2025年04月

どうも夏鎖です(≧∇≦)

さて、今回は5月前半発売のオススメライトノベルを紹介していきます!
前半は1日から15日発売の作品を紹介していきます!この記事では僕が注目しているラノベを紹介しているだけで、来月発売するすべてのライトノベルを網羅しているわけではないのであしからずm(__)m それではいってみましょう!


5月1日発売 角川スニーカー文庫
「魔法×科学の最強マシンで、姫も異世界も俺が救う!」語部マサユキ(著者)ソエジー(イラスト)




5月1日発売 HJ文庫
「英霊たちの盟主1 Fランク冒険者、死者のスキルを引き継ぐ無双の力で一撃必殺」太陽ひかる(著)辰馬大助(イラスト)
「処刑フラグの悪役貴族に転生したが、死にたくないので闇魔法を極めてヒロインたちを救います1 病弱なヒロインをケアしたらなぜか俺が溺愛された件」青空あかな(著)赤井てら(イラスト)






5月2日発売 講談社ラノベ文庫
「魔王と女勇者が生まれ変わって、恋人になるまで」二木弓いうる(著)雪丸 ぬん(イラスト)
「カップケーキと恋の怪物」雨坂羊(著)とけし(イラスト)






5月10日発売 電撃文庫
「妖精の物理学 ―PHysics PHenomenon PHantom―」電磁幽体(著者)necomi(イラスト)
「サンバカ!!!」助六 稲荷(著者)しずまよしのり(イラスト)
「俺にだけ小悪魔な後輩は現実でも可愛いが、夢の中ではもっと可愛い2」片沼ほとり(著者)たん旦(イラスト)








5月15日発売 GA文庫
「学園の三大美少女様を昔助けたのが俺だとバレた。それから彼女達の様子がおかしくなった」楓原こうた(著者)みんとあいす(イラストレーター)
「テンプレに従わない異世界無双 ~ストーリーを無視して、序盤で死ぬざまあキャラを育成し世界を攻略します~」さとう(著者)山椒魚(イラストレーター)






以上になります!
注目の新作は「カップケーキと恋の怪物」「妖精の物理学」の2作品!前者は講談社ラノベ文庫から発売される作品で百合の波動を感じるので気になっています…!講談社ラノベ文庫の百合は数作品しか記憶にないので読むのが楽しみです!後者は電撃小説大賞の大賞受賞作!無事に発売されてよかったですね…様々な方が発売に尽力されたと思いますし、イラストもすごく素敵なので楽しみです!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)
今月もよろしくお願いします!

どうも夏鎖です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています

さて、今回感想を書いていくのは落合祐輔さんの

「魔王討伐のごほうびはパーティー全員に養われることでした」

です!
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☆感想☆

ストーリー A
内容は、魔王を討伐したパーティの一員である勇者パーティーの一員である僧侶のレクス。旅を終えたレクスたち勇者パーティーは解散し国からお願いされた責任のあるお仕事に就く予定だったが、レクスはしばらく働きたくないと愚痴をこぼす。そんな彼に勇者パーティーのメンバーであるノエル、アイナ、ユフィの3人は自分たちのヒモになることを提案する。彼女たちの提案を受け入れたレクスは購入した家で共同生活を送ることに!しかし彼女たちの狙いはレクスを養いながら彼に告白することで…果たしてレクスと3人の少女たちの恋の行方は…とこんな感じです!

〜魔王を倒したらヒモになってパーティーメンバーとイチャイチャ!〜

落合祐輔さんの新作!ガガガ文庫から出た前作が個人的には合わなかったので今回はどうかな…と少し心配だったのですが主人公と3人のヒロインの掛け合いが楽しいファンタジーラブコメとして楽しく読ませていただきました!面白かったです!

まず序盤。レクスがノエル、アイナ、ユフィと共同生活を送るようになるところから物語は始まります!魔王を討伐しパーティーも解散!しかし待っているのは国から頂戴したありがたいお仕事!働きたくないレクスは3人から提案された私たちが養ってあげるを受け入れヒモになることに…僕もヒモになりたいんですよね。切実に(役職付き社畜感)。

そして物語はレクスをめぐるハーレムラブコメへ!働きたくないけどヒモのままは気がひける。そんなレクスは3人それぞれと働く?ことに。ノエルとは一緒にダンジョン配信を、アイナとは魔導書作りを、ユフィとはコンカフェを…とファンタジーな世界観ながらちょっと現代日本みを取り入れたお仕事探しは面白かったですね!

ガンガンアピールしてくるヒロインたちにタジタジなレクスも見ていて楽しかったです!ノエルが過剰にレクスにアタックすれば、アイナとユフィがいい感じに止めに入る…と各ヒロインの出番や誰かがレクスと仲良くなりすぎない感じよかったです!

終盤はレクスの過去を知る女が登場して…レクスが取られてしまうかもしれないと焦るヒロインたちは可愛かったですし、レクスもなんだかんだで3人のこと好きなんだなと思える瞬間が見ていて楽しかったです!最後まで楽しく読ませていただきました!面白かったです!

