カテゴリ: ライトノベル(新作・シリーズ紹介)

どうも夏鎖です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています

さて、今回感想を書いていくのは英志雨さんの

身代わり花嫁は命を賭して 主君に捧ぐ忍びの花

です!
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☆感想☆

ストーリー A
内容は、忍びの末裔の少女・依都は主君である有栖川美緒とその婚約者である誠一と共に裕福とは言えないものの穏やかに暮らしていた。そんなある日、美緒の伯父である高柳昌也が残した莫大な借金の代わりに冷酷と悪名高い軍人・東堂園悠臣に美緒が嫁がされることに。美緒と誠一を守るために身代わりとして悠臣の元へ嫁いだ依都は悠臣にすぐに美緒ではないとバレてしまう。しかし悠臣は軍のスパイとして依都を利用するために彼女と結婚することに。果たして依都と悠臣の契約夫婦は数々の苦難を乗り越えることができるのか…とこんな感じです!

〜忍びの末裔が軍人の花嫁に⁉︎〜

第21回角川ビーンズ小説大賞審査員特別賞受賞作!発売週には買っていたんですけど結構積んじゃいました…すみません…大正浪漫的な世界観で描かれるパワー系女子の依都と冷酷な悠臣の契約夫婦ものとして楽しく読ませていただきました!面白かったです!
まず序盤。依都が主君の美緒の代わりに悠臣に嫁ぐところから物語は始まります!いわゆる没落貴族の美緒とそんな彼女が惚れた婚約者の誠一。2人の幸せを願う美緒は伯父の借金の肩代わりとして悠臣に嫁ぎます。大正浪漫香る世界観が良きですね!そして依都は美緒の代わりに悠臣に嫁ぐのですが速攻で美緒ではないことがバレてしまいます。忍びの末裔にしてはなかなか派手な立ち回りでしたねw そんな依都を利用できると思った軍のスパイである悠臣は依都と結婚することに!そして始まる契約夫婦生活!依都は本当に見てて飽きない子でしたねw ダンスの練習が嫌だからと相手の弱みを握るために家宅捜索したり、街の賑わいに子どものように笑ったかと思えば射的がうまくできずにむくれてみたり…そんな依都を懐柔して?時折ドキッとさせる表情を見せる悠臣もなかなかのイケメンですね!普段は冷たそうな男が素直に女の子をかわいいと言う瞬間!たまりません!物語は中盤から美緒の伯父である昌也が残した借金を引き金にきな臭い方向へ…ラストではこの作品らしい?夫婦共闘が見れて大満足でした!最後まで楽しく読ませていただきました!面白かったです!

キャラ A
依都はパワー系女子!血気盛んというか文字通り命を賭して戦う姿がかっこいいですね!一方で女の子らしい一面もありそのギャップがたまりません!悠臣は冷酷系のイケメンでスパイ任務は淡々とこなす一方、依都には時折甘かったりしてそのギャップがこちらも良い!そのほかのキャラも魅力的でした!

最後に
大正浪漫な世界観で描かれる契約夫婦な2人の賑やかで楽しいお話しでした!続刊でますよね…?2巻も楽しみです!

どんな人にオススメか?
大正浪漫的な世界観で描かれる契約夫婦ものが読みたい方は!バトルシーンが多めな一方で契約夫婦ものらしい部分もたくさん味わえます!いわゆる女性向けですが男性も問題なく楽しめます!気になった方は!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル

身代わり花嫁は命を賭して 主君に捧ぐ忍びの花



著者

英志雨



レーベル

角川ビーンズ文庫


ISBN

978-4-04-114422-0

表紙画像のリンク先



どうも夏鎖です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています

さて、今回感想を書いていくのは夢見夕利さんの

「魔女に首輪は付けられない」

です!
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☆感想☆

ストーリー A
内容は、二大貴族が独占していた魔術が大衆化し犯罪率が増加した世界。そこでは魔術犯罪捜査局により魔術犯罪が取締られていた。魔術犯罪捜査局に所属するローグは上司の策略により第六分署に転属させられる。そこには厄災をもたらす能力を持つ魔女たちが力を制限する首輪をかけられた状態で配属されていた。他人の精神に干渉し人間を人形に変えてしまう力を持つミゼリアと凶悪犯罪を追うことになったローグは果たして事件を解決できるのか…とこんな感じです!

