カテゴリ: その他

どうも夏鎖です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています

さて、今回紹介するのは朝依しるとさんの

VTuberのエンディング、買い取ります。

です!
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ストーリー A
内容は、Vtuber・夢叶乃亜を推すことに青春の全てを捧げVtuber界隈でも有名だった高校生の苅部業ことカルゴ。しかし乃亜が初ライブ後に大炎上し運営から臨終を告げられてしまう。絶望した業は高校を休学し炎上したVtuberをネタに扱うまとめブロガーとして活動していた。そんな業の元にかつての乃亜ファンの仲間で今はVtuberとして活動する小鴉海那が現れる。悪質な運営に苦しむ彼女を救うために業はVtuberのエンディングをプロデュースすることになるが…とこんな感じです!

〜推しVtuberが炎上したら〜

第35回ファンタジア大賞の大賞受賞作!ファンタジア大賞でファンタジーじゃない作品が大賞受賞するの珍しいなと思っていたら初めてみたいですね。まず言わせてください…この作品すごく面白いです!いやこれはすごいです。この作品がライトノベルにおけるVtuberものの転換点になる作品ですね。Vtuberを題材に扱いながらも彼女たちのリアルを裏側をそしてファンサイドを甘いも苦いも余すことなく書き尽くしていました。これは傑作です!めちゃくちゃ面白かったです!
まず序盤。最推しだったVtuberが炎上した末に運営から臨終を告げられる業が描かれます。これは壮絶でしたね…自分の青春の全てを投げ打って推してきたVtuberが念願の初ライブをしたのに大炎上。そして運営から告げられるご臨終。運営の拝金主義的なところもすごいリアルですし圧巻の一言でしたね。そしてこの事件がショックで高校を休学した業はVtuberの炎上を扱うブログを運営することに。推していたVtuberが引退してショックを受けて絶望しこれまでとは真逆のことをし始めるのは彼の名前の通り業が深いですね…そしてそんな彼の元に海那という少女が現れます。かつて業と一緒に乃亜を推していた彼女は今はVtuberになっていて、しかも運営、彼女のキャラデザ担当であるイラストレーターからのパワハラに苦しんでいて…そんな彼女が望んだのは自分自身が炎上しての引退。そんな彼女の炎上を、Vtuberとしてのエンディングを業はプロデュースすることになります。これがまたすごくいいんですよね…海那が引退しようとしている理由、彼女にしかわからない苦しみと、業のやり方で炎上させエンディングへ導く過程。全てが素晴らしいです。Vtuberの終わらせ方を操るのが本当に凄すぎます。あとの2話もVtuberの終わりに関するお話なんですけどこれがまた刺さる刺さる…Vtuber本人も、Vtuberのファンもアンチも全ての人がVtuberを軸に動いて彼らだけの物語を作り上げる。最高のエンタメでした。最後の展開もすごくよかったですし大満足の1冊でした!面白かったです!

キャラ A
業は名前の通り業の深いやつでしたね…大好きだった最推しだったVtuberが引退してVtuberの炎上を取り扱うブロガーになるのはリアルでしたね…なんだかんだ言って海那たちVtuberを助けるのもグッドでした!海那はちょっと不器用なところもあるんですけどかわいらしい女の子でしたね。いつか気持ちがちゃんと届けばいいですね…その他のキャラも魅力的でした!

最後に
めちゃくちゃ面白いVtuberものでした!これは歴史が変わります!絶対に2巻読みたいですし長く続いてほしいです!続刊待ってます!

どんな人にオススメか?
Vtuberものが好きな方は!Vtuber本人だけではなくVtuberのリアルや裏、彼女たちのことを推すファンやアンチも含めて物語を作っていくのが最高にエンタメしてました!これは本当にオススメです!気になったかたは!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル

VTuberのエンディング、買い取ります。



著者

朝依こより



レーベル

富士見ファンタジア文庫


ISBN

978-4-04-074847-4

表紙の画像は「版元ドットコム」様より



どうも夏鎖です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています

さて、今回紹介するのは武藤かんぬきさんの

美少女にTS転生したから大女優を目指す! 1

です!
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ストーリー A
内容は、病気で5年以上ろくに動くことができなかった39歳の主人公。彼はある日、突然美少女・すみれとして人生をやり直すことになる。前世の経験を活かしてより良い人生を送るため日々奮闘するすみれ。ある日。彼女の姉が勝手に応募した全国美少女オーディションでとある映画監督に認められたことで女優を目指すことになる。果たして第2の人生はうまくいくのか…とこんな感じです!

