2025年09月

どうも夏鎖です(≧∇≦)

さて、今回9月後半発売の注目ライトノベルを紹介していきます!後半は16日から30日発売のライトノベルです!この記事では僕が注目しているラノベを紹介しているだけで、9月後半に発売するすべてのライトノベルを網羅しているわけではないのであしからずm(__)m それではいってみましょう!


9月18日発売 ガガガ文庫
「龍の翼の旅路で」大雪八重(著)やつは(イラスト)




9月20日発売 富士見ファンタジア文庫
「悪役家族 ~偽りの最凶親子は平和を愛す~」大黒尚人(著者)東西(イラスト)
「すぐケンカする都会ギャルと京美人を仲直りさせたいだけなのに! (※わたしを取り合うのはやめなさい!)」山賀 塩太郎(著者)昆布わかめ(イラスト)
「あそびのかんけい2」葵せきな(著者)深崎暮人(イラスト)








9月25日発売 MF文庫J
「どもども、部活やめた同盟です!」九曜(著者)ゲソきんぐ(イラスト)
「ハウリング・ブレイズ 葬焔の剣士と不死の魔女」志瑞祐(著者)遠坂あさぎ(原案・イラスト)
未遂同盟」海冬レイジ(著者)ほうき星(イラスト)
「無口な俺が深夜に通話しているのは、クラスで1番美人な優等生でした」六畳のえる(著者)ファルまろ(イラスト)
「崩壊世界の魔法杖職人1」黒留ハガネ(著者)かやはら(イラスト)












9月25日発売 ダッシュエックス文庫
「わたしが恋人になれるわけないじゃん、ムリムリ!(※ムリじゃなかった!?)8」みかみてれん(著者)竹嶋えく(イラスト)




9月29日発売 エンターブレイン
「アフリカン・ヴードゥー・ジュージュツ」石川博品(著者)




以上になります!
注目の新作は「崩壊世界の魔法杖職人1」「アフリカン・ヴードゥー・ジュージュツ」の2作品!前者はクラファンが大成功したWEB発の作品ですね!設定が大好きそうな要素たくさんなので今から楽しみです!後者は石川博品さんの新作!こちらもなかなか奇抜な設定で惹かれますね…そもそもアフリカンで呪術な柔術とはいったい…石川さんの作品なので設定は奇抜でも面白さは確信しているので楽しみです!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)
9月後半もよろしくお願いします!

どうも夏鎖です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています

さて、今回感想を書いていくのは杉井光さんの

「羊殺しの巫女たち」

です!
img_9784041151273

☆感想☆

山に囲まれた早蕨部村。そこでは未年の度に行われる奇妙な祭りがあった。それは未年生まれの12歳の少女たちが巫女として村に繁栄をもたらすという<おひつじ様>を迎えるというものだった。12年前に巫女としておひつじ様を迎えた祥子は再び村に戻ってくる。彼女を含めた6人の巫女との約束を果たすために。村に続く奇祭の真実は? 未年に頻発する謎の怪死事件とは? そしておひつじ様の正体とは…

杉井光さんの新作!「世界でいちばん透きとおった物語」がすっかり有名になってしまい、古の杉井光ファンとしては嬉しいやら「こんなに知られないで!」とめんどくさいファン化したりとちょっと複雑な思いですw
今作はデビュー作の「火目の巫女」や「死図目のイタカ」を彷彿とさせるような雰囲気を纏ったホラーとして楽しく読ませていただきました!面白かったです!

物語は12年前と今を行き来しながら進んでいきます。12年前の未年の日、小学校六年生の頃に巫女として<おひつじ様>をお迎えした祥子たち6人の少女。そして12年前の約束を果たすために再び早蕨部村に集まった24歳の祥子たち。二つの視点で辺境の村の異様な繁栄の背景が語られていきます。序盤から村に漂う閉塞感が伝わってきて物語に引き込まれていきます。

12年前は繁栄していたのに、今は見る影もない早蕨部村。その理由は12年前に祥子たちが何かをしたから。では彼女たちは何をしたのか…話の端々に感じる不気味な要素。閉鎖的な辺境の村。村の権力者たちが知る<おひつじ様>の正体とは何か…12年前にその正体を追った6人の少女のお姉ちゃん的ポジションの律子の調査で知っていくという構成も面白かったです。

