2025年11月

どうも夏鎖です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています

さて、今回感想を書いていくのは罠和ノワナさんの

「やぁ“登校”に挑めニンゲン ~ゲーマー共は武器を片手に歪んだ校舎を踏破する~」

です!
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☆感想☆

ストーリー A
内容は、触れられるホログラムを自在に生成するAI。そんなAIは彩淵学園の管理を担い、放課後になると学校内に巨大な迷宮を生成していた。VRゲームで世界一の実力を誇る羽零晴斗は彩淵学園に入学直後、生徒会長である緋菊七姫に一目惚れする。七姫にお近づきになりたい晴斗だが、なんと七姫の好みは女の子⁉ならホログラムを使って女の子になればよい!というとんでもない発想で晴斗はレイニという美少女に変身して七姫に接触することに!一方の七姫も晴斗のことが気になっていたが、晴斗が男の子が好きだと勘違いしてアキとして晴斗に接触することに⁉迷宮攻略×すれ違いラブコメが始まる!とこんな感じです!

〜性別を変えて美少女と迷宮を攻略しろ!〜

第21回MF文庫Jライトノベル新人賞<最優秀賞><鈴木大輔賞>のダブル受賞作!鈴木大輔賞は初めて見た気がするので今年からですかね…?学園もの×ダンジョン攻略×ラブコメという3要素がマッチした作品として楽しく読ませていただきました!面白かったです!

まず序盤。晴斗が彩淵学園に入学するところから物語は始まります!入学直後に七姫に一目ぼれする…鉄板の展開ですが物語にすっと入れる良い導入でしたね!入学式やオリエンテーションで語られるホログラム周りの設定もグッドでした!

そして晴斗は学校に生成される迷宮の存在を知ることに…AIが迷宮を生成する。その攻略は限られた人たちしかできない。迷宮で生成されるアイテムはとんでもない性能を秘めていたり、普通だとあり得ない成分をしている。迷宮にはレベルがある…などなど迷宮の設定もワクワクしましたね!晴斗の戦い方も面白かったです!

中盤以降は学園もの、ラブコメ、迷宮攻略がバランスよく展開されていきます!学園パートでは晴斗の男友達である蓮司と良い意味で馬鹿で楽しいノリが展開され、ラブコメでは好き同士なのになぜか(性別面で)すれ違う晴斗と七姫が描かれ、迷宮攻略パートでは晴斗、蓮司、七姫、レイニ、アキと個性的なメンバーによるバトルが楽しめる…大抵の作品、特に新人賞受賞作はメイン級の要素を3つも入れると破綻するのですが、この作品は3要素が見事に調和していましたね!

終盤ではとんでもないレベルの迷宮が出現して晴斗たちがピンチに…しかし晴斗の世界一のゲームの腕前と恋する少年の力強さでピンチを切り開いていくのが最高に盛り上がりましたね!ラストバトルはめっちゃ熱かったです!最後まで楽しく読ませていただきました!面白かったです!

キャラ A
晴斗は恋する男子高校生!蓮司と一緒にいるときは馬鹿なことをやる普通の男子高校生なんですけど、迷宮攻略となるとその頼りがいがすごかったですね!バトルもかっこよかったです!

七姫は完璧美少女な生徒会長!迷宮攻略でも学園生活でも頼りになるんですけど、ラブコメ方面になると途端にポンコツになりますね…男の子になってみたりBLを嗜んだり…でもそのギャップがグッドでした!蓮司をはじめとしたその他のキャラも魅力的でした!

最後に
学園もの×ダンジョン攻略×ラブコメの3要素をガツンと楽しめる作品でした!最優秀賞は納得の出来でしたね!続刊もありそうなので楽しみです!

どんな人にオススメか?
学園もの、ダンジョン攻略、ラブコメ…どれが一つでもピンと来た方は!オリジナリティあふれる設定で上記要素が調和したストーリーを楽しむことができます!バトルも熱くて良き!気になった方は!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル

やぁ“登校”に挑めニンゲン ~ゲーマー共は武器を片手に歪んだ校舎を踏破する~



著者

罠和ノワナ



レーベル

MF文庫J


ISBN

978-4-04-685443-8

表紙画像のリンク先




どうも夏鎖です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています

さて、今回感想を書いていくのは

「このライトノベルがすごい! 2026」

です!
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昨年の記事↓

☆感想☆

【雑感】
今回も協力者参加です。これで8?9回目の参加です。今年もありがとうございます。
今年から編集が岡田さんから太田さんに変わりましたね。岡田さん時代にスカウトしていただいて協力者になったのが懐かしいです。岡田さんありがとうございました。そして太田さんよろしくお願いします
ランキングは本買って確認してください。首位は納得ですね。

