カテゴリ: 雑談

どうも夏鎖です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています

今回は久しぶりの企画ものということでここ3年間で発売されたオススメのHJ文庫の作品を10作品紹介します!僕は3年前からHJ文庫の公式レビュアープログラムに参加させていただいているので、ここ3年間で発売されたHJ文庫の新作は全部読んでいます。今回はその中でもオススメの10作品を紹介していきます!

『ワーウルフになった俺は意思疎通ができないと思われている』比嘉智康(著) 福きつね(イラスト)

ある日突然ワーウルフとして異世界に転生してしまった竜之介。その世界でのワーウルフは人間はおろか他の魔物とも意思疎通ができない種族だった。そんなハードな状況の中、竜之介はエフデというテイマーを目指す1人の少女を助ける。彼女はある理由からいなくなってしまったパートナーの代わりに竜之介をパートナーとすることに。しかし彼女はワケワリでテイマーの名家にも関わらず極貧生活を送っていて…
言葉を伝えられないワーウルフとワケあり少女の楽しくて優しい異種間コミュニケーション。異世界転生したら見世物にされるというハードな展開から始まるコミュニケーション重視な異世界ものは優しさと温かさを感じることができます!気になった方はぜひ!

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『凶乱令嬢ニア・リストン』南野海風(著) 磁石(イラスト)

かつて神殺しをも成し遂げた大英雄がなぜか病弱な幼女の体に転生⁉︎貴族の令嬢ニア・リストンに転生した彼女は生まれ変わってもなお止まらない戦いへの渇望を満たすために病を克服し最強への道を歩み始める!天使のような少女が繰り広げる無双劇の開幕!
スルメタイプのファンタジー。貴族の令嬢に転生した大英雄が病弱を克服し魔法映像というこの世界のテレビにあたるものを使って仕事をしたり、元武人ということで幼女には似合わないパワー系な解決方法でピンチを乗り越えるのも楽しい!気になった方はぜひ!

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『才女のお世話』坂石遊作(著) みわべさくら(イラスト)

両親に夜逃げされてしまい天涯孤独の身となった友成伊月。これからどうしようかと考えていると日本随一の財閥のお嬢様である此花雛子の誘拐に巻き込まれてしまう。誘拐されている最中に雛子に気に入られらたことがきっかけとなり彼女のお世話係となる伊月。人目がある時は完璧なお嬢様を演じる雛子だが、普段はぐうたらな雛子。そんな彼女を守べく甲斐甲斐しく世話を焼く伊月。だが身分の違いから問題が発生し…
上流階級要素を取り入れたラブコメ!両親が蒸発して天涯孤独の身となった伊月と日本随一の財閥のお嬢様である雛子。絶対に出会うことのなかった身分の二人がお世話係と通して親交を深めていく過程がすごくいい!伊月がすごく真面目なのも好感度高いですね!みわべさくらさんのイラストもベストマッチ!気になった方はぜひ!

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『幼馴染で婚約者なふたりが恋人をめざす話』緋月薙(著) ひげ猫(イラスト)

御曹司の鳥羽悠也とお嬢様だけど実はグータラ気質なところのある御令嬢の伏見美月。2人は幼馴染で婚約関係で高校入学時から半同棲生活を送っていた。学校でも周囲が認める熟年夫婦なのに、お互いを幼馴染として知りすぎているが故に恥ずかしくて手もつなげない⁉︎夫婦以上恋人未満な2人が本当の恋人を目指すバカップルラブコメが始まる!
バカップルラブコメ!お互いがお互いを幼馴染として知りすぎているがゆえにフラットすぎる二人が恋人っぽいことを使用と奮闘する過程がすごくいい!変なところで堂々としていたり変なところで初心だったりするのがたまらないです!気になった方はぜひ!