おひつじ様を迎える祭りや儀式も面白かったですね。祭りの半年前から神楽を覚えたり、希望する家に巫女装束で巡ったり、祭りの前は木の実と水しか口にできなかったり…こういった田舎のお祭りっぽい描写もリアリティがあってよかったです。個人的には村の権力者たちに異様な力があるのも印象的でした。都会生まれとしてはこういう村の権力者たちというのが一番閉塞感を感じますね。

物語は怪死事件が始まってから徐々にスピードをあげていきます。なぜ未年生まれの女の子は巫女になるのか、未年生まれの男児はいないのか。シダの葉を使ったおまじないは何か、なぜ怪死事件ではありえないような死に方をするのか…グロテスクなシーンもありますがスプラッタ的な怖さではなく、本能を刺激するような嫌な感じでページをめくる手が加速していきます。

中盤では6人の少女たちが大人になってから集まり、祭りの日に交わした約束を果たすために行動していきます。この辺りから語られる12年前の記憶はなかなか生々しく結局一番怖いのは人間なのか…とも思ったりもしましたね…個人的には先生が色々不憫でなりません…いい先生っぽいのに…

終盤で判明する事実やエピローグは面白かったですね!杉井光さんに期待したホラーを存分に楽しめることができました。帯にはミステリ、とありますがミステリを期待すると…なのでホラーとして読むのが良いかなと個人的には思いました。ホラーが好きな方にはぜひオススメしたいです。気になった方はぜひ!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル

羊殺しの巫女たち



著者

杉井光



レーベル

角川書店


ISBN

978-4-04-115127-3

表紙画像のリンク先




どうも夏鎖です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています

さて、今回感想を書いていくのは六畳のえるさんの

「クラスの美少女たちの素顔を、雇われた俺だけが知っている」

です!
Gz6Xcb-bwAAUXgF

☆感想☆

ストーリー A
内容は、母親の紹介でハウスキーパーのバイトを始めた貧乏高校生の角野祥平。バイト先の都合でスミヤという偽名で働くことになった祥平。彼がハウスキーパーとして派遣されたのは、なんとクラスの美少女お嬢様である二条伊澄の家だった⁉ハウスキーパーの仕事を通して伊澄と仲良くなっていく祥平。しかし偽名を使いマスクで顔を隠した祥平の正体を伊澄は知らなくて…さらに同じクラスの女優・久瀬律花、アーティストとして注目を集める立織小夜の家にもハウスキーパーとして行くことに!果たして祥平は正体をバラすことなく、ハウスキーパーの仕事を全うすることができるのか…とこんな感じです!

〜ハウスキーパーの正体がクラスメイトであることを美少女たちは知らない〜

六畳のえるさんの新作!個人的にのえるさんの作品を読むのは「ゆるふわ先輩は枕で変わる」以来ですね。今作はクラスの美少女たちの家にハウスキーパーのバイトとして合法的にお邪魔しつつ、ヒロインたちと距離を縮めていくラブコメとして楽しく読ませていただきました!面白かったです!

まず序盤。祥平がハウスキーパーとして働く用になるところから物語は始まります!同じクラスにお嬢様、女優、今をときめくアーティストという3人の美少女がいる以外は冴えない高校生活を送る祥平。そんな彼は母親に薦められてハウスキーパーのバイトをすることに…高校生ながらにしっかりと家事をこなす祥平は好感度高いですね!

そしてハウスキーパーのバイト先として初めて向かったのはクラスのお嬢様である伊澄の家!偽名とマスクのおかげでクラスメイトと気づかれることなく祥平はハウスキーパーとしての仕事をこなしていきます!序盤から垣間見えていましたけど、祥平の家事能力めちゃくちゃ高いですね!伊澄とのやりとりも楽しかったです!

律花、小夜の家でのやりとりもよかったですね!女優ならではなの、アーティストならではの悩みをハウスキーパーの仕事を通して知っていく…クラスメイトの知らない1面をヒロインたちの家で知っていくのは新鮮でしたね!律花と小夜のキャラも魅力的で、祥平との会話を通して彼女たちの魅力を知っていくことができました!

終盤では伊澄の抱える寂しさに祥平がアドバイスをすることに…祥平自身の経験を通した伊澄へのアドバイスは響くものがありましたね!最後まで楽しく読ませていただきました!面白かったです!

