こんばんは(≧∇≦)
ブロク書こうと思ったらいつの間にか、日曜日になっていました(苦笑)
べ、別にSAO見てたわけじゃないからね? 本当だよ? はい、嘘です。がっつり見てましたw
さて、気を取り直して本の紹介を。
今回紹介するのは高橋しんさんの「最終兵器彼女」という漫画です。
高橋しんさんは言わずと知れたベテラン漫画家で、「いいひと。」は過去に草彅剛主演でドラマ化もされました。
今作は俗にセカイ系と呼ばれるジャンルの筆頭で、アニメ化、実写映画化もされました。セカイ系ムーブメントに一躍かった作品と言っても過言ではないでしょう。
えっと、今セカイ系という言葉を出したんですが、このセカイ系というのはめちゃくちゃ噛み砕いていうと、「主人公とヒロインの物語のために他の要素を極限まで減らしたある種閉鎖的な物語」という感じですかね? 今作を紹介するにあたっても各所で説明していきますが、おそらく足りないと思うので、後日他のセカイ系作品の紹介やセカイ系に関する記事を作りたいと思います。
このお話は、主人公の僕(俺)ことシュウちゃんとヒロインちせの、切ない恋の物語です。
えっ、たったこれだけ? と思う方もいるとは思いますが、これだけです。三行で説明できるほどシンプルです。というか、読んでいただければわかると思うんですけど、このお話はあんまり説明できるものではないのです。
ざっくりとしたあらすじ。
舞台は北海道のとある田舎町、ちせの告白により付き合うことになったシュウちゃんは、ぎこちないながらも想いを深めていく。
しかし、そんなある日シュウちゃんは友達と出掛けた札幌で戦闘に巻き込まれる。そこでシュウちゃんが見たものは、兵器となって戦っていた恋人ちせの姿だった、とこんな感じです。
まずは主要登場人物、というか主人公とヒロインの紹介。
一人目は今作の主人公、シュウちゃんことシュウジです
メガネをかけた主人公っていつの時代も大抵いますが、シュウちゃんみたいなかなり能動的なタイプは少ないと思います。
次にシュウちゃんの恋人ちせ。
高校三年生てすが身長は147cmしかありません。ちっちゃいですね(苦笑)
ちなみに身長がこちら↓
タバコの箱と比べられるヒロインがかつていただろうか? いいえ、いません(苦笑)
基本的には、この二人が物語の中心となりお話は進んでいきます。
主人公達の世界では世界規模の戦争が起こっていますが、その様子が語られることはありません。また、戦争と戦うのは主人公ではなくヒロインです。
上記二点がセカイ系の最大の特徴で、主人公はヒロインが帰ってくる場所にいることしかできない。また、主人公はヒロイン、世界に対して無力です。昨今流行っている俺TUeeeeeとは違い、主人公は悩むこと以外何もできないのです。
これがセカイ系が流行った最大の要因で、普段無力で社会に対して何もできない読者が、強いキャラクターに憧れを抱くのではなく、無力な主人公に自己投影をし、感情移入が容易というのが最大のセールスポイントだったわけです。セカイ系の主人公はかっこ良くないのです。
一巻の一章は世界観の説明や登場人物の紹介に当てられますが、二章の最後では二人の恋の物語が起動します
このシーンの後は行ったり来たりを繰り返しながら、ひたすら二人の恋を見届けることになります。↑のシーンは初めて読む時には何気ない一シーンに感じるかもしれませんが、一度全巻を読破してから読むと、これを見ただけで泣けてきます。それほどの名シーンに昇華します。
全七巻と大ヒット作にしては巻数も短く、昔の漫画なのでお手頃な値段で買えると思うので、興味のある方はぜひご一読ください。
あと、この作品は一応青年漫画なので、あまり低年齢の方は読まないでくださいね(苦笑)
それではまた(≧(エ)≦。)