2026年06月

どうも夏鎖です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています

さて、今回感想を書いていくのは滝本竜彦さんの

「燃え尽き吸血鬼の音楽」

です!
9784094532999_600

☆感想☆

ストーリー A
内容は、二千年を超える時を生きる高貴な吸血鬼のエリー。かつてヨーロッパでヴァンパイアハンターと戦ったのも遠い昔のことで、今は年金をもらいながら日本でぐーたら暮らしていた。そんな彼女には最近やたらと世話を焼いてくる近所の女子高生・青柳くりすという少女がいた。彼女は何かとエリーと一緒に音楽をやりたがっており、ついにはくりすの高校で開催される文化祭のステージに立つことに。しかし二人は音楽のことをまったく知らなかった。苦戦しながら文化祭に向けて活動していく中で、エリーはかつてヨーロッパで一時期生活を共にしたベートーヴェンのことを思い出す。果たして二人は文化祭のステージを成功させることができるのか…とこんな感じです!

〜吸血鬼が想いを馳せて音楽を奏でる〜

滝本竜彦さんの新作!滝本竜彦さんといえば僕の世代から三十中ばくらいの方は学生時代に大変お世話になった存在かと思います。小説はもちろん「超人計画」も面白かったですね…そんな滝本竜彦さんがなんと初となるラノベレーベルからの作品発表ということでめちゃくちゃ楽しみにしてました!予想の斜め上を行く吸血鬼×音楽ものとして楽しく読ませていただきました!面白かったです!

まず序盤。エリーの日常が描かれます。かつては高貴な吸血鬼として仲間たちから尊敬され、ヴァンパイアハンターたちと戦いヨーロッパを席捲したのも昔のこと。今では日本で吸血鬼年金をもらいながらダラダラと暮らしていて…エリーのニートっぷりは見ていて楽しかったですねw

そして始まるくりすとの音楽活動!これまで何かとエリーにちょっかいを出していた近所の女子高生のくりすが文化祭のステージに申し込んでしまったことでなし崩し的に音楽活動をすることに。くりすとの絡みは百合みも感じられて非常に良きでしたね!

ここからの音楽活動はすごいの一言でしたね。お互い楽器も引けない。PCを使って音楽を作ることもできない、というところから音楽活動が始まります。エリーは中古のPCを買って無料のソフトを入れて音楽を作り始めますが当然のようにうまくいきません。こういう初心者の苦悩や迷い悩みが描かれるのは個人的には印象良きです!

くりすと一緒に音楽活動をする中でエリーはかつてヨーロッパの森でベートーヴェンと過ごした日々を思い出していきます。お金にだらしなく、生活力皆無で、耳もどんどん聞こえなくなっている。そんなベートーヴェンのことを支えて一緒に暮らすエリー…ここはもうあまりにも歴史IFとして、音楽もののとして完成されすぎてましたね。あの日読んだ滝本竜彦作品を彷彿させました。これだけで大満足です。

そして物語はクライマックスの文化祭でのステージへ。本番はもちろん順調なんてことはなく、様々なトラブルを乗り越えて二人にしか出せない音で二人だけの音楽を作り上げて観客を巻き込んで大盛り上がりなのが印象的でした!最後まで楽しく読ませていただきました!面白かったです!

キャラ A
エリーは本当にいいキャラでしたね!最初はぐーたらな吸血鬼かと思っていましたが、ベートーヴェンとの過去を見てその感想は百八十度変わりました…いい子ですよエリーは…くりすは音楽が好きな女子高生!どちらかというとトラブルメーカー気質な女の子ですが、それがエリーのぐーたらと化学反応を起こしていましたね!

最後に
久しぶりの滝本竜彦さんの作品として楽しく読ませていただきました!積んでいる「新NHKにようこそ!」も読まないと…滝本竜彦さんの次のラノベも楽しみです!

どんな人にオススメか?
音楽ものが好きな方は!もちろん過去に滝本竜彦さんの作品を読んで好きだった方にもオススメです!音楽もので久しぶりにワクワクする作品が読めました!気になった方は!太鼓判です!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル

燃え尽き吸血鬼の音楽



著者

滝本竜彦



レーベル

ガガガ文庫


ISBN

978-4-09-453299-9

表紙画像のリンク先




どうも夏鎖です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています

さて、今回感想を書いていくのは岬鷺宮さんの

「神懸かれ、キラーチューン。」

です!
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☆感想☆

ストーリー A
内容は、絶大な人気を誇る音楽ユニット・FUKASHIGI。彼女たちは専属ギタリストを探すためにオーディションを開催することに。そんなオーディションには有名シンガーソングライターや有名バンドのギタリストたちが参加していた。そんなオーディションに参加している水巻長閑はなんとFコードも引けない素人のような少女だった。しかし彼女がギターを弾くと周囲の空気は一変。上手さではない才能を秘めていた。果たして長閑は激戦オーディションを勝ち抜きFUKASHIGIの専属ギタリストになることはできるのか…とこんな感じです!