キャラ A
祥平は家事ならなんでもこなす主婦系男子高校生!主婦力高くてハウスキーパーのバイトは安心して見ていられましたね!ヒロインたちに寄り添う姿もグッドでした!

伊澄は最初は固めなお嬢様かな?と思っていましたが、意外と庶民派で見ていてどこか安心しました!祥平がハウスキーパーとしてくることに慣れた後に見せてくれたダラけた姿が可愛かったです!律花、小夜というヒロインたちも可愛かったです!

最後に
ハウスキーパーとしてヒロインの家にお邪魔する物語として楽しく読ませていただきました!これはぜひ続きが読みたいですね!律花と小夜のお話もまだまだ見たい!続刊待ってます!

どんな人にオススメか?
ヒロインの家に合法的にお邪魔する系のラブコメが読みたい方は!ラブコメ要素は少なめかもですが、家族もの的な温かさがあります!祥平とヒロインたちの会話も楽しい!気になった方は!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル

クラスの美少女たちの素顔を、雇われた俺だけが知っている



著者

六畳のえる



レーベル

GCN文庫


ISBN

978-4-86716-817-2






どうも夏鎖です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています

さて、今回感想を書いていくのは持崎湯葉さんの

「脱力ゆとりギャルちゃんは、全力で僕に寄りかかって生きることに決めた。 1」

です!
※若干ネタバレありです!
img_9784824012913

☆感想☆

ストーリー A
内容は、クラスの学級委員長である葉山朔。そんな彼の隣に座る変なギャル・百環茶見子こと通称ちゃみ子。見た目はかわいいのに極度にめんどくさがりなちゃみ子は、休み時間は寝て過ごし食べるのも遅く教室移動も遅い。そんなちゃみ子を放っておけない朔は彼女の手助けをすることに。しかしちゃみ子は学校だけではなく、家でも朔の助けを求めてきて…ぐうたらギャルとの日常ラブコメが始まる!とこんな感じです!

〜なにをするにもめんどくさいギャル〜

持崎湯葉さんの新作!個人的に持崎湯葉さんの作品を読むのは「陽キャになった俺の青春至上主義2」以来ですね。今作はのんびり?というかぐうたら?なギャルと学級員な主人公のゆるいラブコメとして楽しく読ませていただきました!面白かったです!

まず序盤。朔の日常が描かれます。家のためにバイトして、学校では学級委員長を頑張って…朔は物凄く勤勉ですね。一方のちゃみ子。いつも寝てる…というかぼけーっとしていて会話もままならない…この対比がすごく良かったです!

教室移動もなかなかしないちゃみ子についに?痺れを切らした朔はちゃみ子のお世話を焼き始めることに!するとちゃみ子は次から次へと朔にお世話を要求してきて…か行を喋るのがめんどくさいからと朔のことを「さう」と呼ぶのめっちゃかわいいですね!こういう略称?な呼び方好きです!

そして朔はちゃみ子のお世話をするうちに彼女の家のことまでやることに…朔がその対価に要求したのはなんとちゃみ子の髪をイジること!朔は重度の髪フェチで…これはなかなか変態の度合いが高いですね…高校生の身で《髪》ですか…将来有望ですね…

途中登場する朔の妹やクラスメイトの江口ちゃんもいいキャラしてましたね!妹ちゃんのいい子っぷり&ブラコン?気質なところ、江口ちゃんの真面目そうに見えて?変なくしゃみをしたりするところが非常にグッドです!朔の妹と江口ちゃんとのちゃみ子の絡みも見ていて楽しかったです!

終盤はちゃみ子がちょっと思うところがあったりしながらも、のんびりとした日常に帰結するのがグッドでしたね!終始緩めなラブコメを楽しませていただきました!面白かったです!

キャラ A
朔は真面目な学級委員長!しっかりもので朝のバイトもこなすいい子でしたね!ちゃみ子へのツッコミも楽しい!まぁ《髪》は流石にレベルが高いですが…

ちゃみ子はめんどくさがりなギャル!何をするにしてものんびりで頼れることはなんでも人に頼るところや、か行がめんどくさいところがかわいい!お世話されているちゃみ子は何をされていても可愛かったです!