〜魔女とバディを組んで魔術に関する事件を解決〜

第30回電撃小説大賞の大賞受賞作!魔法が存在するファンタジー世界での男女バディものとして楽しく読ませていただきました!面白かったです!
まず序盤。ローグが第六分署に転属させられるところから物語は始まります。犯罪者を素手でぶちのめし血塗れのローグとして有名な彼は上司の策略により管理職になるはずが第六分署というところに飛ばされて…世界観の説明も含めて序盤は非常にスムーズでしたね。そして第六分署でローグは人間を人形に変えてしまうほど強力な精神干渉系の魔術を得意とするミゼリアに出会います。彼女と共に凶悪犯罪を解決することになったローグはミゼリアに振り回されながらも頑張って事件を解決していきます!最初は魔女であり、さらにはふざけた態度をとるミゼリアを全く信頼していんかったローグですが、なんだかんだで徐々に彼女のことを信頼していく過程が良かったですね!ミゼリアもミゼリアでローグの覚悟に当てられて彼を信頼するようになっていくところがグッド!中盤以降は大きな事件を追っていくのですが…渦巻く二大貴族の陰謀であったり、カトリーヌさんの本性だったりにびっくりしましたね…ラストバトルは盛り上がりましたし最後まで楽しく読ませていただいました!

キャラ A
ローグ君は優秀な捜査官で泥臭いところもあり、女性に対する免疫があんんまりなくてミゼリアにあたふたしたりと見ていて楽しい青年でしたね!ミゼリアはとにかく食えないやつでローグのことを手玉にとりまくりでしたね…さすが魔女です…個人的にはカトリーヌさんがめちゃくちゃ好きでした!

最後に
魔術のある世界で事件を解決するいいバディものでした!ローグとミゼリアのやりとりも楽しかったです!

どんな人にオススメか?
ファンタジー世界が舞台のバディものが読みたい方は!ローグとミゼリアのやりとりは見ていて楽しいですし事件を解決していく過程もグッド!気になった方は!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル

魔女に首輪は付けられない



著者

夢見夕利



レーベル

電撃文庫


ISBN

978-4-04-915525-9

表紙画像のリンク先


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さて、今回感想を書いていくのは虹音ゆいがさんの

「灰色の叛逆者は黒猫と踊る 1.闘士と魔女」

です!
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☆感想☆

ストーリー A
内容は、人間と魔獣の戦いが見世物として扱われる闘技都市アイレム。常に死と隣り合わせの世界で闘士たちは魔獣と戦っていた。見習い闘士の序列1位であるレーヴェは正式な闘士への昇格試験で魔女と呼ばれるミィカを殺すように強要される。ミィカを自分と同類だと気づいたレーヴェは闘技都市に叛逆して彼女を守ることに決めるが…とこんな感じです!

〜最強の少年が猫少女を救う〜

虹音ゆいがさんの作品!参加させていただいているHJ文庫公式レビュアープログラムの作品です。ありがとうございます。ユニークな設定が魅力のバトルファンタジーとして楽しく読ませていただきました!
まず序盤。闘技都市の日常が描かれます。人間と魔獣が生死をかけた戦いをし、闘士たちもまたお互いに競い合う…短いプロローグでどういった世界観が見せてくれるのがグッドですね!そして物語はレーヴェが正式な闘士への昇格試験で魔女であるミィカに出会います。戦いの中で彼女が同類であることを確信したレーヴェはミィカを倒すのではなく彼女を仲間にすることに決めます。レーヴェ自身普通の人とは異なる力をもつことから彼女を守ろうとする展開は良かったですね。そしてはじまるミィカとの生活。他の闘士仲間たちとの日常や終盤のバトルもよかったですね。バトルシーンは影の獣を纏って戦うミィカが魅力的でした。

キャラ A
レーヴェは最初はスカした感じのやつかと思いましたがミィカを助けたあたりから優しい少年感が出てきてグッドでした。ミィカもレーヴェたちと出会った直後は借りてきた猫状態でしたが徐々に慣れてきて終盤ではかわいい表情を見せるようになっていました。

最後に
ユニークな設定が魅力のバトルファンタジーとしって楽しく読ませていただきました!

どんな人にオススメか?
バトルファンタジーが読みたい方は!ミィカの影の獣を纏って戦うシーンをはじめ魅力的なバトルが楽しめます!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル

灰色の叛逆者は黒猫と踊る 1.闘士と魔女



著者

虹音ゆいが



レーベル

HJ文庫


ISBN

978-4-7986-3406-7

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どうも夏鎖です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています

さて、今回感想を書いていくのは叶田キズさんの

「無防備かわいいパジャマ姿の美少女と部屋で二人きり」

です!
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☆感想☆

ストーリー A
内容は、勉強だけが取り柄の根来学道は担任の先生の命令で不登校少女の補習課題を手伝うことに。早速不登校少女・真倉こいろのもとへ向かうと現れたのはとんでもない美少女⁉︎補修課題を毎日届けているうちに仲良くなった2人は一人暮らしのこいろの部屋で遊ぶことに!一緒にゲームをしたり漫画を読んだりしているうちに徐々に距離が縮まっていく2人の関係はどうなるのか…とこんな感じです!