〜憧れの幼馴染の隣で〜

岬鷺宮さんの新作!大好きな作家さんではあるのですが、ここ数年ご無沙汰でしたね…なんとなく対象年齢じゃなくなった気がして手が伸びていませんでした…今作は壮大な音楽ものの始まりといった内容で楽しく読ませていただきました!面白かったです!

まず序盤。FUKASHIGIのオーディションの二次審査から物語は始まります。圧倒的な人気を誇りながらもギタリストが固まらないFUKASHIGI。そんな彼女たちはオーディションを開催することに。音源審査を合格して二次審査に集まった100人からさらにメンバーが絞られることに…序盤からいきなり主人公ではなくて有名シンガーソングライターの視点から物語が始まる構成は面白かったですね。

そして視点が長閑に移りオーディションは進んでいきます。Fコードも満足に弾けない。バンドを組んだ経験はない。そんな彼女は頭の中に住む悪魔ちゃんの声に励まされ導かれ背中を押されながらオーディションでギターをかき鳴らしていきます。決してうまくはない。けど無駄な音がなくて才能がある。そんな長閑の姿は見ていてワクワクしますね。

中盤からは一緒にオーディションを戦う戦友的なヒロイン、山田のえると雛罌粟令。長閑は2人と同居しながらオーディションを勝ち抜くための力をつけていきます。ここからはどんどん音楽の解像度も上がっていって、長閑がギターをかき鳴らす姿の描写も鋭く激しく印象的なものになっていきます。

同居生活やオーディションの中で芽生える彼女たちの友情や絆もよかったですね。FUKASHIGIの専属ギタリストになりたいという思いは一緒。しかしその席はたった一席。上手くなりたい。FUKASHIGIのギタリストになりたい。オーディションに勝ち抜きたい。そんな想いがぶつかり重なる描写は圧倒的でしたね。

終盤の四次審査もすごくよかったですね。ただまだまだ物語は始まりというところで今後に期待という感じが強かったです。最後まで楽しく読ませていただきました!面白かったです!

キャラ A
長閑はFコードも満足に弾けないギター少女。しかし他の誰にもない才能を持っておりそれがオーディションを通じてどんどん伸びていく過程が見ていて楽しかったです!山田のえる、雛罌粟令をはじめとしたオーディションに参加する女性たちも魅力的でした!

最後に
まだまだ序盤といった感じでしたが、音楽ものとして楽しく読ませていただきました!7月発売の2巻に注目したいです!

どんな人にオススメか?
音楽ものが好きな方は!長閑がオーディションの中で成長して奏でていく音色が印象的です!オーディションの中で芽生える友情もグッド!まだまだ序盤ではありますが、来月には2巻も出ますし気になった方は!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル

神懸かれ、キラーチューン。



著者

岬鷺宮



レーベル

電撃文庫


ISBN

978-4-04-952123-8






どうも夏鎖です(≧∇≦)

さて、今回6月後半発売の注目ライトノベルを紹介していきます!後半は16日から30日発売のライトノベルです!この記事では僕が注目しているラノベを紹介しているだけで、6月後半に発売するすべてのライトノベルを網羅しているわけではないのであしからずm(__)m それではいってみましょう!


6月18日発売 ガガガ文庫
「秘密の青春は夜の学校で2」雨宮和希(著)椎名 くろ(イラスト)
「燃え尽き吸血鬼の音楽」滝本竜彦(著)ナナメ(イラスト)






6月19日発売 富士見ファンタジア文庫
「28歳からやり直す、おっさん高校生活。まさかモテてしまうとは。」陸奥 こはる(著者)おりょう(イラスト)
「ファンタジー世界で悪役なのにヒロイン達に好かれたら現実世界でもハーレムになった」波瀾 紡(著者)ともー(イラスト)






6月25日発売 MF文庫J
「毎度、最強ヤマネコ一家です 団員各位、またS級傭兵団をやるので戻ってきなさい」伊達康(著者)
みきさい(イラスト)
「死亡遊戯で飯を食う。10」鵜飼 有志(著者)ねこめたる(イラスト)
「義妹生活17」三河ごーすと(著者)Hiten(イラスト)