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『俺は知らないうちに学校一の美少女を口説いていたらしい』午前の緑茶(著) 葛坊 煽(イラスト)

本を読むのが生きがいな田中湊は本の買いすぎでお金に困っていた。アルバイト禁止の学校に通っており、バイトしていることがバレるのが怖かった湊は友人の勧めもあり変装してバイトをすることに。バイト先で柊玲奈という同世代の女の子に仕事を教わりながら順調に仕事をこなしていた。そんなある日、学校一の美少女である斎藤玲奈の生徒手帳を拾い彼女に届けたことで湊と彼女の交流が始まる。同じ本好きとして本の貸し借りを通して距離を縮めていく二人。そんなある日、斎藤玲奈は実は柊玲奈でバイト先で面倒を見ている田中湊が学校で本の貸し借りをしている田中湊と同一人物だということに気づき…
両片思い無自覚系ラブコメ!普段は陰キャなのに髪を整えるとイケメンな湊と学校では孤高の美少女で文学少女だけどバイト先では頼れる先輩な玲奈。学校でもバイト先でも一緒なのになかなかお互いの招待と恋心に気づけない二人が見ていてめちゃくちゃニヤニヤできます!全5巻完結済みなので気になった方はぜひ!

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『家事万能の俺が孤高(?)の美少女を朝から夜までお世話することになった話』鼈甲飴雨(著) 木なこ(イラスト)

家事万能で世話焼きな観音坂鏡夜はオカンというあだ名でみんなから親しまれていた。そんな彼はバイトとして孤高の美少女である小鳥遊祈の面倒を見ることに!学校では物静かな美少女なのに実は家事もダメ勉強もダメ、おっちょこちょい?でポンコツな祈。そんな彼女を見た鏡夜や彼女のためにご飯を作ったり洗濯をしたり…そんな日々の中で2人の距離は徐々に近づいていき…
面倒見のいい男子高校生とポンコツ美少女のラブコメ!あらゆることがダメダメな祈の世話をガンガンしていく鏡夜は見ていて楽しい!家事や友達づくりとなんでも鏡夜のサポートが必要になっていく祈ちゃんのポンコツっぷりですよ…そんなお世話する/されるの中で芽生えていく?ラブがグッド!謎に本格的な球技大会のソフトボールシーンも含めてオススメです!

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『陰キャの僕に罰ゲームで告白してきたはずのギャルが、どう見ても僕にベタ惚れです』結石(著) かがちさく(イラスト)

クラス内でトップカーストのギャル・茨戸七海に告白された陽信。しかし七海からの告白が実は罰ゲームだった?それを知りながらも七海と付き合うことにした陽信。しかし七海の様子を見ていると実は男性が苦手なピュアな女の子でどうやら陽信に本気で惚れているっぽい…?ピュアな2人によるラブコメが始まる!
ピュアなラブコメ!1巻序盤では七海と陽信が付き合うまでを丁寧に描き、そこからは陽信にべた惚れな七海をがっつりと描いていくのがグッド!鉄板ですが見た目ギャルだけど中身がピュアな七海はかわいいですし誠実な陽信も応援したくなります!気になった方はぜひ!

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『天才女優の幼馴染と、キスシーンを演じることになった』雨宮 むぎ(著) Kuro太(イラスト)

幼い頃に一緒にビックな俳優になって再会しようと約束した海斗と玲奈。玲奈は人気女優としての階段を駆け上っていく一方、海斗は端役しかもらえずに苦戦する日々を送っていた。そんな2人は高校生になって再会することに!そしてタイミングよく新作ドラマで主演として共演することに!かつての約束を果たすために、最高のドラマにするために2人は練習を重ねていく。そして会わない間に失われた2人の距離も徐々に近付いていき…
雨宮むぎさんのラブコメはいい。めちゃくちゃいい。だから読んで欲しい。売れない俳優と大人気女優。立場の異なる二人の幼馴染が再会して、演技を通して昔のように、そしてそれ以上に距離を近づけていく。甘くて爽やかでこういうラブコメが読みたかった!のど真ん中をいく作品!オススメです!
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『灰原くんの強くて青春ニューゲーム』雨宮和希(著) 吟(イラスト)