〜美少女に生まれ変わったら⁉︎〜

武藤かんぬきさんの作品!こちらがデビュー作ですかね?220pにも満たないお話でしたがTS転生から丁寧にすみれの人生を描いていて楽しく読ませていただきました!面白かったです!
まず序盤。主人公が転生するまでが描かれます。39歳の人生どん底のおっさんが動けなくなった果てに死ぬのはなんかくるものがありますね…いや転生するんですけど…女の子、それも美少女に転生した主人公はすみれとして2度目の人生を歩んでいくことになります。転生してからは本当に丁寧に物語が進んでいて幼稚園や小学校低学年のすみれが1巻では描かれていきます。前世の知識や経験を活かして大人に愛想良くして同世代の子たちの面倒を見てと活躍する姿は微笑ましいですね。中身はおっさんですがw 幼稚園や小学校での些細な日常の描き方がすごくよくて、平成初期の価値観なんかもしっかり感じられるのがグッド!そして物語はすみれの姉が全国美少女オーディションに勝手に応募することで動き出します。東京で映画監督に才能を見出されたすみれは上京して大女優の元で稽古を積み女優を目指すことになります。このあたりも前世で声優養成所に通っていた経験が生きているのがグッドでしたね。終盤で少しずつ仕事をしていく様子もよかったです。最後まで楽しく読ませていただきました!面白かったです!

キャラ A
すみれは中身はおっさんですが本当に世渡り上手な感じでこれは大人や同年代の子たちに好かれるなと思いました。すみれが中心なのでなかなか他のキャラにフォーカスは当たらないのですがすみれの両親はなんだかんだ言ってすごくいい親でしたね。価値観はやっぱり平成初期な感じですが汗

最後に
すごく丁寧にTS転生を描いている作品でした!これはぜひ2巻が読みたいですね!続刊待ってます!

どんな人にオススメか?
現代転生ものが読みたい方は!すごく丁寧にTS転生を描いていて刺さる人には刺さると思います!220pと短めですが満足度あすごく高いです!気になった方は!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル

美少女にTS転生したから大女優を目指す! 1



著者

武藤かんぬき



レーベル

HJ文庫


ISBN

978-4-7986-3012-0
表紙の画像は「版元ドットコム」様より



どうも夏鎖です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています

さて、今回紹介するのは野井ぷらさんの

12ハロンのチクショー道

です!
⚠︎ネタバレありです
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ストーリー A
内容は、セリで売れ残り誰にも期待されていなかった競走馬の卵・サタンマルッコ。しかし地方競馬でデビューすると騎手の言うことを全く聞かないものの連戦連勝しついに中央競馬へ!中央でも勝利を重ねたサタンマルッコはダービーで勝てない騎手・縦川友則を乗せダービートライアルである青葉賞に出走する。果たしてサタンマルッコは青葉賞を勝ち日本ダービーへの切符を手にすることができるのか…とこんな感じです!

〜地方競馬出身馬がダービーへ⁉︎〜

野井ぷらさんの作品。この作品がデビュー作ですかね?まず言わせてください…この作品めちゃくちゃ面白いです!やられました…えぇなんでこの作品今まで読んでなかったんですか…読んでたら間違いなく2021年下半期新作ベスト5には入れてました…一頭の馬に夢を託す人々の思い、人馬一体となり己にそして強敵に打ち勝っていくサタンマルッコを死ぬほど応援してしまう。すごい。とにかくすごい熱を持った作品でした!面白かったです!
物語はサタンマルッコが生まれるところから始まります。このあたりは本編をぜひ読んでいただきたいんですけどこういった背景を最初で提示されると人間っぽい馬って確かにいるよな…と。セリで売れずに生産者戻しになるほど誰にも期待されていなかったサタンマルッコ。しかし地方競馬では無類の強さを発揮します。騎手を無視して競馬をするもののその強さ故にサタンマルッコは中央競馬に挑むことに。ここでも勝利してサタンマルッコはダービーのトライアルレースである青葉賞に挑むことに。ここの青葉賞のレースシーンはめちゃくちゃよかったですね…このレースがあったからこそサタンマルッコと主戦騎手の縦川さんが真に人馬一体になったんだなと実感できましたしこの後のレースの楽しみ方が変わりました。そしてダービーへ…いやー…ダービーは心にきました…ダービーだけ勝てていなかった縦川Jと縦川Jと真に心を通わせたサタンマルッコの激走は泣きそうになりました…このレース描写に競馬ラノベの全てを感じました。その後も宝塚記念、菊花賞、ジャパンカップ、有馬記念と充実した3歳シーズンを過ごすサタンマルッコとそれを支える人々。サタンマルッコから夢をもらう人々。レースだけではない。人と馬、馬と人が紡ぐ物語が本当に熱い!競馬の表裏一体の魅力を余すことなく味合わせてくれる最高のエンタメ作品でした!最高でした!