6月30日発売 ファミ通文庫
「クラスのクール美少女の家事代行をしたら、毎日晩御飯の献立を聞いてくるようになった」桜ノ宮天音(著者)千道センリ(イラスト)




以上になります!
注目の新作は「燃え尽き吸血鬼の音楽」「毎度、最強ヤマネコ一家です」の2作品!前者はゼロ年代のラノベ読みなら誰もが知っている滝本竜彦さんの新作!元々漫画原作?だった作品の小説版?ですね。滝本竜彦さんの音楽ものとか面白いに決まっているので楽しみです!後者は歴戦のラノベ読みなら馴染み深い伊達康さんの新作!ライトなファンタジーのようなので伊達康さんの作風にぴったりですね!こちらも楽しみです!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

どうも夏鎖です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています

さて、今回感想を書いていくのは二月公さんの

「廃墟めぐり ここから先は自己責任です!」

です!
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☆感想☆

ストーリー A
内容は、ヒラキサマという突如流れてくる動画を見ると呪われるという都市伝説が流行っていた。古川姫奈はかわいい自分に自信を持っており、なんとかしてスカウトされて有名になりたいと考えていた。そんな彼女は廃墟めぐりという心霊チャンネルを運営する同級生・鴻巣透花と深山真冬にお願いして彼女たちのチャンネルに加入することに。透花と真冬はヒラキサマの動画を見たことで呪われており、呪いを回避するために廃墟を巡る動画を作り続けていると言う。姫奈は透花と真冬と関わる中で徐々に日常が霊的なものに浸食されていくが…とこんな感じです!

〜呪われているから動画を撮らないと〜

二月公さんの新作!今月発売の「声優ラジオのウラオモテ」が15巻でいったん完結(紙では完結。電子で継続)ということで新作が発売!新作すごく楽しみにしてました!今作はまさかのホラーということで楽しみ半分不安半分でしたが、しっかり怖くて声優ラジオからの路線も感じられる内容で楽しく読ませていただきました!面白かったです!

まず序盤。ヒラキサマという存在を示唆する場面から物語は始まります。突然流れてくる動画、それを見ると呪われてしまう、呪われないようにするにはホラーな動画をアップロードして再生数を期限内に稼ぐ必要がある、再生数を稼げないと…こうした動画に関する都市伝説・ホラーは現代みあってよかったですね!

ギャルの姫奈はかわいい自分を世に知らしめてスカウトされてデビューするという密かな目的があり、そんな彼女は廃墟めぐりというチャンネルを運営する透花と真冬に接触します。廃墟めぐりはその名の通り廃墟をめぐるチャンネルで人気もあるチャンネル。その人気を利用すれば自分も有名になれる…という算段でしたね。良くも悪くもタイプが全く異なる姫奈と透花、真冬の絡みは見ていて楽しかったです!

そして始まる廃墟を巡る動画撮影!ここからは割とがっつりホラーでしたね…声優ラジオと同じイラストレーターさんとのタッグですし、なんだかんだで百合でしょ百合!と思っていたら普通に怖かったです…廃墟のデティールもよかったですし、動画の呪いという現代みあふれるホラー要素と廃墟という心理的になんとなく恐怖や忌避感を覚える要素の組み合わせがグッドでした!

とはいえ日常パートは明るくて楽しかったですね!お姉ちゃんや真冬がいないと何もできない透花、声優オタクの真冬、そんな二人に対するあたりは強いながらもなんだかんだで楽しそうな姫奈…途中からは新たな女の子も加わって全日本百合ラノベ協会南関東支部副部長の僕も黙って頷くしかない女の子同士のやりとりを見せてもらいました。

終盤はさらに恐怖が加速しましたね。えっ…と思うような展開や女の子が廃墟で怯える/震える/助けを求めるという深層心理に来るホラー描写が見事でした。最後まで楽しく読ませていただきました!面白かったです!

キャラ A
透花は最初はクール系の美少女かと思っていましたが実はそんなことはなく、お姉ちゃんの穂乃花や真冬がいないと生きていけないタイプの美少女でそのギャップが見ていて楽しかったです!真冬はなかなかの声優オタクで好きなことになると口が止まらなくなるタイプでしたね。普段は大人しいのでそのギャップがグッド!姫奈は見た目も中身もギャルで、強気だけど打たれ弱いところが等身大の女の子らしさがあってよかったです。

最後に
結構かなりガチなホラーとして楽しく読ませていただきました!1巻だけど「おいおいこれからがいいところじゃねーか!」になってしまうので早く8月発売の2巻も読みたいです!