以下投票内容です


【作品】


「雨森潤奈は湿度が高い」水城水城 MF文庫J
「一途な彼女がフラれてくれない」丸深まろやか ダッシュエックス文庫
「人妻教師が教え子の女子高生にドはまりする話」入間人間 電撃文庫
「全滅エンドを死に物狂いで回避した。パーティが病んだ。」雨糸雀 エンターブレイン「精霊つきの宝石商1 特別なエメラルド」藤崎珠里 MFブックス「ファム・ファタールを召し上がれ」澱介エイド ガガガ文庫
「自分に自信がない最強パーティーメンバーが辞めたがる件 1.チートすぎる仲間となぜか英雄になった転生者」白石基山 エンターブレイン
「剣聖悪役令嬢、異世界から追放される 勇者や聖女より皆様のほうが、わたくしの強さをわかっていますわね!」しけもく カドカワBOOKS
「二代目聖女は戦わない」榎本快晴 エンターブレイン
「重いタバコを吸ってる不健康そうな年上美人とドロドロの関係になっていた話」友橋かめつ ファミ通文庫

今年から10作品投票復活ですね。ダントツでよかったのは「雨森潤奈は湿度が高い」。こちらは他の協力者も多数投票していて自力の高さがうかがえますね。今回は文庫4作品、B6判5作品、女性向け1作品で投票しました。今後もこんなバランスで投票していきたいですね。


【イラストレーター】
ものと
福きつね
猫屋敷ぷしお

イラストレーターは毎年悩みつつも上記の3名で。ものとさんは「一途な彼女がフラれてくれない」のイラストが特によかったのでこちらの順位で。

【色々言われてますけど】
このラノは協力者として作品のチョイスは「文庫に限らず」「男性向けに限らず」「新作のみ」を個人的な心情としてやっています(もちろん他の協力者に強要するものではありません)。このラノはランキング本ではなくライトノベルのガイド本だと思っているので、ガイド本を充実させるために1~3位以外は「面白かったよりも他の協力者が入れなさそうで推したい作品」を多く入れています。
このラノはやたらランキングのことを言われますが、ようはライトノベル版地球の歩き方なのでそこに貢献できるように協力者は続けていければと思います。
それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル

978-4-299-07346-4



著者




レーベル

宝島社


ISBN

978-4-299-07346-4

表紙画像のリンク先




どうも夏鎖です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています

さて、今回感想を書いていくのは最宮みはやさんの

「担当アイドルの熱愛がバレたけど、ノーダメだよね!(※お相手は男装したマネージャーの私だし)」

です!
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☆感想☆

ストーリー A
内容は、超人気アイドル・星原奏歌のマネージャーを務めることになった女子大生バイトの早瀬理月。しかし奏歌はテレビで見るようなアイドルではなく超ワガママアイドルだった⁉理月が話しかければ舌打ち、理月の存在まで否定して仕事を拒否してきて…そんな奏歌が唯一言うことを聞くのは憧れのアイドルである天雨桜。しかし桜は過去に理月が男装してアイドルをしていた頃の姿だった⁉奏歌に仕事をしてもらうために理月は桜になって彼女をコントロールしようとするが、奏歌に正体がバレてしまい…アイドルとマネージャー。二人の関係の行く末は…とこんな感じです!

〜超人気アイドルのご機嫌を取れ〜

最宮みはやさんの新作!個人的には初挑戦の作家さんですね!アイドルの担当マネージャーの百合として楽しく読ませていただきました!面白かったです!

まず序盤。理月が奏歌の担当マネージャーとなるところから物語は始まります!普通の女子大生の奏歌は芸能事務所にアルバイトとして働くことに。そこで担当になったのは今をときめくアイドルの奏歌。しかし奏歌は超傲慢でわがままで理月の知っている姿とは違い…マイナス方面にギャップのあるアイドルいいですね!好きです!

わがままばかり言い、仕事を真面目にこなそうとしない奏歌。そんな彼女は憧れのアイドルである桜ということならなんでも聞くという。しかし桜は過去に理月が男装アイドルをしていた頃の姿で…マネージャーがかつてはアイドルでしかも男装アイドルだったというシチュエーション、すごくいいですね。これには全日本百合ラノベ協会南関東支部副部長の僕も静かに首を縦に振らざるをえません。

桜になりきって奏歌に言うことを聞かせることには成功しますが、奏歌もそこまで鈍い?わけでは?なく正体がバレてしまいます。ただここで終わらないのがこの作品。正体を知っていても推しのビジュだから理月が男装をしたり髪型をポニテにすると奏歌はドキドキしてしまい…これこれこれですよ。このドキドキをタイトルから期待していたんです。どストライクです!

