2026年03月

どうも夏鎖です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています

さて、今回感想を書いていくのは丸戸史明さんの

「今さらですが、幼なじみを好きになってしまいました」

です!
※ネタバレありです
9784049168051_600
前巻の記事↓

☆感想☆

ストーリー A
内容は、再婚した母親の彼氏(義理の父親)から性的な目で見られて家に帰ろうにも帰れない松下絢深。そんな彼女が出会ったのは高校受験に失敗して落ち込んでいる高村夕だった。出来心から夕のことをホテルに誘い、受験失敗の傷を癒してあげようとする絢深。しかし結果的に絢深の方が夕にのめり込んでいってしまう…家に帰りたくない絢深。幼なじみのことをだましていく夕。二人は戻れないところまでどんどん突き進んでしまう。果たして春から夏を一緒に過ごした二人の行方は…とこんな感じです!

〜刺激的な夏は止まらない〜

シリーズ第2弾!漫画と同時展開で進んでいくシリーズで漫画も2巻が発売されましたね!今回は夕のただれた生活…もとい性活が描かれていて大変楽しく読ませていただきました!面白かったです!

まず序盤。絢深の現状と夕との出会いが描かれます。母親の再婚を機に家に居場所がなくなってしまった絢深。パパ活でもしてしのぐか…という時に受験失敗した夕が現れます。最初はからかうために夕のことをラブホに連れ込む絢深ですが、彼女の方が本気になってしまい…なんやこの業の深い先輩は…こんなの思春期少年破壊装置やん…

そんなこんなで夕にどんどん沼っていく絢深。最初は受験に落ちた夕をはげましたり慰めたりするはずだったのに、それは傷の舐め合いになって、一方的な依存になって…ダメですよ…こんなの…非常にダメです…めっちゃ不健全ですよ…

しかしそんな絢深にとっての理想の時間はいつまでも続きません。自ら母親と義理の父親が分かれるように仕向けてしまったことで、母親が壊れて、夕にどっぷりつかる生活は崩壊してしまい…逃げ場だった場所を安全地帯に変えようとして、もうもどれない場所になってしまうの、一人の女子高生には重すぎますよ…

その裏で1巻の物語が進行していたと考えると色々来るものがあります…面白かったですけど、思春期少年にダメージが大きすぎるよ!なお話でした!

キャラ A
絢深さんはやべー女です。こんなの思春期の少年を破壊するためだけに生まれてきた存在じゃないですか…非常にいけないと思います…夕も幼なじみがどうこう言っておいて(主に言っていたのは陽花梨ですけど)こんなことやってたんですか…許さないですよ…

最後に
とんでもないラブコメを見せられてしまいました…これ3巻どうなるんですか…続きお願いします…早めに…


それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル

今さらですが、幼なじみを好きになってしまいました



著者

丸戸史明



レーベル

富士見ファンタジア文庫


ISBN

978-4-04-916805-1





どうも夏鎖です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています

さて、今回感想を書いていくのは二宮酒匂さんの

「生意気で神絵師の幼なじみが、俺に逆らえなくなってきている」

です!
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☆感想☆

ストーリー A
内容は、売れないラノベ作家の有馬十郎にはフォロワー数60万越えの神絵師にして幼なじみのオイスター先生こと菅木明日葉がいた。そんな二人はいつも通り馬鹿な言い合いをしたあげく「1年間で同人誌の売り上げなりフォロワー数なりにオイスター先生に勝ったら十郎の勝ち」という約束をしてしまう。その直後、十郎は書字障害になり小説が書けなくなってしまう。試しに絵を描いてみると思った以上の楽しさがあり十郎の才能は覚醒していくことになるが…とこんな感じです!

〜最強幼なじみ絵師に勝て〜

二宮酒匂さんの新作!二宮さんといえば「山内くんの呪禁の夏。」というホラー作品の印象が強かったので10年ぶりの小説がまさかラブコメとは思いませんでした。あとがきにもある通り、二宮さんは小説を出版されていない間、成人向けの漫画家として活躍されておりそちらでご存知の方もいるかもですね。今作はそんな二宮さんの経験も感じるラブコメ×クリエイターものとして楽しく読ませていただきました!面白かったです!