高校デビューに失敗し灰色の高校生活を送り大学四年生となった灰原夏希。社会人目前だった彼はある日突然7年前の高校入学直前に戻っていた。高校生活をやり直すチャンスを手に入れた夏希は筋トレとして体を引き締め、過去の経験を生かしてクラスでも上位の美男美女のグループの一員になる。そしてそのグループにはかつて片想いしていた星宮陽花里もいて…二度目の青春をやり直す夏希の青春ラブコメが始まる!
青春に失敗した大学四年生の夏希が高校入学前に戻って青春をやり直すという青春ラブコメ。めちゃくちゃ努力して自分が望んだ青春を手に入れようとする夏希は思わず応援したくなりますし、瑞々しい青春の一瞬はキラキラしてましたね。終盤である問題が起きた時も等身大の自分で解決しようとするのがすごく印象的でした。気になった方はぜひ!

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『美少女にTS転生したから大女優を目指す!』武藤かんぬき(著) あって⇒七草(イラスト)

病気で5年以上ろくに動くことができなかった39歳の主人公。彼はある日、突然美少女・すみれとして人生をやり直すことになる。前世の経験を活かしてより良い人生を送るため日々奮闘するすみれ。ある日。彼女の姉が勝手に応募した全国美少女オーディションでとある映画監督に認められたことで女優を目指すことになる。果たして第2の人生はうまくいくのか…
39歳のおっさんが美少女に転生して前世の知識を活かして女優を目指すという物語!過去を乗り越えて美少女という特権と演技力を活かして女優としての一歩を確実に踏み出していく過程がすごく良かったです!残念ながら現時点では1巻までの発売ですがオススメなので気になった方はぜひ!


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それではこの辺で(≧(エ)≦。)

仕事が忙しくてラノベ読めてないので各レーベルの新人賞受賞作で一番面白かった作品をつらつら紹介していきます。各レーベルごとの新人賞受賞作なのでカクヨムコンとかなろうコンとかは対象外です。それじゃいきましょ。

電撃大賞受賞作

「キーリ」壁井ユカコ 田上俊介

電撃大賞はこの作品しかないです。ご存知の方はご存知の通りこのブログタイトルはキーリ1巻のサブタイトルから来ています。
人類が植民星として移住した惑星が舞台で、SFともファンタジーともいえる世界観が魅力的で、幽霊が見える天涯孤独の少女・キーリと不死人のハーヴェイとラジオに憑依した幽霊の兵長を中心としたヒューマンドラマはこの作品でしか味わえない魅力があります。
全9巻で今ならセールで200円以下で買えるのでぜひ手にとってみてください!





ファンタジア大賞受賞作

「撃ち抜かれた戦場は、そこで消えていろ」上川景 TEDDY/鷲尾直広


結構悩みましたけどファンタジア大賞受賞作で一番面白かったのはこの作品。東西の国で100年続く戦争を「撃ち抜かれた人間をこの世にいなかったことにして世界を再編する」という弾丸を用いて勝利していくという作品。奇抜な設定で最初は物語に少し入り込みづらいのですが、負けっぱなしだった東の国が特殊な弾丸で連勝していく過程、主人公のレインとヒロインのエアのやりとりも楽しい!この翌年に「スパイ教室」が大賞を受賞したこともあり、大賞受賞作の中では影が薄いのですが自信を持ってオススメしたい作品です!




角川スニーカー文庫

「シュガーダーク 埋められた闇と少女」新井円侍 mebae

読んだのは10年前ですが今でも大好きな作品。僕が唯一天才だと思うラノベ作家のデビュー作です。ハルヒ以来6年ぶりの大賞受賞作。冤罪で逮捕された少年が墓地で墓穴を掘る仕事をしている中でメリアという少女と出会い惹かれ、そして墓地に隠された秘密を知る…過去の記事でも書いているんですけど132ページがマジでめちゃくちゃすごいのでここまでは絶対に読んで欲しいです。あとこの作品はコミカライズもオススメです!



