カテゴリ: その他

どうも夏鎖です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています

さて、今回感想を書いていくのはAkeoさんの

「彼女のカノジョと不純な初恋」

です!
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☆感想☆

ストーリー A
内容は、高校生ながら家の事情で1人暮らしをしている拝島雪。しかしテストで赤点をとってしまった彼女は次に赤点を取ったら1人暮らしを終わりと言われてしまう。そんなある日、公園で学校一の美人である碧海つかさが彼女と噂される狭山玲羅とキスしているところを目撃してしまう。初めてみた女の子同士のキスにドキドキする雪は、つかさと雨宿りをしたことで彼女と距離を縮めていく。さらにつかさと同棲することに…恋人がいる女の子と同棲しても恋心がなければ浮気ではない。そんな思いの中で雪はつかさを自分の家に泊め続けていくが…とこんな感じです!

〜恋を知らなければ浮気ではないよね?〜

Alsoさんの新作!本作がデビュー作ですかね?恋を知らなければ浮気ではない理論で突き進む雪の不純が魅力の百合作品として楽しく読ませていただきました!面白かったです!

まず序盤。雪とつかさが一緒に補習を受けるところから物語は始まります。勉強が苦手で赤点を取っていて、次に赤点を取ったら1人暮らしはおしまいと言われている雪。いつもふわふわしていて掴みどころがなく、勉強はできるはずなのになぜか補修を受けているつかさ。2人の実質ファーストコンタクトは不思議な感じでしたね。

そしてほどなくして、雪はつかさとその彼女と噂されている玲羅がキスをしているのを目撃してしまいます。さらにつかさと一緒に雨宿りをしたことをきっかけに複雑な事情を抱えるつかさを家に泊めることに…この流れるような?同棲の提案で恋を知らないは無理があると思います(百合名探偵夏鎖)。

そして雪とつかさの同棲生活がはじまります!最初は恋人がいるつかさと同棲なのは浮気じゃないのか、いや恋してなければ大丈夫、なんてことで悩む雪ですがいつしかつかさがいることが当たり前になって…雪ちゃん、つかさに勉強を教えてもらえることでつかさと一緒にいることを正当化している時点でそれは《恋》なのですよ(百合名探偵夏鎖2)。

もちろんつかさが他の女の家に同棲していることを恋人である玲羅は黙ってみているわけではありません。たびたび雪の元にやってきます。このバチバチ感、嫌いじゃないです。むしろ好き。百合はドロドロしていればしているほど良いと言われていますからね。

雪が自分の気持ちに本格的に気づきはじめる終盤ではこの作品の本領が発揮されまくってましたね。この引き返せない感、最悪の未来が予想できる感がたまらんのです。雪ちゃん、恋人がいる女の子とキスをしてこれが初恋っていうのは無理があるんですよ(百合名探偵夏鎖3)。

ページをめくるにつれドロドロの百合が本領を発揮しはじめる作品として楽しく読ませていただきました!面白かったです!

キャラ A
雪の純粋で馬鹿っぽい感じで、でも終盤であんな風になっちゃうのマジで好きすぎます…雪が1番悪い子だと思います。つかさは魔性の女。てかこの子、普段ぽけーっとしているように見えてやること狡猾すぎません…?玲羅ちゃんは現時点では圧倒的な負けヒロインですが、こういう女の子の反撃の狼煙とさらなるドロドロが好きなので今後に期待ですね!

最後に
終盤に向かうに連れてドロドロが際立つ百合ものとして楽しく読ませていただきました!これはぜひ続きが読みたいですね!まだまだ雪とつかさの関係を見たい!続刊待ってます!