まず序盤。十郎がラノベを書けなくなるところから物語は始まります。売れないラノベ作家として何作目からの打ち切りが決まった十郎。一方で幼なじみのオイスター先生はフォロワー数60万を超える神絵師ながらラノベの発売も決まったオイスター先生。ふたりはいつも通り通り売り言葉に買い言葉な喧嘩をしています。そんな中「1年間で同人誌の売り上げなりフォロワー数なりにオイスター先生に勝ったら十郎の勝ち」という約束をしてしまいます。2人の気兼ねなくお互いのことを好き勝手にいえる関係性は素敵ですね。まぁ売れないラノベ作家と人格に問題ありありな絵師の喧嘩とも言えるのですが…

しかし十郎は直後に事故から書字障害になり小説が書けなくなります。そこで飲み屋での戯言とはいえオイスター先生に勝つという約束をした十郎は絵に取り組むことに。最初は小説が書けない間にやることがなくて…から始めた絵がい思ったよりも楽しく十郎はのめり込んでいくことになります。創作の魅力がたっぷりと詰まったシーンで個人的には一番好きなシーンでしたね。

そして始まる十郎の絵師への道。オイスター先生の動画や配信を参考に絵を描き、SNSにあげて、同人誌を作って試行錯誤する日々。十郎がかつて小説でしのぎを削った西条緋雨、オイスター先生の絵師仲間で十郎の2人目の師匠となるてりぃ先生をはじめとしたキャラたちとのやりとりも見ていて楽しかったですね!ガチで創作やっているので読み応え抜群です!

もちろんラブコメもしっかりとあります。幼なじみのオイスター先生との過去と今や、かつて憧れの先輩だった緋雨先輩との関係性…ドキドキするけどクリエイターものとの嚙み合わせが抜群なラブコメで読んでいて楽しかったですね!

終盤では勝負の期限を迎えた十郎が本気でオイスター先生に勝ちにいく姿が本当に印象的でした。やっぱり創作は熱くないとですね。最後まで楽しませていただきました!面白かったです!

キャラ A
十郎はクリエイターらしいパッションがある主人公で見ていて楽しかったです!オイスター先生は炎上体質でダメ人間でどうしようもない奴ですが、見た目の良さで救われている系ヒロインでしたね。こういう子好きですw緋雨先輩、てりぃ先生をはじめとしたキャラも魅力的でした!

最後に
ラブコメ×クリエイターものとして楽しく読ませていただきました!久しぶりに熱を感じるクリエイターものを読みました。大満足です。

どんな人にオススメか?
クリエイターものが読みたい方は!ラノベ作家から絵師になっていく十郎の姿は見ていて楽しいです!もちろんラブコメも楽しいです!オイスター先生をはじめとした魅力的なキャラたちとのやりとり、クリエイターとしての生き様や矜持を感じる物語がグッド!気になった方は!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル

生意気で神絵師の幼なじみが、俺に逆らえなくなってきている



著者

二宮酒匂



レーベル

富士見ファンタジア文庫


ISBN

978-4-04-076303-3






どうも夏鎖です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています

さて、今回感想を書いていくのは初鹿野創さんの

「教師になってからのラブコメ ~ダメオジ化した憧れの先生、今度は私が指導します!~」

です!
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☆感想☆

ストーリー A
内容は、高校生の頃に憧れた教師・忍野衛先生。そんな彼に憧れた市川仁愛は有名大学で教職を取り、ついに憧れた忍野先生が働く高校に赴任することに!しかし憧れた忍野先生はセクハラはするわヨレヨレのスーツに無精ひげだわ職員会議は無断欠席するわで憧れの存在とは程遠い姿になっていた。そんな忍野先生の尻を叩きながら自分の仕事をこなしていく仁愛。そんな彼女はある時生徒にしっかりと寄り添う忍野先生を見てかつての気持ちを取り戻していくが…とこんな感じです!