講談社ラノベ文庫

「ラン・オーバー」稲庭淳 こうましろ

これも読んだ当時はめちゃくちゃ衝撃を受けました。ジャンルとしては超ダークな青春もの。いじめのターゲットにされていた湊がいじめの主犯格である人物に復讐するために主人公の伊園を脅して協力させて…とにかくエグくてグロい。淡々としかし苛烈に復讐していく様子がすごい。いじめられる側がいじめる側に変化していく過程は今でも忘れられないほど印象的です。最近講談社ラノベ文庫の新人賞受賞作からこういう尖った作品出ていないのでまた出してほしいですね…




GA文庫

「コロウの空戦日記」山藤豪太 つくぐ

単純な面白さならもちろんダンまちなんですけど、印象的という意味ではこの作品。僕の大好きなミリタリー系の作品ということもありますが…死ぬために戦闘機のパイロットになったコロウが死なせない男が指揮する先鋭部隊に配属されパイロットして成長していく。タイトルの通り日記形式で物語が進むのもめちゃくちゃいいですし終盤の戦争を終わらせるための戦いがめちゃくちゃ熱い!1巻完結でめちゃくちゃオススメです!




MF文庫J

「死亡遊戯で飯を食う」鵜飼有志 ねこめたる

最近の作品で申し訳ないのですが、MF文庫Jで新人賞受賞作ならこの作品です。拾い上げがありなら「図書迷宮」なんですけどね…幽鬼という幽霊のような女の子がデスゲームで99連勝を目指す作品。職業デスゲーマーな女の子が命の軽い世界で本能と経験と勘でデスゲームを勝ち抜いていく過程が熱い!シリーズが進むごとに多角的な視点で描かれるデスゲームもいいですね。グロいのが大丈夫ならオススメです!





オーバーラップ文庫

「アマデウスの残り灯」志賀龍亮 白味噌

ちょっとダークな旅ものファンタジー。緩やかに滅亡していく世界で旅をする不死者のカインと神を名乗る少女ヨグ。彼らは旅先で様々な人と出会い交流していく…退廃的で終わりに向かっていく世界で起こるヒューマンドラマがめちゃくちゃいいんですよ…1巻しか出ていなくてお世辞にも知名度が高い作品ではないので今ここで改めてオススメしたいです!




ファミ通文庫

「ココロコネクトシリーズ」庵田定夏 白身魚

ファミ通文庫もめっちゃ迷いましたね…桜庭一樹さんのデビュー作「ロンリネス・ガーディアン AD2015隔離都市」もいいですし「リンドウにさよならを」もめっちゃいいですし…でも高校生の頃の思い出補正でこの作品で…5人の少年少女に巻き起こる様々な現象を解決する青春もの。高校生当時稲葉がめっちゃ好きだったんですよね…個人的には短編集が好きでした!この作品は言いたいことが多すぎるのでいつかちゃんと再読したいですね!




以上です!
思い出の新人賞受賞作があったら教えてください!

超久しぶりの雑談。うす暗いことならいくらでも話せますし、実際それでPV数伸びるんですけどね…仕事で疲れてるとそれすらやる気なくなります。

さて今回はラノベ読みの間では度々話題に上がるファミ通文庫について取り上げます。

もう皆さんご存知の通り今のファミ通文庫は結構かなりそれなりにヤバいです。バカテス、文学少女といったラノベ史にその名を刻む名作や『吉永さん家のガーゴイル』『狂乱家族日記』『ヒカルが地球にいたころ……』『学校の階段』『ココロコネクト』『B.A.D』『犬とハサミは使いよう』『龍ヶ嬢七々々の埋蔵金』といったヒット作やアニメ化作品がわんさか出ていたのは過去のこと。ライトノベル最盛期と言われている(らしい)2012年に年間102冊の作品を発表したファミ通文庫はもういません。今いるのは2021年に年間刊行点数17冊、2022年に年間刊行点数16冊のファミ通文庫です。モンハンをはじめとしたゲーム系のコミカライズもごっそり数を減らしましたし、10年前を彩った作家さんはほぼいません。謎のロゴ変更やHPリニューアルや中途半端な周年記念もあんまり話題にならなかったです。