奏歌と理月の関係は本当によかったですね。奏歌は表ではちょっとかなり陰キャなアイドルで理月と二人きりだと横柄で桜(やそれに近しいことをしている理月)には従順。理月は普段は奏歌にやられっぱなしだけど、嫌々やっている桜(男装)の時は奏歌に強気に出られる。見ているだけで楽しいです!
終盤の展開もよかったですし最後まで楽しく読ませていただきました!面白かったです!


キャラ A
奏歌は見た目は超美少女アイドル、中身は横暴で食欲魔人な女の子と見ていて楽しい女の子でしたね!桜さんにだけ見せる表情がグッドでした!

理月は普段は奏歌に言いたい放題言われ、やりたい放題やられる女子大生。しかしいざという時の頼りがいと男装したときのイケメンっぷりが最高でした!

最後に
タイトルのシチュエーションをたっぷり味わえる男装ありな百合ラノベでした!全日本百合ラノベ協会南関東支部副部長の僕ももちろん太鼓判な作品でした!

どんな人にオススメか?
アイドルとマネージャーの百合が読みたい方は!男装シーンは多めなので解釈違いの方は…奏歌と理月双方のギャップが楽しい作品です!攻めたり攻められたりが楽しい!気になった方は!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル

担当アイドルの熱愛がバレたけど、ノーダメだよね!(※お相手は男装したマネージャーの私だし)



著者

最宮みはや



レーベル

レーベル


ISBN

978-4-04-076177-0

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どうも夏鎖です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています

さて、今回感想を書いていくのはハマカズシさんの

「姉の彼女にキスをした」

です!
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☆感想☆

ストーリー A
内容は、両親が離婚し姉の詩織と共に家事を協力しながら暮らしてきた恭平。そんなある日、詩織が大学の友達を家に連れてくる。彼女の名前は朝倉薫。ミステリアスな大人な雰囲気を纏う薫に恭平は凍ろ惹かれていた。しかしある時詩織と薫がキスしている場面を目撃してしまう。なんと詩織と薫は友達ではなく恋人だったのだ。姉と薫の関係を知り心が乱される恭平。さらに薫は恭平にキスしようと迫ってきて…姉と姉の恋人との三角関係が始まる…とこんな感じです!

〜姉の恋人のことを好きになったら〜

ハマカズシさんの新作!ハマカズシさんの作品を読むのは個人的には「ノベルライト」以来ですね!今作は背徳感が光る三角関係なラブコメ?として楽しく読ませていただきました!面白かったです!

まず序盤。恭平が姉の友達である薫に出会うところから物語は始まります。両親の離婚をきっかけに、多忙な母親に変わり姉と二人で家事をこなしながら生活している恭平と詩織。そんなある日、大学の友達だという薫を家に連れてきて…姉の友達である大学生のお姉さん、しかもミステリアスな爆美女…こんなの高校生の恭平くんの性癖が壊れちゃいますよ…

そんな恭平くんの性癖をさらに壊す出来事が。なんと薫は詩織の友達ではなく恋人で、二人がキスしている場面を目撃してしまいます。これは恭平くんの性癖が本格的に壊れましたね…そこからミステリアスな薫のことが気になって仕方ない恭平。二人は詩織のいないところでも会うように…これは非常にいけませんね…ここから背徳感が加速していきます。

恭平のことを知り、姉という恋人がいながらも彼に接触していく薫。恭平も薫が詩織の恋人ということをわかっていながらも薫からの会いたいやキスに抗えずに…これまでつつましく生きてきた、薫の言葉を借りるなら白色な恭平くんがどんどん染まっていくのが最高ですね…こういう背徳感好きです。

終盤はとある問題が発生し、薫の過去を恭平は知ることに…薫もなかなか壮絶な過去を送っていますね。これで一件落着…とならないところにこの作品の奥深さを感じます…最後まで楽しく読ませていただきました!面白かったです!