どんな人にオススメか?
ホラーが好きな方は!イラストや日常パートはかわいさありますが、廃墟をめぐるホラーパートはかなり怖いです。終始しっかりとしたホラーを求めている方には合わないかもですが、ホラー過ぎない作品を読みたい方にはぴったり!気になった方は!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル

廃墟めぐり ここから先は自己責任です!



著者

二月公



レーベル

電撃文庫


ISBN

978-4-04-916710-8






どうも夏鎖です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています

さて、今回感想を書いていくのは河津田眞紀さんの

「日常感ゼロな俺の青春崩壊ラブコメディ~異世界の姫と魔王とタイムトラベラーと世界を救う話~」

です!
※ネタバレありです
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☆感想☆

ストーリー A
内容は、高校デビューを目論む落留咲真は入学早々に正統派美少女な烏丸芽縷とオタクガールな煉獄寺薄華と知り合うことに。これからワクワクの高校生活が始まると思いきやなんと突然異世界召喚される。咲真のことを召喚した異世界の姫チェルシーはなんと咲真には大量の魔力があり、それを活用して異世界の魔王を封じ込めるために子作りをして欲しいと言う。当然のように拒否して現実世界へ戻る咲真だが、なんとチェルシーは咲真の高校に転校生としてやってきて…さらに芽縷と薄華にの正体も明らかになり咲真の平穏な高校生活が脅かされることになるが…とこんな感じです!

〜世界を救うために美少女たちと子作りを⁉〜

河津田眞紀さんの新作!創作プラットフォームであるNolaの電子書籍レーベルから発売されている作品です。現実世界と異世界を行き来しながら展開されるラブコメが魅力の作品として楽しく読ませていただきました!面白かったです!

まず序盤。咲真が高校に進学し芽縷と薄華と出会うところから物語は始まります!元気いっぱいで明るい芽縷とオタクでかわいい薄華。二人の美少女との出会いの過程は鉄板ではありましたが、これぞラブコメ!という始まり方で物語に一気に入り込めましたね!

しかしここでなんと突然の異世界召喚。異世界の姫であるチェルシーから召喚された異世界で咲真は自分が膨大な魔力を持つこと、魔王の復活を阻止し、魔王を封じ込めるために魔力を引き継ぐ子どもを作らなければならないことを聞きます。なかなかの超展開ですが、この展開がこの後のラブコメの面白さをグッと引き立たせる良い展開になっていましたね!

そして本格始動するラブコメ!チェルシーが咲真のことを追って転校生としてやってきたかと思えば、芽縷は未来から来た咲真の子孫で咲真の魔力を狙っていること、薄華は魔王の生まれ変わりそのものでこれまた咲真の魔力を狙っていることを知ります。ただここで三角関係ラブコメにならず、女の子たちはみんな咲真のことが好きで咲真もヒロインたちにドキドキするのがグッドでした!

芽縷、薄華、チェルシーとデートをしたり過去や今を共有しながらラブコメしていき、終盤ではチェルシーのいる世界に戻ってとある問題を解決することに。怒涛の展開で盛り上がりこの作品でしか味わえないラストを見せていただきましや!最後まで楽しく読ませていただきました!面白かったです!

キャラ A
咲真は高校デビューした普通の男子高校生。チェルシーをはじめとした異世界や魔力を狙う者たちに巻き込まれたりしつつも、彼女たちにしっかりと向き合っているのが好印象でした!元気いっぱいで明るい芽縷、オタクだけど自分の芯がしっかりとある薄華、世界を救うために咲真と頑張るチェルシーと3人のヒロインたちも魅力的でした!

最後に
異世界召喚×ラブコメという独自の組み合わせが楽しいラブコメでした!3人のヒロインともしっかりと向き合っているのが好感度高かったです!

どんな人にオススメか?
複数ヒロインのラブコメが好きな方は!ちょっと変わった異世界召喚との組み合わせが楽しい!もちろん各ヒロインたちもかわいくて、彼女たちにしっかりと向き合う咲真もグッド!気になった方はぜひ!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル

日常感ゼロな俺の青春崩壊ラブコメディ~異世界の姫と魔王とタイムトラベラーと世界を救う話~



著者

河津田眞紀



レーベル

NolaブックスGlanz


ISBN








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