キャラ A
レクスは働きたくない勇者パーティーの僧侶枠。とはいえ過剰に働きたくないわけではなく、ヒロインたちにいつまでもお世話になるわけにはいかない!という感じがよかったですね!ノエル、アイナ、ユフィの3人のヒロインはみんなかわいいんですけど、個人的にはノエルがお気に入りでした!正統派?なアタックとレクスがいない場所で見せたレクスへの思いと表情にやられちゃいましたね…

最後に
ライトなファンタジーラブコメとして楽しく読ませていただきました!久しぶりに面白いハーレムラブコメだったのでぜひ続きも読みたいですね!まだまだレクスとヒロインたちのラブコメが見たい!続刊待ってます!

どんな人にオススメか?
ライトなファンタジーラブコメ、ハーレムラブコメが読みたい方は!ファンタジー世界でコンカフェが登場するような設定も面白いですし、レクスとヒロインたちのやりとりは見ていて楽しい!気になった方は!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル

魔王討伐のごほうびはパーティー全員に養われることでした



著者

落合祐輔



レーベル

MF文庫J


ISBN

978-4-04-684806-2

表紙画像のリンク先


どうも夏鎖です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています

さて、今回感想を書いていくのは東堂杏子さんの

「古典確率では説明できない双子の相関やそれに関わる現象」

です!
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☆感想☆

双子の兄妹である斉藤勇魚と真魚。2人は広島と福岡でそれぞれの生活を送っていた。勇魚は友人に恋人を奪われたショックを抱えながら、真魚は叔母に叶わない恋心を抱きながら日々を過ごしていた。そんなある日、2人に20歳離れた弟が誕生する。弟の誕生をきっかけに勇魚はマンションの隣室に住む飯田さんと、真魚は幼馴染である市原と距離を近づけていく。双子が離れた場所で送る青春の行き着く先は…

第31回電撃小説大賞メディアワークス文庫賞、川原礫賞受賞作。最近は賞をとってMW文庫からデビューされる方の作品は女性向けな印象が強かったですが、今作はしっとりとした青春小説でした。二十歳の感情と行動力を鮮やかに描く青春小説でした。面白かったです。

物語は失恋の傷が癒えない勇魚が漫画研究部と葉月先輩というオタク男と性行為をしようとする場面から始まります。ちょっと衝撃的な始まりですが、この後すぐに勇魚はマンションの隣室の飯田さんとセックスします。序盤は恋人を親友に取られた心の傷の深さで読者をぐさりと刺していくように勇魚が描かれます。

一方の真魚は20歳も年下の弟ができたこと、好きな人である叔母が結婚してしまうことを知りどこか荒れ気味に。真魚は勇魚と違い実家に住んでいることもあり、環境の変化を直接受けているのでそれが感情の起伏に直接つながりますね。

そして物語は勇魚と真魚の視点を交互に入れ替えながら進んでいきます。広島で隣室の飯田さんと恋をする勇魚。北九州で自分を壊していくかのように幼馴染の市原と体の関係を持つようになる。2人を繋ぐのは双子という関係性と20歳も年下の弟という存在しかない。でもどこか繋がっていて、リンクするような2人の生活に次第に飲み込まれていきます。

もちろん2人の生活には様々な問題が起こります。勇魚は飯田さんと常にうまくいくわけではなく、飯田さんのことを泣かせたり、逆に勇魚が不安になったりします。真魚も叔母への気持ちばかりではなく、塾でバイトをしたり市原と笑顔で過ごしたりもする。どうしようもない心の傷を抱えながらも、苦しみながらも、激流と緩やかな流れを繰り返しながら2人は青春を過ごしていきます。

終盤、実家に帰った勇魚と真魚の短いやりとりや、飯田さんや市原を巻き込んだ楽しい日々は印象的でしたね。鮮やかで苦しいけれど美しい。そんな青春を楽しませていただきました。青春もの好きならぜひご一読を。オススメです。

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル

古典確率では説明できない双子の相関やそれに関わる現象



著者

東堂杏子



レーベル

メディアワークス文庫


ISBN

978-4-04-916273-8

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どうも夏鎖です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています

さて、今回感想を書いていくのは太陽ひかるさんの

「英霊たちの盟主 1 Fランク冒険者、死者のスキルを引き継ぐ無双の力で一撃必殺」

です!
⚠︎ネタバレありです
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☆感想☆

ストーリー A
内容は、人々が神と契約しその力を借りながら生活する世界。レッドは死の神と契約しながらも、何の力も顕現せずにいた。しかし真面目に努力し続けた結果、冒険者としてはFランクながらもレベルが50を超え<鉄剣>という二つ名で注目されていた。そんなレッドは死ぬ間際にこれまでのことが評価されソウルマスターという死者のスキルを継承するスキルを授けられることに。失った仲間の遺志を引き継いでエルフの里を助けることになるが…とこんな感じです!