キャラ A
物語の構成的に主人公がいてヒロインがいて…という感じではないんですけどサタンマルッコをはじめとした馬たちはもちろん魅力的でしたし、人間サイドも縦川Jをはじめ牧場の方々や厩務員の方をはじめとして競馬に関わる人々が魅力的でした!

最後に
凄まじいパワーを持った競馬エンタメ作品でした!現場続刊は出ていないですがぜひ続きが読みたい作品ですね…2巻が出せるならぜひ…!

どんな人にオススメか?
競馬好きな方は!逆に競馬を知らない方にはちょっとかなりとっつきづらいかも知れないです…とはいえ競馬エンタメとして心の底から楽しませていただきましたし競馬のこと少しでも好きならぜひ読んでほしい作品です!手放しで絶賛です!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル

12ハロンのチクショー道



著者

野井ぷら



レーベル

オーバーラップノベルス


ISBN

978-4-8420-0066-8

表紙の画像は「版元ドットコム」様より


どうも夏鎖です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています

さて、今回紹介するのは有丈ほえるさんの

ブービージョッキー!!

です!
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ストーリー A
内容は、若干19歳で日本ダービーを制するもダービー馬を怪我させてしまったことをきっかけに調子を崩してしまった風早颯太。勝てなくなった彼はブービージョッキーと揶揄され騎手引退も考えていた。そんな彼の前に現れたのは超セレブなお姉さん・美作聖来。なんと彼女はダービー馬の全妹であるセイライッシキの馬主で颯太に騎乗を依頼する。繊細で暴れ馬なセイライッシキと心を通わせていく過程で颯太は徐々に騎手としての情熱を取り戻していく。しかしセイライッシキに強力なライバルが現れ…とこんな感じです!

〜ダービージョッキーが再び輝く〜

第13回GA文庫大賞銀賞受賞作!有丈さんの作品を読むのは講談社ラノベ文庫で出版されている作品以来ですね。競馬を題材にした珍しい作品ですが颯太とセイライッシキのコンビが最高に熱い競馬ものでした!面白かったです!
まず序盤。颯太の過去と今が描かれます。乗り替わりで得た日本ダービーのチャンスを掴み19歳にしてダービージョッキーになった颯太。しかしダービーで騎乗した馬を怪我させてしまい調子を崩し勝てなくなり騎手引退を考えるまでに…競馬は少し(かなり)齧っているのですが輝かしい活躍をする騎手たちの裏でこういう騎手もいるだろうな…という想像が容易くついてしまうので色々と思うところがありますね…そんなどん底の颯太の前に現れたのが美人お姉さんの聖来。彼女は颯太が騎乗しダービーを制覇した馬の全妹であるセイライッシキに騎乗してほしいと依頼します。美人な聖来のお願いをもちろん断れるはずもなく、颯太はセイライッシキに騎乗することに。繊細かつ超暴れ馬なセイライッシキと共に新馬戦を勝利するもその後は苦戦。プライドの高いセイライッシキとなかなか折り合うことができずに2戦目は散々な結果に…しかしそこで諦めずにセイライッシキと向き合って真に心を通じ合わせて人馬一体になっていく過程がものすごく良かったです!聖来や厩務員のキアラとのラブコメ?もよかったですね!聖来さんに甘やかされたい人生でした…終盤は怒涛の展開!アルテミスステークスで最強騎手の神崎、同期えライバルの氷室とぶつかることに。熱いレースでめっちゃブチ上がりましたしラストも文句なし!最後まで楽しく読ませていただきました!面白かったです!