どんな人にオススメか?
ドロドロな百合が好きな方は!雪がどんどん変わっていく様子が楽しいです!つかさとの背徳的なキス、玲羅とのバチバチも良き!気になったかたは!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル

彼女のカノジョと不純な初恋



著者

Akeo



レーベル

電撃文庫


ISBN

978-4-04-915984-4

表紙画像のリンク先


どうも夏鎖です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています

さて、今回感想を書いていくのは柴崎友香さんの

「ビリジアン」

です!
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☆感想☆

「春の庭」で芥川賞を受賞した著者の連作短編集。個人的には初挑戦の作家さんです。平成初期の大阪?を舞台に1人の少女の10歳から19歳の記憶が断片的に語られる読んでいて不思議な気分になる作品でした。面白かったです。

物語は山田解という1人の少女の目線から断片的に語られていきます。小学生の頃に見た黄色い空の日のこと、爆竹を鳴らすのが好きだった中学生の頃、謎の外国人と会話した女子高生の頃…10p前後の短いお話の連続で《山田解》という少女を見せられていきます。

連作短編ではありますが、各話の直接的な繋がりは主人公が山田解という少女であること以外ほとんどありません。各話はわずかな情報で彼女が何歳でどんな日常を送ったのかを知ることしかできません。曖昧な記憶の断片のような物語の連続です。

しかしその記憶の断片たちに不思議と惹きつけられます。山田解という少女にとっては、なんともないただの、もしかしたらちょっと特別な1日。その1日を追想するかのような独特な読み味のあるお話に不思議とのめり込んでいきます。

文章も非常に良いです。読みづらさや変な誇張がなく、あったこと起きたことが淡々と、しかしどこかインパクトが残る文章で描かれていきます。最初の黄色の日の冒頭は特に印象に残ります。

なかなか面白さを伝えることが難しい作品なのですが、この作品でしか味わえない追想という稀有な読書体験を得られる作品です。200p未満と短く、サクッと読めるので気になったかたはぜひ!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル

ビリジアン



著者

柴崎友香



レーベル

河出文庫


ISBN

978-4-309-41464-5




どうも夏鎖です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています

さて、今回感想を書いていくのは二月公さんの

「声優ラジオのウラオモテ #10 夕陽とやすみは認められたい?」

です!
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前巻の記事↓

☆感想☆

ストーリー A
内容は、1人暮らしを反対されて家を飛び出してきた千佳。そんな彼女をいつかのように家に泊めることになる由美子。声優としての自分を認めて欲しいのか、それとも1人暮らしを認めてほしいのか悩む千佳。そんな2人の元に双葉ミントも現れる。なんと彼女も母親に声優としての自分を認めてもらえずに家出してきたという。スミレに共感した千佳と共にスミレに立ち向かうことになった由美子は声優仲間を巻き込んでスミレにミントの仕事を認めてもらおうとするが…とこんな感じです!

〜母親に自分の仕事を知ってほしい〜

シリーズ第10弾!アニメも放送されて立派な人気シリーズになりましたね…個人的にはこの10巻を1年弱積んでしまいました…いやなんかアニメやってると続刊読みづらくなるじゃないですか…発売1週間以内には買ってるので許してください…今回はミントにスポットが当たる声優としての自分を認めてもらうお話として楽しく読ませていただきました!面白かったです!

まず序盤。千佳が由美子の家に泊まりにくるところから物語は始まります!千佳が気軽に?由美子の家にくるようになるという状態に思わずニヤニヤしちゃいますね…1巻のバチバチが懐かしいです…

千佳の家出の原因は母親と約束していた1人暮らしの約束が反故されそうになったからというもの。渡辺親子、単純に会話が苦手すぎるだけだと思うんですけどね…そしてそんな千佳をなんだかんだで受け入れてあげる由美子も優しいですし、千佳のことが大好きですよね。

そしてそんな由美子の家になんとミントもやってきて…彼女もまた大女優である母親のスミレとの確執が原因で家出してきたといい…ミントの不安定な半端に大人な感じは見てて危うさを感じますけど、それもまたミントなんですよね…

紆余曲折の末にスミレにミントを、声優としてのミントを認めさせることになった由美子たちは声優仲間の力も借りながらスミレに声優としてのミントを認めさせる方法を模索していきます!季節はクリスマスということでミントのためにクリスマスイベントを用意してあげる由美子たちお姉さん声優たちの微笑ましさが光りますね…藤井さんは相変わらず限界声優オタクしてますけどw

終盤ではミントたちがスミレを相手に大勝負に出て…スミレとミントの関係の本質に気づける由美子や、千佳と母親の関係性の再確認も印象に残りました!今回も最後まで楽しく読ませていただきました!面白かったです!

キャラ A
由美子は今回はサポート中心にしっかり立ち回っていましたね。千佳やミントの扱いもさすがですし、頼れる主人公です!

