カテゴリ: novel0

どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)
連投です。たまには1日2回ブログ更新もいいですよね…

さて、今回紹介するのは師走トオルさんの「無法の弁護人3 もう一人の悪魔」です!
前巻の記事↓

ストーリー A
内容は、本多の親戚の伯父・酒井から榊原という女性の相談を持ちかけられる。榊原は看護師をしており、担当した患者一ノ瀬からストーカーされているというものだった。警察へ届けを出すなど榊原の手伝いをする本多だが、一ノ瀬が殺されるという事件が起こる。しかも現場に榊原と伯父が居合わせたいた。事件解決のために再び阿武隈を頼ることになる本多だが、凄腕検察官朱鷺川が法廷に…とこんな感じです!
シリーズ第3巻。あとがきでも触れられているように一区切りつくお話となっていますが、まだまだ続くようでとりあえず一安心ですね。
今回は事件そのものというよりサブタイトルにもあるように本多の変化を描いたお話になっていました。もちろん法廷劇も楽しかったですし、相変わらず阿武隈の手腕には驚くばかりでした。しかし、変わった、というか変わることを余儀なくされた本多のこれから歩む道が定まったというところが一つ注目ポイントでしたね…法廷劇の方は前巻、前々巻のような派手さはなかった気がしますが手堅い面白さがありました。相手の検事朱鷺川の歯応えがなかった気がしますが、ネチネチとしたいやらしい感じは伝わってきましたね…一味違った結末に次への期待が高まりました!

キャラ A
阿武隈はやっぱりすごいですね…法廷劇はそうなんですけど、最初から真実を見抜いていたとは…そして遅れながらも真実にたどり着いた本多のとった行動が変わった本多でしたね…自分の正義のためにというところを大事にしてほしいです…朱鷺川はなんだかいやらしい部分ばかりが目立っていましたね…阿武隈と派手にやりあうことがなかったので若干拍子抜けでした。

今後の期待度 A
色々言いましたけど、大型メディアミックスも指導中でこれからどうなるのか楽しみなシリーズなので次も期待したいです!本多がどんな活躍を法廷で見せるのか…続刊を待ちたいです。

それではこの辺で(≧(エ)≦。) 

ISBN 978-4-04-256048-7

どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)
最近寒いと思ったら来週からは暖かいようで…気温の変化に戸惑います…

さて、今回紹介するのは細音啓さんの「ワールドエネミー 不死者の少女たちと不死殺しの王」です!

ストーリー A
内容は、世界中にヴァンパイアやグールなどの怪物がはこびる時代。人類は12体の最強の怪物アークエネミーを倒すために奮闘していた。最強のハンターであるノアはエルザと共にアークエネミーのゼルネッツァを追っていた。そんな中1人のシスターの少女と出会い行動を共にすることになる…とこんな感じです!
ジャンルはファンタジー。キリスト教的世界観で描かれるアクションものとなっています。
novel0にファンタジーの名手細音啓さん登場! novel0ということで割とダークな世界観になっていました!ストーリーはまだまだ序盤という感じながらも盛り上げどころもきちんとあり安定した面白さでした!人類最強のノアと道中で出会ったシルヴィが話の中心にいましたね。かたや最強のハンター。かたや拳でエネミーをぶっとばす武闘派シスターと、なかなか噛み合わないようなキャラの軽い掛け合いとバトルで物語は進んでいきます。世界観や敵について語る描写も多かったですが、テンポが悪くならないのは流石ベテラン作家さんという印象を受けました。バトル描写も丁寧かつ必要以上の余計な描写がなくスッキリとした味わいで楽しめました!ただ、一つ気になったのがラストのノアの戦いがちょっとあっさりすぎたことですね…もう少し丁寧に描かいても良かったのでは?と感じました!ダークな世界観で繰り広げられるヒロイックなファンタジーという感じで楽しく読めました!面白かったです!

キャラ A
ノアはまだまだわからないところが多いという感じですね。さっぱりしすぎていて内面があまり見えない感じです…戦闘では大活躍でした!シルヴィはシスターのくせに武闘派で肌も躊躇なく晒し出すという背徳的なところが良かったです!明るく元気な性格、そして容赦のないツッコミがグッド!エルザはその生い立ちが特殊なわりに時々年相応の女の子らしさを見せるのが可愛かったです!

今後の期待度 A
面白かったので今後も期待したいです!物語はまだまだ序盤!これからノアたちがどんな戦いを繰り広げていくのか…注目です!

どんな人にオススメか?
ちょっとダークなファンタジーが読みたい方は!バトル描写も悪くはないですが、あまり過剰にアクションを期待すると拍子抜けかもしれないです…ストーリーは面白いですし今後も期待できそうなので気になる方は!