〜死者の遺志を引き継いで〜

太陽ひかるさんの新作!参加させていただいているHJ文庫公式レビュアープログラムの作品です。ありがとうございます。今作はひたむきな努力を続けてきたレッドがユニークスキルで一目を置かれる冒険者となり、エルフの里を助けるファンタジーとして楽しく読ませていただきました!面白かったです!

まず序盤。死神と契約するレッドが描かれます。人々が神がみと契約する世界やレッドが契約した死の神がどういった神がすっと理解できる序盤で物語にするっと入り込めました!

そしてレッドの冒険者としての活躍が描かれます!何のスキルも持たないながらも努力だけでレベル50に到達し、Fランクの冒険者ながら<鉄剣>と呼ばれるレッド。彼の仲間である兄貴分のラスティとベテラン魔法使いのキナン。3人のやりとりや戦闘は見ていて楽しいですね!

しかしラスティとキナンはエルフの王女・シルフィを狙うブラックという人物によって命を落とします。レッドもまた死にかけますが、死の神によってユニークスキル<ソウルマスター>を与えられて復活します。さらに神から与えられた武具を使ってブラックを撃退します。ラスティとキナンのスキルを使いながら2人を殺した敵を撃退するレッドという構図は熱かったですね!

そしてレッドはシルフィの故郷であるエルフの里を救うことに!シルフィの抱える問題に対応しながら、失った仲間の遺志を引き継いで、宿敵ブラックと戦うレッドが熱かったです!最後まで楽しく読ませていただきました!面白かったです!

キャラ A
レッドはマジでで努力家で熱い男!何もスキルを持たないながらも努力でレベルを50まであげ、死にかけても諦めない、仲間の遺志を引き継いで戦う姿がカッコよかったです!その他のキャラも魅力的でした!

最後に
失った仲間の遺志を引き継いで戦うファンタジーとして楽しく読ませていただきました!レッドという主人公の魅力が存分に引き出されている物語でした!

どんな人にオススメか?
宿敵との戦いが熱いファンタジーを読みたい方は!主人公のレッドの真面目さや苦難を乗り越えていく過程が熱い!気になった方は!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル

英霊たちの盟主 1 Fランク冒険者、死者のスキルを引き継ぐ無双の力で一撃必殺



著者

太陽ひかる



レーベル

HJ文庫


ISBN

978-4-7986-3840-9

表紙画像のリンク先


どうも夏鎖です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています

さて、今回感想を書いていくのは和田正雪さんの

「嘘つきは同じ顔をしている」

です!
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☆感想☆

オカルトを専門に扱う弱小出版社の編集者である山城は社長の命令で事故物件のマンションに住むことになる。優秀なアルバイトである小野寺はるかと共にマンションで起こる怪奇現象を調査することになる。同じマンションの住人である武藤家では小学校3年生の息子が行方不明に、霊能者として一躍注目を集めた葛木竜泉、そしてYouTuberの冴木早菜はマンションを仕事場に怪奇現象を動画のネタにしようとするが…心霊マンションを舞台にしたオカルトが今始まる!

和田正雪さんの新作!前作「夜道を歩く時、彼女が隣にいる気がしてならない」がすごく面白かったので新作楽しみにしてました!今作は心霊マンションを舞台にした群像劇として楽しく読ませていただきました!面白かったです!

物語は4つの視点で進んでいきます。弱小のオカルト出版社に勤める若手編集者の山城、小3の息子が行方不明になった武藤大樹、元ホストで役者現霊能者の竜泉、そしてオカルトなどを扱い過激な動画や配信で人気を集めるサーナこと冴木早菜…人の視点を交互に入れ替えながらお話は進んでいきます。

最初は不気味な心霊マンションにたまたまあつまった4人のお話という印象でしたが、ページをめくるごとに心霊マンションにまつわる謎が明らかになっていきます。マンション周辺に伝わる伝承、早菜が追う心霊現象、帰らない息子に疲弊していく大樹、そして竜泉が明らかにする心霊の正体…ずっと誰かにみられているような、そんな不気味さを感じながら物語を読み進めることができます。

個人的に好きだったのは竜泉の視点。売れない舞台役者兼ホストだった竜泉が、霊能者役として見出されテレビの人気者になっていく過程は読んでいて面白かったです!

一見繋がらない4人の物語が終盤で一気に繋がっていくのは圧巻でしたね。心霊の正体もホラーかつとても興味深いものでした。また続きものというわけではありませんが、前作を読んでいる方ならさらに楽しめる描写もあり最後まで大満足でした。

オカルトを扱った群像劇として最後まで楽しく読ませていただきました!この作品を読んだ方はぜひ前作も合わせて読んでいただきたいですね!もちろんこの作品だけでも楽しめます!気になった方は!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル

嘘つきは同じ顔をしている



著者

和田正雪



レーベル

角川書店


ISBN

978-4-04-115808-1

表紙画像のリンク先



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