが病んだ。」雨糸雀 エンターブレイン
「暗殺者は不死の魔女を殺したい」Mikura オーバーラップノベルスf
「ソフィア、君は死んでいないのか？　～魔法研究を引退した俺は、北欧王女の婚約者と学園生活を楽しむ……はずだった～」風深模杳 MF文庫J
「こましゃくれり!! ～大学生のラブコメはシラフでヤニ切れじゃ耐えられない！～」屁負比丘尼 ファミ通文庫

ということで毎年恒例のこのラノ感想でした。このラノはランキング本ではなくて、ライトノベルのガイド本だと思うのでランキング気にせず手に取ってみてください！
最後に毎年このラノ制作にご尽力いただいている皆様に感謝いたしますm(__)m
それではこの辺で(≧(ｴ)≦｡)

どうも夏鎖です（≧∇≦）この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています

さて、今回感想を書いていくのは神戸遥真さんの

「嘘泣き女王のクランクアップ」

です！

☆感想☆

中学2年生の豊川波留は生徒会に所属するちょっとお堅い少年。そんな彼はある日、映像研究会の凜子が嘘泣きしている場面を目撃してしまう。成り行きで映像研究会が制作する映画で主人公を務めることになる。映画を撮影する中で波留と凜子の距離は少しずつ縮まっていくが、凜子の嘘泣きの理由を知ってしまい…

神戸遥真さんの最新作！神戸遥真さんの作品を読むのは個人的には「かわいいわたしのFe」以来ですね！色々積んではいるのですがなかなか読む時間がなく…今作は中学2年生の波留と凜子を中心とした夏の青春ものとして楽しく読ませていただきました！面白かったです！

まず序盤。波留が凜子の嘘泣きの現場に出会うところから物語は始まります！堅物で演劇を見て泣いている同級生に「男なら泣くな」といってしまうタイプの少年・波留。そんな彼は嘘泣きでピンチを乗り越える凜子を目撃します。そして波留は成り行きで彼女の所属する映像研究会の新作映画に主演として出演者することになります。

最初は感動ストーリーな映画の撮影や、どこか距離を縮められない凜子との関係に苦労する波留。しかし徐々に凜子と距離を縮め彼女のことを名前で呼べるまでになります。波留の初々しい感じや凜子の普段は余裕な感じなのに、たまに波留から来るとドキッとしているところとか青春でいいですよね！

物語は凜子が嘘泣きをする理由に触れるあたりから本格的に動き出します。両親の喧嘩を止めるために嘘泣きを続けた結果、自分がわからなく凜子。波留の思いは凜子に届かず2人の距離はまた広がって…それでも波留が今期よく凜子に向き合っていく過程がすごくよかったですし、等身大でかっこよかったです！

ラストはこれ以上にない展開でこの作品で1番望んだものだったと思います！中学生向けなので普段このブログを読んでいる方にはちょっと手に取りづらいかもしれません。ですが、大人になった今、普段仕事で忙しい日々の中でこの本に元気づけられたり癒されることができるのではないかと思います。気になったかたはぜひ！

それではこの辺で(≧(ｴ)≦｡)