それではこの辺で(≧(エ)≦。) 

ISBN 978-4-04-256046-3



どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)
明日からしばらく更新が怪しくなるかもです…

さて、今回紹介するのは縹けいかさんの「食せよ我が心と異形は言う2」です!
⚠︎今回は若干のネタバレを含みます
前回の記事↓

ストーリー ☆☆☆☆
シリーズ2巻。
過去を暴き、かつての英雄2人を殺した黒羽園。その後、園は瀕死の怪我を負い、月白カノも若葉に連れ去られてしまう。マコトとイーヴァという少女に看病され、園は復活を目指すがついに死んでしまうが、園は進化した人類として覚醒する…
うーん…決してつまらないわけではないんですけど、エググロ方面が一巻に比べて大人しかったですね…一巻では輪姦とが普通に描写されていたり、人が極限まで絶望して死んでいきましたが、今回は合歓未遂だったり、人に対して変な情けで殺さなかったりとモヤモヤする部分も…エググロは抑えないでむしろ一巻を超える勢いね突っ走って欲しかったですね…人外とはいえ幼女が強姦される描写を描くのは厳しかったのでしょうか…?
さてさて、ストーリーのほうは綺麗に決着がつきました! 若葉の過去も明かされ、園とイーヴァの2人のやりとりも良かったです! これで終わりというのは少し寂しい気もしますが、園とカノ2人のあまりにも残酷であまりにも切ない関係に一つ終止符が打たれましたし、満足のいく一冊でした!

キャラ ☆☆☆☆
園は本当に化け物ですね…肉体面はもちろんですけど、精神面でこれほど強いのは凄すぎます…マコトも一巻ではあまりいい印象を受けませんでしたが拷問を受けてのあの対応は…少し見直しました(苦笑) イーヴァが要所でいい働きをしていましたね…イーヴァがお気に入りなので、最後の場面のあのセリフは心にグッときました!

総合 ☆☆☆☆
エググロは一巻より見劣りしたかな?と個人的に感じましたが、いい最終巻でした! というか、これは最終巻ですよね…?

それではこの辺で(≧(エ)≦。) 

どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)
本当に最近読書スピードがまずくて…この先漫画や過去作の紹介が続くかもです…

さて、今回紹介するのは綾里けいしさんの「魔獣調教師ツカイ・J・マクラウドの事件録」です!

ストーリー ☆☆☆☆☆
人の身体に酷似した部分を持つ獣、魔獣が存在する世界。人々が鑑賞、性愛目的で雌型の魔獣を嗜好し、世間では魔獣による事件が頻発していた。主人公上代ウヅキはある日、帝都最高と言われる魔獣調教師ツカイに出会い…
素晴らしい。幾度となくこのブログでも使っていた言葉ですが、それがこれほど似合う作品はよほどのことがなければ今年はもう出てこないでしょう。
人間の醜悪さ、性欲にまみれた汚らしさ、異常、狂気…それらが濃縮され、詰め込まれ、一種美しい物語に昇華されています。恐ろしいまでに人間というものを暴いたストーリーです。淫蕩とした匂いを発する魔獣。その魅力に堕ち、壊れた人間の成れの果て。そして、そんな魔獣を調教し愛好家の元に届ける魔獣調教師。因縁渦巻く帝都でツカイの常軌を逸した行動から生まれる物語は、読み手を蟻地獄の奥底に引きずり込む魅力がありました。最高傑作。最後まで息つく暇もありませんでした。

キャラ ☆☆☆☆☆
ツカイという魔獣調教師の正常でありながら異常という側面が物語の中で燦然と輝く一方、ウヅキという普通の町医者という存在が好奇心ゆえにどんどんツカイの魅力にとりつかれていくさまは黒く不思議な力で読者を惹きつけていました。様々な魔獣も出てきますが、個人的なお気に入りはハーピー。イラストでも描かれていますが、美しすぎます。

総合 ☆☆☆☆☆
グロ、というよりエグく、ある程度性的な描写が大丈夫ならぜひ読んでみてください。読み始めたら最後、もうこの物語からは離れられません。

それではこの辺で(≧(エ)≦。) 

どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)
今日はセミの鳴き声を聞いたり、トンボが飛んできたりしました。すっかり夏ですね…

さて、今回紹介するのは師走トオルさんの「無法の弁護人2 正しい警察との最低な戦い方」です!
前巻の記事↓

ストーリー ☆☆☆☆☆
殺人事件の裁判を逆転無罪に導き、その名を高めた本多だが彼の元にやってくる依頼は罪を帳消しにしてほしいなど散々なものばかり…そんな中思わぬ人物からの依頼で、再び悪魔の弁護人阿武隈と法廷に立つことになる…
文句なしに面白いです。素晴らしい。その一言につきます。本多の葛藤、被告人今井の不器用ながらまっすぐな人間味、そして阿武隈の手腕…登場人物達が圧倒的な魅力が法廷で輝いていました。張られた伏線を綺麗というより美しく回収していく構成にはもう感嘆以外の言葉がありません。ラストまで続く鮮やさ。最高でした。これ以上は何を言ってもチープになりそうなので最後に一言。すごく面白かったです。

前巻と比べて ☆☆☆☆☆
前巻も面白かったのですが、イマイチ登場人物に魅力を感じませんでした。しかし、今回は違いました。登場人物1人1人が魅力を爆発させていました。伏線の回収、謎の解決の手際も見事で素晴らしかったです。

総合 ☆☆☆☆☆
すごく面白かったです。長く続くシリーズになると嬉しいですね…次巻も期待しています。

それではこの辺で(≧(エ)≦。) 

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