キャラ A
颯太はダービージョッキーながらその後なかなか勝てずに調子を崩してしまった騎手。しかしセイライッシキとの出会いをきっかけに徐々に騎手としての自信と取り戻していく過程が熱いですね!セイライッシキは超がつくほどの良血馬のお嬢様。プライドが高くて繊細で暴れ馬で…となかなかやっかいなお嬢様でしたがレースではめちゃくちゃ強かったですね!聖来の包容感抜群のお姉さんっぷり、キアラの元気なカタゴトガールっぷりも魅力的でした!

最後に
熱いレースが魅力の競馬ものでした!2巻も積んでいるので早いうちに読みます!

どんな人にオススメか?
競馬が好きな方は!僕も結構競馬は嗜みますが競馬好きな方なら楽しめると思います!もちろん競馬を知らなくても馬と心を通わせて一緒に強くなる過程やライバルたちとの熱いレースは楽しめるはずです!気になった方は!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル

ブービージョッキー!!



著者

有丈ほえる



レーベル

GA文庫


ISBN

978-4-8156-1439-3

表紙の画像は「版元ドットコム」様より



どうも夏鎖です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています

さて、今回紹介するのは神戸遥真さんの

本日は、離婚日和です。

です!
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憧れのウェディングプランナーとして働くも担当したカップルが次々と離婚してしまい職を失った別居鳴美。そんな彼女は友人の離婚式をきっかけに離婚式のプランニング事務所で働くことになる。美形だがどこか掴み所のない所長・桐山と共に離婚式を取り仕切ることに。離婚する様々な夫婦に出会い人生の再スタートに立ち会う鳴美は心を動かされていく…

神戸遥真さんの作品。発売日近くに買っていたのにすっかり読むのが遅くなってしまいました…離婚日和という一瞬ギョッとする単語が入った作品ですが離婚する夫婦の再スタートの背中を押してあげる。温かくて人情味の溢れる作品でした。面白かったです。

ウェディングプランナーとして働くも担当したカップルが立て続けに離婚し新婚クラッシャーとまで呼ばれた鳴美。職を失った彼女の元に届いたのは友人からの離婚式の招待…という感じで物語はスタートします。離婚式なんて本当にあるのか?と調べてみたら実際にあるようで、さらにあとがきを拝見させていただくと実際に離婚式プランナーの方にインタビューされているようで…離婚式に関する書籍も参考文献として載せられていてまだまだ知らない世界はあるのだなと驚きました。

友人の離婚式に納得がいかない成美は離婚式プランナーの桐山に突撃しにいきます。この突撃力は彼女の良さでもあり弱点でもありますね。桐山に説得?された鳴美は友人の離婚式で裂人(仲人の対義語)をすることになり、離婚式を経験したことで離婚式に対する考えが変わります。そして元ウェディングプランナーという経歴を活かし桐山の事務所で働くことになります。

離婚をプランニングするというこれまでとは真逆の仕事に最初は戸惑うもののしっかり依頼者と向き合い、時に熱く離婚式に取り組む鳴美は見ていて思わず応援したくなりました。離婚をすると言っても様々な事情を抱えた夫婦に対して心から寄り添う鳴美姿は本当にこの仕事に向いているのだなと感じました。猪突猛進っぷりが時に仇となることもありましたがそれもまた彼女の良さでしたね。

終盤では桐山の持つ問題にしっかりと向き合い、彼の背中もしっかり押してあげる鳴美はとても素敵でした。桐山もただかっこいい上司なのではなくこうして悩んだり弱いところもあると知るとどこか愛おしいですね。

離婚式をテーマにした人情味溢れる素敵な作品として最後までとても楽しく読ませていただきました。実はいくつか積んでいる神戸遥真さんの作品もあるのでこれからも少しずつ読んでいきたいですね。もちろんこれから発表発表される作品も楽しみです。

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル

本日は、離婚日和です。



著者

神戸遥真



レーベル

メディアワークス文庫


ISBN

978-4-04-914467-3

表紙の画像は「版元ドットコム」様より



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