〜パジャマ美少女とお部屋でダラダラ〜

叶田キズさんの新作!参加させていただいているHJ文庫公式レビュアープログラムの作品です。ありがとうございます。夏休みにパジャマ美少女と2人きりでお部屋でダラダラという最高のシチュエーションで描かれるラブコメがたまらない作品でした!面白かったです!
まず序盤。2人が出会うところから物語は始まります。勉強しか取り柄のない学道は担任の先生に命令されて不登校なこいろに補修課題を渡すために彼女の家へ。最初はこいろに課題を渡すだけの関係が、こいろが1日中パジャマ姿でいることを知ってしまったところから徐々に距離感が縮まっていき…最初の掴みはグッドでしたよね!不登校少女に課題を届けに行ったらめちゃくちゃかわいい女の子がいて、そして課題を届けるうちにパジャマ姿のこいろを知ってしまい急激に仲良くなっていく…大好きなシチュエーションですね!とにかくダラダラしたいこいろは勉強一筋な学道に悪いことを教えるために彼を1人暮らししている部屋に招きます!一緒にゲームをしたり漫画を読んだり、時にはパジャマなこいろとラブコメ展開があったり…パジャマなこいろとちょっとドキっとするシーンだったり添い寝したりのラブコメシーンももちろん大好きなんですけど、勉強ばかりな学道がこいろと一緒にいることで楽しいと感じられる瞬間があるのが良きですね。夏休みという季節もいいですよね!誰にも邪魔のされない2人だけの冷房の効いただらだら空間。こういうの青春ですよね。終盤ではこいろの不登校の秘密を知ってしまった学道が彼女を連れて一緒に旅行へ!これもまた青春でいいですね…キラキラしてます…最後まで楽しく読ませていただきました!面白かったです!

キャラ A
学道くんは勉強だけが取り柄の真面目くん。でもこいろのパジャマ姿をかわいいってちゃんと伝える男らしいところだったり、不器用ながらこいろのことを考えて行動するところが非常にグッド!こいろはかわいいパジャマ美少女!ダラダラすることを大好きな怠惰ガールかと思いきや意外と活動的?なところもあったり、絶対にパジャマを脱がないという謎の信念だったりが面白かったですね。明るくてピュアな感じの性格もグッドでした!

最後に
夏休みに部屋でダラダラするラブコメとして楽しく読ませていただきました!これはぜひ続きが読みたいですね!まだまだ学道とこいろのお話がみたい!続刊待ってます!

どんな人にオススメか?
夏休みにかわいいパジャマ美少女と部屋でダラダラ…というシチュエーションにピンときたら!2人のやりとりは青春をダイレクトに感じられます!明るいモラトリアム感が良き!ただのゆきこさんのイラストもベストマッチ!気になった方は!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル

無防備かわいいパジャマ姿の美少女と部屋で二人きり



著者

叶田キズ



レーベル

HJ文庫


ISBN

978-4-7986-3407-4

表紙画像のリンク先


どうも夏鎖です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています

さて、今回感想を書いていくのは凪さんの

「人類すべて俺の敵」

です!
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☆感想☆

ストーリー B
内容は、突如として何千万人単位の命が失われる魂魄剥離と呼ばれる現象が発生する世界。そこでは神により人類は魔王によって滅ぼされると言われていた。そんなある日、魔王であることを知らずに1人の少女・レーヴェを救ってしまった高坂憂人は唯一彼女の仲間として魔王を討伐しようとする天使たちから逃げることに。果たして優人はレーヴェを天使から守ることができるのか…とこんな感じです。

〜1人の少女のために全世界を敵に〜

第28回スニーカー大賞<大賞>受賞作。なんですけど大賞と言われると…物足りない感は否めないです。この先面白いとは言わないので読みたくない方はブラウザバックで。
ストーリーはある程度続刊ありきとはいえつまらなくはないです。昨今なかなか見ない「現代日本を舞台とした滅亡に向かっていく世界」「1人の少女を救うために世界を敵に回す」といった舞台や設定から描かれるお話しは読みやすい文章もあってサクサク読めます。キャラも多い割にしっかり書き分けされていてそれぞれ意味のあるポジションに収まっていますし、悪くないです。

でもどこまでいっても悪くはない。つまらなくはない。なんですよね…

この作品の弱点というかつまらないところは一切ないんですけど、逆に面白いところも一切ないというか。この作品をハルヒと同じ<大賞>として出されても…銀賞とかならまぁわかるんですけど…すごく評価に悩む作品で端的に言ってしまえば毒にも薬にもならない作品でした。

キャラ B​
憂人やレーヴェをはじめとした主要キャラはそれぞれ魅力がありましたし、敵キャラやサブキャラも悪くないです。でも終始悪くないだけです。

最後に
僕はこの作品でいいところも悪いところも見つけられませんでした。

どんな人にオススメか?
一人の少女のために世界を敵にまわす、みたいな設定が刺さる方には刺さるかもしれないです。個人的には試し読みの上で気になった方がいれば。

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル

人類すべて俺の敵



著者



レーベル

角川スニーカー文庫


ISBN

978-4-04-114466-4

表紙画像のリンク先


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