最後に
めんどくさがりなちゃみ子をお世話するラブコメとして楽しく読ませていただきました1これはぜひ続きが読みたいですね!まだまだ朔とちゃみ子のやりとりが見たい!続刊待ってます!

どんな人にオススメか?
のんびりとした癒しなラブコメが読みたい方は!朔とちゃみ子のやりとりは見ていて楽しい!髪のシーンには癖を感じますが、それもまたいい味出してますね。終始安心して楽しめるラブコメです!気になった方は!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル

脱力ゆとりギャルちゃんは、全力で僕に寄りかかって生きることに決めた。 1



著者

持崎湯葉



レーベル

オーバーラップ文庫


ISBN

978-4-8240-1291-3

表紙画像のリンク先




どうも夏鎖です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています

さて、今回感想を書いていくのは猫又ぬこさんの

「愛を知らない捨てられJKを全力で甘やかしたら俺まで幸せにされた件 1」

です!
img_9784798639550

☆感想☆

ストーリー A
内容は、婚約者に浮気された末に振られた夏樹颯太はやけ酒をすることに。泥酔した颯太は親に夜逃げされ風俗に飛ばされそうになっていた神崎愛莉を助けることに。毒親に育てられ愛を知らない愛莉に愛情を持って接する颯太。愛莉はすっかり颯太に懐き、彼に恋心を抱くことに。そんなある日、颯太の母親から婚約者を紹介するように言われる。颯太は18歳になったばかりの愛莉を元婚約者の代わりに紹介することになるが…幸せな同居ラブコメが始まる!とこんな感じです!

〜不幸な少女と同居を始めたら〜

猫又ぬこさんの新作!参加させていただいているHJ文庫公式レビュアープログラムの作品です。ありがとうございます。今作は社会人と親に捨てられた女の子の同居ものラブコメとして楽しく読ませていただきました!面白かったです!

まず序盤。颯太が婚約者に振られた末に親に夜逃げされた愛莉を助けるところから物語は始まります!颯太の婚約者も愛莉の親もなかなかの毒を感じますね…よくも悪くも捨てられた二人の出会いはインパクト抜群でしたね!

そして二人の同居生活が始まります!毒親に育てられたために一々颯太の顔色を伺う愛莉がかわいそうでしたね…マジで颯太の元で幸せになってほしいです…これまで母親に怯えながら生活していた愛莉が安心して生活できるようになっていく過程は見ていて微笑ましかったです!

そんな生活の中で愛莉は颯太に恋心を抱くことになります。愛莉の恋心は彼女の人生経験を含めて未熟でかなり淡いものでしたね。それゆえにラブコメのラブ成分はかなり希薄なのですが、二人の歳の差を考えるとこれくらいの関係性やラブがちょうど良いのかもしれませんね。

途中、颯太の家族に愛莉を彼女として紹介する場面が。18歳になったばかりの愛莉を家族に紹介するのはなかなか…でしたが、颯太の真っ直ぐな気持ちと愛莉の素直さできちんと二人の想いが伝わりましたね。

終盤は愛莉が変わろうとするシーンもあり、節度をしっかりと保った同居ものラブコメとして楽しく読ませていただきました!面白かったです!

キャラ A
颯太は優しくて気の利く男性でしたね。社会人ゆえの安心感もあり、18歳の女の子にも適切な距離感で接しているのがグッドでした!愛莉は最初は毒親に色々制限されていたせいでかわいそうなくらいに色々なことに怯えていましたね…でも颯太との生活の中で普通の女の子らしさを取り戻して魅力的な女の子に成長していました!

最後に
社会人と女子高生の同居ものラブコメとして楽しく読ませていただきました!二人の距離感が適切なのと、愛莉の恋心が淡いので安心して見ていられました!

どんな人にオススメか?
同居ものラブコメが読みたい方は!社会人とJKの同居ものですが、アブノーマルな感じはなくさっぱりと楽しめます!愛莉がどんどん幸せになっていく過程が見ていて微笑ましい!気になった方は!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル

愛を知らない捨てられJKを全力で甘やかしたら俺まで幸せにされた件 1



著者

猫又ぬこ



レーベル

HJ文庫


ISBN

978-4-7986-3955-0

表紙画像のリンク先



↑このページのトップヘ