とファミ通文庫は散々言われることもありますが、個人的にはここ数年のファミ通文庫は好きです。出している作品はめちゃくちゃ面白いんですよ。ということでここ3年くらいにしぼって好きな作品振り返っていきます。

『あなたのことならなんでも知ってる私が彼女になるべきだよね』藍月 要(著者) Aちき(イラスト)
ここ数年で一番好きなラブコメ。ヤバい女の子ヤバい女の子と人の感情が色で見える男の子のお話し。とにかく女の子がヤバい。ヤバヤバのヤバ。何がどうヤバいのかは表紙の雰囲気で察して欲しいんですけどとにかくヤバい。マジでこの作品だけは後悔させないので黙って読んで欲しんですよ。

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『朝日奈さんクエスト』壱日千次(著者) U35(イラスト)
これも地味に好きだった。ぼっち陰キャ大学生がカースト上位女子高生の指導によってキラキラ大学生になっていくお話。一時期流行った陰キャ逆転系青春ラブコメですね。でもこの作品は大学生の主人公と女子高生のヒロインという組み合わせや発生するイベントが絶妙だったんですよ。これもオススメ。

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『友人に500円貸したら借金のカタに妹をよこしてきたのだけれど、俺は一体どうすればいいんだろう』としぞう(著者) 雪子(イラスト)
直近三年間で数少ない5巻まで発売されたシリーズ。タイトルの通りのラブコメなんですけど大学生主人公と押しかけ嫁系な親友の妹系ヒロインの絶妙な距離感のラブコメがめちゃくちゃいい。例によってこの頃は同棲ラブコメが流行っていたんですけど、その中でもしっかりと長続きして雪子さんのかわいいイラストでも見せてくれるラブコメでした。オススメ。

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『Vtuberってめんどくせえ!』烏丸 英(著) みこフライ(イラスト)
VTuber作品と言えば富士見ファンタジア文庫のV伝があまりにも有名ですが、VTuber作品が流行る一つきっかけになったのはファミ通文庫だと僕は割と本気で思っています。そしてその先駆け的な作品がこの作品。炎上から始まる前途多難な男性VTuber主人公を真っすぐに描いています。主人公もヒロインもVTuberという作品はラノベ界では(おそらく)初でしたし、VTuber同士のやりとりや悲哀が楽しいコメディです!今でも続き待ってますしファミ通文庫にこの作品あり!な作品だと思ってます!

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『自作3Dモデルを売るためにサキュバスメイドVtuberになってみた』下垣(著者) 姫咲 ゆずる(イラスト)
こちらもVTuber作品。自分の作った美少女3Dモデルが売れない!なら自分で作った3DモデルでVTuberやっちゃおう!そしたら意外なヒット⁉な作品!というこちらもVTuberコメディ。こちらはめんどくせえ!よりコメディよりの作品でテンポ良く気軽に読めます!VTuber・ショコラとして活動する主人公の活躍をぜひ楽しんでください!

感想↓





以上になります!
ファミ通文庫はヤバい!とか言われてますけど、B6判の方は手堅い感じですし11/30にはサッカーラノベ『三傑のサッカーは世界を揺らす!』が発売されたりしますし、個人的にはまだまだ!なレーベルです!それに大抵ファミ通文庫がどうこう言ってる奴ってここ3年くらいの作品ほとんど読んでないんすよね…好きな作品は買って読んで応援していきましょう!