〜憧れはあの頃のままで〜

初鹿野創さんの新作!前作「彼とカノジョの事業戦略」が面白かったのですが、残念ながら2巻で終わってしまったので新作楽しみにしてました!今作は学校を舞台にした教師×教師のラブコメとして楽しませていただきました!面白かったです!

まず序盤。仁愛が憧れの教師である忍野先生のいる高校に赴任するところから物語は始まります。高校生の頃にとある言葉をかけられたことで忍野先生に救われ彼と同じ教師になった仁愛。しかし久しぶりに再会した忍野先生はダメなおっさんになっていて…こういう憧れマジック、怖いですよね…

仁愛の指導教員になった忍野先生ですが、そのやる気のなさを見かねて仁愛が暴走気味に。そんなある日、同僚の先生たちに忍野先生の本当の姿を見せてもらったことで仁愛の憧れは戻ってきます。お弁当を作ってあげたり悩める生徒の問題解決を手伝ったり…かつて教師と生徒だった二人の関係が教師と教師になってラブコメになっていくの、非常に感慨深くてよかったですね!

仁愛と忍野先生のラブコメは、ダメなおっさんとそれを一生懸命に正そうとする年下の女の子という淡いものでしたが社会人同士ならこれがいい。これがちょうど良いという感じでしたね。仁愛の恋路を邪魔?お手伝い?する同僚の縁と信春もグッドでした!

終盤は伝統を重んじる学校の校則を変えようとする生徒をそれぞれの方法で支援することに決めた仁愛と忍野先生が非常に熱くて良きでしたね!普通の社会人ではこういうことできないので憧れます!最後まで楽しませていただきました!面白かったです!

キャラ A
仁愛は新米女性教師というラノベではなかなか見ない属性の主人公!熱くて真っすぐで応援したくなる女性でしたね!忍野先生は基本的にはノンデリで見た目も終わっている先生なのですが、生徒のことを本当に一番に考えていて頼りがいのある先生でした!縁先生、信春先生をはじめとした教師や生徒たちも魅力的でした!

最後に
教師×教師のお仕事ラブコメとして楽しませていただきました!これからまだまだ面白くなりそうな作品なので続きが楽しみです!

どんな人にオススメか?
新米女性教師が主人公の教師×教師のラブコメが読みたい方は!男性向けラブコメでは比較的めずらしい女性主人公の作品ですが、教師や学校と言う設定を活かしたラブコメは読んでいて楽しいです!もちろん教師の仕事描写もグッド!気になった方は!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル

教師になってからのラブコメ ~ダメオジ化した憧れの先生、今度は私が指導します!~



著者

初鹿野創



レーベル

ガガガ文庫


ISBN

978-4-09-453283-8





どうも夏鎖です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています

さて、今回感想を書いていくのは葵せきなさんの

「あそびのかんけい3」

です!
※若干ネタバレありです
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前巻の記事↓

☆感想☆

ストーリー A
内容は、常連のウタマルこと歌方月乃に告白された孤太郎。しかしみふるへの想いを簡単に捨てることもできず、その告白を断ろうとしたときに月乃から二週間の返信期限を提案されてそれに合意することに。二週間の間月乃からアプローチを受ける孤太郎。しかしそんな彼の姿をみふるが快く思うはずもなく…そして二週間の最終日に孤太郎たちはプールデートに出かけることになるが…とこんな感じです!

〜それでも想いは変わらずに〜

シリーズ第3弾!コミカライズも決まって今一番ラノベで調子が良いラブコメシリーズの最右翼ですね!今回は前回の衝撃の展開からどうなるんだ…からのまた予測ができない展開で楽しませていただきました!面白かったです!