キャラ A
恭平くんはピュアな少年でしたね!こんな子ミステリアスなお姉さんにやられちゃって当然ですよ…ピュアです…

薫はミステリアスなお姉さん。昔の洋ロックが好きで車を乗り回して姉の友達として家にやってきて…これはみんなが高校生の頃に想像したミステリアスお姉さんそのまんまです…
詩織は序盤~中盤までは恭平の姉でしかなかったんですけど、最後に爆発してきましたね。好きです。

最後に
背徳感溢れる三角関係ラブコメとして楽しく読ませていただきました!これはぜひ続きが読みたいですね!この三角関係の終着点が見たい!続刊待ってます!

どんな人にオススメか?
三角関係ラブコメ、背徳感溢れるラブコメが読みたい方は!純粋な少年がミステリアスお姉さんにどんどんハマっていく過程が最高です!ページが進むごとに増す背徳感がグッド!気になった方は!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル

姉の彼女にキスをした



著者

ハマカズシ



レーベル

ガガガ文庫


ISBN

978-4-09-453270-8

表紙画像のリンク先




どうも夏鎖です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています

さて、今回感想を書いていくのは塗田一帆さんの

「1/nのワトソン」

です!
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☆感想☆

ストーリー A
内容は、Vtuberである宮本みかんを押しているVtuberオタクの森戸ひかり。しかしみかんはとあるトラブルをきっかけに引退、転生してしまう。転生先は探偵系Vtuberのほむるちゃん。そんな彼女は動画勢のVtuberとして面白い活動を始める。それはほむるの出した謎に3回ベストなアンサーをするとスパナがもらえるというものだった。推しからスパナをもらうためにひかりはエンジニアの湖傘啓と共にほむるの出す謎に挑んでいくが…とこんな感じです!

〜推しからスパナをもらえ〜

第19回小学館ライトノベル大賞優秀賞受賞作!「鈴波アミを待っています」の塗田一帆さんの新作ですね!ここまで色々ありましたが…なんとか発売されてよかったです!今作はVtuberをメインにしたエンタメ作品として塗田さんのいいところがギュッと詰め込まれた愛を感じる作品でした!面白かったです!

まず序盤。ひかりがほむるちゃんからスパナをもらうために幼なじみの啓に泣きつくところから物語は始まります!宮本みかんというVtuberが好きなVtuberオタクであるひかり。しかしみかんはとある事件をきっかけにほむるちゃんに転生。探偵系のVtuberであるほむるちゃんは動画で出す謎に対し3回ベストアンサーした視聴者にスパナを渡すと言い…Vtuberあたりの解像度の高い描写は流石の塗田さんですね。Vtuberをあまり知らないという方でも分かりやすいように、幼なじみの啓に説明する形式でVtuber周りの描写は進んでいくで安心ですね。

そしてひかりと啓による謎解きがはじまります!ほむるが出すお題はどれもVtuberらしいものでよかったですね!VR空間で発生した心霊事件、未発表の高難易度格闘ゲームの攻略法、そしてみかんの事件につながる謎…アンチミステリというには…という部分もなくはないですが、Vtuber主体のエンタメとしてはワクワクする展開の連続で楽しいですね!

個人的には啓のIT的なアプローチが好きでしたね!特に格闘ゲームに対する謎解き(というか攻略法)はすごく好きでした!自分の一応SEなのでこういう論理的な解決好きです!Vtuber要素に関してはひかるから啓に説明する形で進んでいきますが、技術方面は啓からひかりに説明する形で進んでいくのがグッドでしたね!

終盤の展開も良かったですし、Vtuberエンタメとして楽しく読ませていただきました!面白かったです!

キャラ A
ひかりはVtuberオタクな女の子!Vtuberに対して愛を感じる描写が多くて見ていて楽しかったです!特にVtuberの転生観は好きでしたね。啓は技術で力を発揮するタイプの職人肌な男の子!ひかりのブレーンとして大活躍で見ていて楽しかったです!背負っている過去もよかったですね!そのほかのキャラも魅力的でした!

最後に
Vtuberエンタメとして楽しく読ませていただきました!色々ありましたがちゃんと発売されて本当によかったですし、塗田さんのVtuberものは大好きなので新作読めて嬉しいです…!

どんな人にオススメか?
Vtuberが好きな方は!Vtuber周りの解像度の高い描写は満足度高いです!もちろんVtuberを知らない方でも楽しめます!ミステリ方面を期待するとかなり違った印象を受けると思いますが…エンタメとしてVtuberが出題する謎に挑んで解決していく過程が楽しい!気になった方は!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル

1/nのワトソン



著者

塗田一帆



レーベル

ガガガ文庫


ISBN

978-4-09-453249-4

表紙画像のリンク先




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