千佳は由美子に色々と文句を言いながらも、自分の母親としっかり向き合ったり、ミント相手にはお姉さんっぽいところも見せたり?と成長を感じるシーンが多かったですね。

ミントはあの小さい体で一生懸命に頑張っている姿がマジでラブでした!大好きな母親に自分の仕事を認めてもらいたいと吐露するシーンは刺さりましたね…ミントちゃん頑張れ…!

最後に
今回も楽しく読ませていただきました!既刊はまだまだ積んでしまっているのでこれから最新刊に追いつけるように読んでいきます…!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル

声優ラジオのウラオモテ #10 夕陽とやすみは認められたい?



著者

二月公



レーベル

電撃文庫


ISBN

978-4-04-915595-2

表紙画像のリンク先


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さて、今回感想を書いていくのはみかみてれんさんの

「わたしが恋人になれるわけないじゃん、ムリムリ!(※ムリじゃなかった!?) 7」

です!
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前巻の記事↓

☆感想☆

ストーリー A
内容は、妹の遥奈の不登校の原因が自分かもしれないと勘づくれな子だが、相変わらず遥奈は不登校の理由を話さそうとはしない。そんな日々の中、なんと真唯が婚約を発表⁉︎しかも相手はれな子が親切にしてあげたリュシー⁉︎混乱する中でひとまず遥奈のことにケリをつけることを決めたれな子。遥奈と一緒に動物園デートしたり、中学校時代の同窓会に乗り込んで過去を塗り替えることで姉妹喧嘩に終止符を打とうとするが…とこんな感じです!

〜結局妹はかわいい〜

シリーズ第7弾!アニメ化も決まって全日本百合ラノベ協会南関東支部副会長としては嬉しい限りです…聞いてるか、れな子。お前、アニメになるんやで…アニメ化というだけで泣きそうです…早く紫陽花さんに癒されたい…

閑話休題。

今回は前回から続いていたれな子と遥奈の姉妹喧嘩にケリがつくお話としてめちゃくちゃ楽しませていただきました!面白かったです!

まず序盤。れな子の中学時代が語られます。ディティールは細かくはないですが、これだけで心臓がちょっときゅっとなりますね…

相変わらず遥奈が不登校をやめない中、真唯の婚約者が大体的に発表されます!流石のれな子もこれには…いやでも二股とか始めたのお前だからな。れな子。わかっているのか、れな子。だから真唯を許せとは言わないですけど…てかダブル不倫カップルって芸能人かよ…いや真唯は芸能人なんですが…

そして真唯の婚約者がれな子が面倒を見たあげた?リュシーちゃんであることが発覚!リュシーちゃん子犬的なかわいさがありますけどね…これにはびっくりですよ…そんなリュシーの面倒を本格的に見ている曜子もかわいそう…でもれな子に性的ないたずら(語弊)はよくないと思います。いいぞ。もっとやれ。

物語は中盤からはれな子と遥奈へと再びシフトしていきます!遥奈がとつぜん学校に行き始め不登校終わり!全部綺麗に解決!とはならずにまた色々面倒なことに…それでもれな子が動物園に2人でデートしにいったり、ちゃんと思っていることをぶつけ合うことで姉妹喧嘩は解決?の糸口を見せ始めます。

終盤では過去に決着をつけるべく、進化したれな子で中学の同窓会に乗り込んだり、れな子を不登校にした原因と向き合ったり、最後は「結局姉妹喧嘩なのかよ!シスコンかよ!」なラストであったりがもう最&高でした!やっぱりわたなれは最高だな!今回も最後まで楽しく読ませていただきました!面白かったです!

キャラ A
れな子はしっかりお姉ちゃんしていてかっこよかったですね…陰キャなところとか、顔がいい女に迫られてタジタジな感じはさすがは俺たちのれな子!という感じですが、動物園のシーンとか高校デビュー直前のシーンとかはお姉ちゃん…!で非常によかったです!

遥奈は優秀で、姉よりもできない時期があったからこその憧れとか、姉はこんなもんじゃないという期待とか、やっぱり姉妹でお姉ちゃんが好きな感情とかそいうのが全部含めて愛おしかったですね…遥奈…大天使紫陽花さんがいなければ君の推しになっていたかもしれない…

あと個人的に今回のハイライトは紗月さんですね。同窓会のあのシーンはイケメンすぎません⁉︎性格知らなければ惚れちゃいますよ!