もうタイトルまんま。最高すぎる。
月曜日に杉井光さんの最新作である「世界でいちばん透きとおった物語」を読んだらめちゃくちゃやられてしまった。本当に最高の読書体験だった。小説を読むことの楽しさの半分くらいはあの作品にあるし、あの作品に出会えたことの素晴らしさと、僕がもう10年もファンな杉井光さんがあの作品を書いている嬉しさは言葉にできない。最高だ。

ということで2019年に書いた雑談の続きを書いていく。続きということで2019年12月以降に発売された杉井光さんの作品について語る。3年半も前のブログを読み返すのは恥ずかしさしかなかったが、杉井光さんは今でも定期的に素晴らしい作品を出してくれる。杉井光作品の時間をどこかで止めている方はぜひともこの記事を読んで杉井光作品を読むことを再開して欲しい。

2019年の記事↓



「生徒会探偵キリカS1」講談社ラノベ文庫
生徒会探偵キリカシリーズが再開⁉となって狂喜乱舞したのが2019年の11月。そして12月に意気揚々と久しぶりのキリカを読んで「最高~!」と叫んでからしばらく時が止まってしまった。キリカ、また再始動ないですか…?マジでテン年代最後の正統派生徒会ものだと思うんですよ。個性の馬鹿強い女たち(いつもの杉井光ヒロイン)といつもの杉井光主人公がマンモス校で巻き起こる謎を解く。最高のシリーズじゃないですか。マジで再開しましょうよ。甲羅創刊当時を知る貴重な作品ですよ。キリカの続きは死ぬほど待ってます。頼む講談社。頼んだよ。
あっ、ちなみに続刊だから無印のキリカシリーズ6巻まで読んでから読んでね。




「天才美少女生徒会長が教える民主主義のぶっ壊し方 生徒会探偵キリカ 番外」講談社ラノベ文庫
キリカの番外編。といってもうさんくさい新書をエンタメ感覚で読んでくれって感じの作品。タイトルの通り生徒会探偵キリカシリーズの生徒会長である天王寺狐徹が憲法や民主主義について語るイカれた作品である。僕は番外編でここまで攻めた作品を知らないし、この作品のせいでキリカシリーズの続刊が出ていないんじゃないかとすら思っている。それくらいぶっ飛んでいる。僕は好き。キリカシリーズ読んでるなら必読。読んでない方は少なくとも1巻は読んでからどうぞ





「楽園ノイズ」電撃文庫
杉井光さんの音楽ものが電撃文庫で!と狂喜乱舞したのは僕だけではないはず。杉井光さんと言えばホワイダニットなミステリと音楽ものが代名詞(だと僕は思っている)ですけど、やっぱり音楽ものは特別だ。文章で音が聴こえる文章が書ける作家さんは杉井光さん以外いない。いやいるかもしれないけど、ここまで音色は響かない。そんな待望の音楽ものは女装男子⁉の主人公(もちろんいつもの杉井光主人公)が音楽やっていてなにかしら面倒な事情を抱えているヒロイン(もちろんいつもの杉井光ヒロイン)が出てくる。もうそれだけで面白いのに、やっぱり音楽描写は格別だ。この作品でしか味わえない。知らない音が聴こえる。比喩でもなんでもないのだから本当にすごい。
そしてさらにすごいのは過去作とのリンクがあるところだ。杉井光さんの作品は過去作とリンクがあることもあるのだが、そのリンク先が僕が大好きな「神曲プロデューサー」と繋がっているのだから最高だ。3巻で窪井拓斗が出てきたときは震えた。8年越しに彼らに出会えるなんて思ってもないじゃないですか。最高すぎる。
昨日最新6巻が発売された。僕はまだ読めてない。すぐに読む。そして「さよならピアノソナタ」が好きなら黙って読め。女装男子が主人公は嫌い?うるせぇ!いつもの杉井光主人公だ!読め!ブックウォーカーなら5/12まで1~3巻が半額セール中!