まず序盤。告白のその後から物語は始まります。ウタマルの正体が月乃だと判明し、そして告白された孤太郎。彼は月乃と相談し二週間の返信猶予を得ることに。2巻のあの引きからみふるとの会話で回想する形式であの告白の日を振り返っていくのがめちゃくちゃよかったですね…孤太郎の気持ちを読みつつ、みふるがあの告白に何を思っていたのか知ることができる。最高の始まり方でした。

そして2週間の間、孤太郎は月乃から猛アタックを受けることに。といっても月乃はやはりというか直接的なことはしてこず、ボドゲカフェに通い孤太郎と会話する日々…でも名前の呼び方を変えたり、これまでウタマルとしてお客さんとして接していた月乃のことを女の子として接していく過程がすごく良かったですね!そしてみふるの焦り具合…みふるさん…なんで彼氏持ちってことにしたんですか…

今回ももちろんボドゲ要素はしっかりあって、3巻のひとつメインとなるのはあいうえバトルですね。ルールは本作を読んでいただくか、実際にプレイしていただくとして…この展開と絡めたゲーム選びがあまりにも絶妙すぎて流石の葵せきなさんでしたね。

終盤では二週間の猶予期限のラストにプールにいくことに。ヒロインたちの水着姿はえっちすぎるのでこれに動じない?孤太郎は流石でしたね。いやもっとタジタジしろよ。そしてここからさらにまた面倒くさい展開が…なんでどいつもこいつも真っすぐな関係性を築けないんですかね…今回も楽しく読ませていただきました!面白かったです!

キャラ A
孤太郎はなんだかんだで誠実に月乃に向き合っていて好感度上がりました!その誠実さをみふるにも最初から向けていれば…月乃さんは今回乙女度が爆上がりしていてめっちゃ可愛かったですね!あたふたするところとか計算高い冷静なところとか見ていて楽しかったです!みふるさんはなんでこんなことに…もっと素直になって攻めてくれ…

最後に
今回も気になる引きで終わりましたね…頼むから3、4か月以内には続刊出してください…!そして僕は月乃さんのことをまだ諦めてませんからね!まだ月乃さんは飛べますよね!葵せきなさん!



それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル

あそびのかんけい3



著者

葵せきな



レーベル

富士見ファンタジア文庫


ISBN

978-4-04-076300-2

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どうも夏鎖です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています

さて、今回感想を書いていくのは岩倉文也さんの

「きみが物語になる前に」

です!
9784065434055_600

☆感想☆

不登校の僕はたまたま歩道橋から飛び降り自殺をする少女の姿を目撃してしまう。しかし少女は死ぬこともなければ怪我をすることもなかった。なんと彼女は物語の世界から迷い込んだのだという。シオリと名乗る少女を助けるために彼女について調べ始める僕。そしてついに少年はシオリの手がかりである一冊の本に辿り着くが…

岩倉文也さんの新作!「透明だった最後の日々へ」「魂に指ひとつふれるな」が面白かったので新作楽しみにしてました!今作は少女性をテーマに熱かったちょっとかなり不思議な物語でした

物語は主人公である僕がシオリに出会うところから始まります!不登校になり地方都市の繁華街を夜な夜なうろつく僕。そんな彼は歩道橋から飛び降りる少女を目撃します。しかし少女は死んでおらず傷一つなくて…印象的な物語の始まり方でしたね。

そして二人は少しずつ距離を縮めていくことに。シオリと名乗った少女は主人公以外の目には見えておらず、ありとあらゆる物語の少女性を集めた存在。そんな彼女に近づきたい、助けたいと願ってしまった主人公は徐々にシオリに惹かれていくことに…ここからは割と概念性の強い物語になって好き嫌いは分かれると思いますが、個人的には好きでした。

シオリという存在の手がかりを示す本を見つけた主人公。しかしそれはシオリを解放することではなく、自分も…という展開で物語はさらに方向転換していきます。メタフィクションともまた違うこっちの方向に物語が転がっていくのか!という感覚はなかなか説明しづらく、評価は難しいのですが独特の満足感がある作品でした。岩倉文也さんの作品は好きなので今後も作品楽しみにしてます。

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル

きみが物語になる前に



著者

岩倉文也



レーベル

星海社FICTIONS


ISBN

978-4-06-543405-5

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