最後に
今回もわたなれ最高!わたなれしか勝たん!な面白さで大満足でした!れな子と遥奈の姉妹喧嘩にも決着がついてよかったです!とはいえ真唯の婚約者のお話とかまだ残っている伏線はあるので8巻ではそれらの回収に期待ですね!続刊待ってます!


それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル

わたしが恋人になれるわけないじゃん、ムリムリ!(※ムリじゃなかった!?) 7



著者

みかみてれん



レーベル

ダッシュエックス文庫


ISBN

978-4-08-631568-5

表紙画像のリンク先


どうも夏鎖です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています

さて、今回感想を書いていくのはアサクラネルさんの

「新しくできたお姉さんは、百合というのが好きみたい」

です!
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☆感想☆

ストーリー A
内容は、親の再婚で突然義理の姉妹となった春夏と沙織。勤め先が倒産したことで実家暮らしの春夏は父親の再婚相手と一緒に暮らすことを避けるために、沙織と共に暮らすことに。キャリアウーマンな沙織に気後れしそうになる春夏だが、意外とズボラで優しい沙織に少しずつ心を開いていく。しかし沙織は恋愛対象が同性で、かつ春夏に一目惚れしていることを隠していた。果たして春夏のことが好きな沙織はそのことを隠しながら仲良く暮らしていけるのか…とこんな感じです!

〜義姉のおかげで知る百合の世界〜

アサクラネルさんの新作!前作「わたしの百合も、営業だと思った?」があまりにも好きだったので新作めちゃくちゃ楽しみにしてました!今作も極上の百合が堪能できる一つ屋根の下なガールズラブコメを思う存分楽しませていただきました!面白かったです!
まず序盤。親の再婚を機に春夏と沙織が一緒に暮らすところから物語は始まります!会社が倒産して実家で暮らしている春夏は、父親が再婚相手と一緒に暮らすということで家をでることに。そんな春夏を気遣いつつ沙織は一緒に暮らすことを提案します!お互いに利点がある同居の提案で春夏はこれを承諾するわけですが…沙織視点からは欲望がだだ漏れてますね…そして始まる同居生活!仕事はできるものの、家事はあまり得意ではない沙織のために春夏が料理を作ったり掃除をしたります!特に料理が得意な春夏のご飯はいつも美味しそうですね!そんな暮らしの中で春夏は沙織が持っている百合漫画を読むことで百合の世界に触れていきます。これまで百合を知らなかった女の子が初めて百合を知っていく…この過程からしか得られない栄養素がありますよね…これには全日本百合ラノベ協会南関東支部副部長の僕も納得です。一緒にランチをしたり温泉旅行にいく中で心の距離も体の距離も縮まっていく2人ですが、ついに沙織の恋愛対象が同性であることが春夏にバレてしまい…ここからの展開は個人的にめちゃくちゃ好みでしたね…ラストもすごくいい!今回も極上の百合をとことん楽しませていただきました!面白かったです!

キャラ A
春夏は大人しい感じの女の子!胸の大きさは大人しくないですが…沙織のことをよく見ていて気にかけることができる優しい女の子でしたね。沙織は恋愛対象が同性な女の子!普段はキャリアウーマンという感じでかっこいい女性なのですが、春夏の前ではダラけた姿を見せてくれたりとそのギャップがいいですね!

最後に
今回も極上の百合を楽しませていただきました!やっぱりアサクラネルさんの百合しか勝たん!あとがき的に次は新作なんですかね…?この作品の続きもいいかな?と思うのですが…「彼なんかより、私のほうがいいでしょ?」のコミカライズも始まるようなのでこちらも楽しみです!

どんな人にオススメか?
社会人百合が好きな方は!一緒に暮らす中で徐々に近づいていく距離感とか、百合の世界を知っていく春夏や春夏のことが好きなことがバレないようにする沙織のドキドキ感がたまりません!気になった方は!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル

新しくできたお姉さんは、百合というのが好きみたい



著者

アサクラネル



レーベル

電撃文庫


ISBN

978-4-04-915658-4

表紙画像のリンク先


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