カテゴリ: novel0

どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)
今日二回目…でいいんですかね? 明日、というか今日ブログ更新しなくても大丈夫ですよね…? い、いえ、なんでもないです…

さて、今回紹介するのは縹けいかさんの「食せよ我が心と異形は言う」です!

ストーリー ☆☆☆☆☆
縹けいかさんの作品は初挑戦。
内容は10年前に大奇禍々と呼ばれる未知の侵略が世界を襲い、それから世界を救った英雄6人がいた。英雄の1人黒羽園は大奇禍の中で亡くなった英雄の1人月白カノの死の真実を知り、カノを死に追いやった犯人たちに復讐するというもの。
ストーリーは450pを超えるページ数が物語るとおり、非常に濃厚かつ重厚でした。作中ではいくつもの残酷描写が出てくるなど、ホラー的要素も見られましたが、どちらかというとSF要素が色強いです。聖書の記述をモチーフにするなど、細部にも凝った工夫が見られます。超能力の設定も魅力あるもので、超能力を使った能力者同士の戦いも丁寧に描写されていて臨場感がありました。大人の男性向けにふさわしい作品でした。

文章力 ☆☆☆☆
あまり明るい話ではありませんでしたが、文章は読みやすく地力の高さを感じました。ただ、残酷なシーンはもう少し凄絶さがあったほうがよかったと個人的には思いました。

総合 ☆☆☆☆
非常に楽しめました。難しいかもしれませんが、続刊があるのならぜひ読んでみたいです。

それではこの辺で(≧(エ)≦。) 

どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)
すみません…先日開設したサブブログにかまけていたら更新が…こっちがメインですので、これからはこっちを優先しますので…

さて、今回紹介するのは杉井光さんの「ブックマートの金狼」です!

ストーリー ☆☆☆☆☆
杉井光さんの一般文芸三作品目。まあ、これを一般扱いするならですがw
ストーリーはかつて伝説のチームを率いて、裏の世界で顔を広く知られていたが、現在ではとある書店で店長を務めるナオトが昔の縁がきっかけで、アイドルのストーカー探しを始める。しかし、調査を進めるうちに…というもの。
神メモを知っている方なら、とにかく読むことをオススメします! 絶対に裏切らない面白さがあります! 細かく張られた伏線。血生臭い喧嘩。やっぱり杉井光さんにヤクザが出てくる話は似合います。ただ、いつもの杉井光式スターシステムは随所に見られるので、ファンならその辺りは苦笑いしながら受け止めたほうがよさそうです(苦笑)個人的には久しぶりに杉井光さんの本質を見た気がする作品です! 

文章力 ☆☆☆
相変わらず一般文芸だと少し文章力が弱いです。ライトノベルなら充分すぎるほどなんですけどね…魅せる文章は相変わらず綺麗です。

総合 ☆☆☆☆
続きを出すなら丁寧に、出さないならこれできちんと終わって欲しい作品です。杉井光さんの新年二作目としては非常にレベルが高かったです! 杉井光さんのファンの方はぜひ! そうでない方やハードボイルドが苦手な方も、血生臭さはありますがそこまでハードボイルドではないのでお気軽に手にとってみてください!

それではこの辺で(≧(エ)≦。) 

どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)
最近新しいパソコンを購入したのですが、CPUの性能が高くて処理の速さに驚いていますΣ(・□・;)さすがcorei5ですね…

さて、今回紹介するのは本日創刊となったNOVEL0から、師走トオルさんの「無法の弁護人 法廷のペテン師」です!
えっと、前にもこういうことがあったので一応書いておきますが、Twitterで作者さんからオススメされたので購入しました。
ちなみに、イラストがあるのは帯で表紙にはありません

ストーリー ☆☆☆☆☆
題名からもわかる通り法廷もの。カテゴリはミステリにしましたが、どちらかといえばサスペンスですね。新人弁護士の本多が、初めての刑事裁判で苦戦を強いられ、悪魔の弁護人と呼ばれる阿武隈の力を借りることになるところからストーリーは始まります。阿武隈は嘘を見抜くという能力を持ち、これが裁判の現場で発揮され、さらに容赦のない追い詰め方から証人を追い込んでいく様は痛快でした。また、事件の調査を行った警察側の人間をコナンの登場人物に例えたり、現場の状況を図解するなど、法廷ものにあまり馴染みのない人でも理解が容易になるような工夫が施されていました。ストーリー自体は非常に面白く、二転三転する展開はものすごく楽しかったですが、個人的に硬い印象を受けたので、もう少し本多や阿武隈の日常シーンがあればと思いました。

文章力 ☆☆☆☆
文章はとても読みやすかったです! 法廷ものというシリアスな物語ながら、状況をきちんと伝えて読者に想像させやすい工夫が随所で見られました。また、全体的にテンポがよく実際に本多達と法廷にいるような気分になりました。

総合 ☆☆☆☆☆
とても面白かったです! 早速五月に続きが出るようなので、そちらも楽しみにしたいです! 次巻は法廷劇の他、もう少し登場人物がつかめるようなシーンを期待したいです!

それではこの辺で(≧(エ)≦。) 

追記:昨日Twitterで師走トオルさんの作品を過去に読んでいないようなことを書きましたが「火の国、風の国物語」は一巻だけですが読みました…

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