「この恋が壊れるまで夏が終わらない」新潮文庫nex
杉井光さんの一般文芸よりの作品。まぁnexなのでどちらかというとキャラ文芸だけど気にしない。いつもの杉井光主人公がちょっとビターテイストなひと夏のタイムリープに巻き込まれるミステリ。杉井光作品でタイムリープというと「放課後…アポカリプス…3巻…どこ?」となるファンも多いと思う。僕もなった。定期的に放課後アポカリプスの3巻を求めてしまう症状を患っている方は仲間です。ミステリなので多くは語りませんが苦い酸っぱい青春とタイムリープの組み合わせがいい。黙って読め。1巻完結だし青春ミステリ×タイムリープものとしてすごく面白いので杉井光作品初挑戦の方にもオススメ。




「世界でいちばん透きとおった物語」新潮文庫nex
新潮文庫nexから1年ぶりに発売された杉井光作品。というかこの作品を作るのに1年で足りたのかというのが正直な感想。再三言ってるし、この作品だけは僕の言葉とか気にせず黙って読んで欲しい。僕も黙って感想置いておく。紙書籍しかないのだけ注意。




以上です。聡明なる杉井光ファンの皆さん。「世界でいちばん透きとおった物語」の衝撃を分かち合いましょう。

雑談。今年度もやっていきます。
いつも通り適当なこと(ほどよいの意味あいで適当)なことを書くので適宜Twitterやコメントで突っ込み入れたり持論展開したりしてください。

今回は個人的にラノベでやるには難しいと思う要素について話します。
ひと昔前はロボットものはラノベで難しいとか、百合はラノベでは難しいとか言われていた時期もありましたけどどちらもヒット作が出てきてからは全く聞かなくなりましたよね。結局、成功は全ての否定意見をぶっ潰すんですよ。

まぁそれはともかくとして個人的にこの要素はラノベでやるには難しいのでは?と思う要素についてつらつらと書きます。

アイドルもの
これ。マジで難しいと思います。文章とわずかなイラストで歌って踊るアイドルを表現するのってめちゃくちゃ難しいと思います。過去に何作品かアイドルもののラノベ読みましたけど、文章でアイドルの魅力を表現しきれていないことがほとんどです。というか視覚と聴覚がアイドルの大部分を占めるのにそれを文章で表現できること自体奇跡ですよ。そんなアイドルものの中で唯一楽しめのが石川博品さんの「メロディ・リリック・アイドル・マジック」。ラノベのアイドルものは現状この作品だけ読んでおけば間違いないです。

追記:さーせん。「ステラ・ステップ」も必読です





中学生主人公とヒロイン
これはマジでラノベで中学生主人公&ヒロインってまるで心当たりがないです。いや年1くらいでは見かけますけど…高校生と違ってバイトもできない。学外のイベントが起こしづらい。恋愛も幼い感じになりがち…なのが難しいところなんでしょうね。多分。きっと。おそらく。メイビー。なんとなくイリーガルというか主人公はショタっぽく、ヒロインはロリっぽくなってしまう。ラブコメなんかだと微笑ましい感じにはなりますけどやっぱり高校生のラブコメなんかと比べると物足りないですよね。中学生の妹ヒロインなんかは高校生同士のラブコメなんかでは定番ですけど、主人公もヒロインも中学生というのはやっぱり難しいんでしょうね…



年上メインヒロイン
望公太さんの作品という圧倒的成功例はありますけど、逆に言えば望公太さんの作品くらいじゃないですか?ラノベヒロインはなぜか同い年や年下になりがちで、年上の女性がメインヒロインってほぼないですよね。年上ヒロインってどちらかというと主人公が甘やかしてもらう的な立ち位置になるんでしょうけど、僕自身それを求めていないですし、かわいさとは別の方向になってしまうので難しいんですかね?一応ここでの想定は主人公より1歳年上とかではなくて、3歳以上年上とかです。




あとはここ3、4年だと生徒会もの(謎部活もの)、吸血鬼ものなんかは難しいのかな?なんて思ってみたりみなかったり…全然みかけませんもんね…

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