カテゴリ: ファンタジー(現代要素多め・現代異能)

どうも夏鎖です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています
さて、今回紹介するのは藍月要さんの

高度に発達した現代工学ならば魔法すら打ち破れる

です!
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ストーリー A
内容は、ある日の夜。公園で怪物と戦う妹のすずめ姿を目撃した神鳥谷鷹久。なんと彼女は魔法少女として異世界の魔法使いと戦っているという。妹を危険な目に合わせるわけにはいかない。鷹久は魔法に関わる力を持たないながらも高専生として得た工学の知識と自作のガジェットとパワードスーツで怪物たちに立ち向かう!魔法VS現代工学のバトル開幕!とこんな感じです!

〜魔法は現代工学で打ち破る〜

藍月要さんの新作!個人的には「あなたのことならなんでも知ってる私が彼女になるべきだよね」以来の作品になりますね。あちらもはちゃめちゃに面白いラブコメだったんですけど…。今作は魔法に現代工学で立ち向かうという現代異能?もので魅力的なキャラと熱いバトルで楽しませていただきました!面白かったです!
まず序盤。鷹久が妹のすずめが魔法少女として異形の怪物と戦うところを目撃するところから始まります。そしてすずめが異世界の魔法使いと戦っていることを知ります。兄としてすずめのことが放っておけない鷹久は魔法の力はないものの高専生として得た現代工学の知識や所属するガジェット研究部の面々と協力して魔法使いと戦うことに…あまり馴染みのない高専生としての鷹久の紹介や魔法使いと戦うことになるまでの流れは非常にスムーズでスッと物語にはいっていけましたね!魔法使いと戦うにあたりすずめのことを魔法少女にしたペンギンの姿をした味方の魔法使い、通称ペン姉さんと協力することになるんですけどこのペン姉さんがマジで良いキャラしてるんですよ。やっぱり魔法少女(現代工学を使った高専生物理)ものにはかわいいマスコットキャラですよね!魔法使いたちとのバトルはとにかくすごい!鷹久たちが得意とする現代工学とペン姉さんの魔法を組み合わせて超ハイブリッドなガジェットやパワードスーツを作り敵を粉砕!こういう戦い方は中二心くすぐられますね!しかもただ現代工学(物理)ではなくて、二重三重に張り巡らされた策に魔法使いをはめて追い詰めていくのがめちゃくちゃいいんですよ!こういうバトルは燃えます!後半は強敵とのバトルあり、そして妹のすずめのことが明かされて…うわぁ…めっちゃ好き。たまんないっすね。こういう妹キャラ。最後のバトルシーンはめちゃくちゃ熱くて最後まで楽しく読ませていただきました!面白かったです!

キャラ A
鷹久は高専生という珍しい属性を持った男の子。工学オタクっぽいところや妹をめちゃくちゃに大切にするところがグッド!バトルシーンでは熱い一面も!すずめは前半からの後半の落差がヤバいですね…こういう女の子はちゃめちゃに好きなんですけど?需要しかないんですけど?ペン姉さんはペンギンの姿をした異世界の魔法使い!お姉さんなんだからね!という感じの口調とキャラ、ペンギンのフォルムがめちゃくちゃいい!ガジェット研究部の面々や他のキャラもめちゃくちゃ魅力的でした!

最後に
現代工学で魔法をぶん殴るというめちゃくちゃ面白い現代異能もの?でした!結構綺麗にまとまってますけどキャラも魅力的ですしぜひ2巻も読みたいですね!続刊待ってます!

どんな人にオススメか?
現代異能の亜種?みたいな作品が読みたい方は!魔法を現代工学という物理でぶん殴るバトルと緻密に練られた作戦、魅力的なキャラとどれをとっても最高!気になった方は!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル

高度に発達した現代工学ならば魔法すら打ち破れる



著者

藍月要



レーベル

角川スニーカー文庫

ISBN

978-4-04-112576-2

表紙の画像は「版元ドットコム」様より


どうも夏鎖です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています

さて、今回紹介するのは夢見里龍さんの

死者殺しのメメント・モリア

です!
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かつては術師の血を引く王家の娘だったが数奇な運命の果てに死神と契約を交わし、永遠の命を得たモリア=メメント。彼女は刻を渡る力を持つ死神・シヤン=ラウエレウムと共にあるものを探すために死者を弔いながら様々な時代や場所を旅をする。果たしてモリアたちは旅先で出会う死ねない死者に死を届けることができるのか…

第26回電撃小説大賞最終候補作。発売当時は気になっていたもののタイミングもあり手に取れていなかたのですが、数ヶ月前にTwitterで本作の感想を見かけて気になって購入。死が強く香る儚くい物語を悲しくも美しい文章で楽しませてくれる作品でした。面白かったです。

本作は全4話で構成されています。時代も場所も様々な場所に現れる青い喪服を着た美しい少女モリアとその従者である時を司る死神シヤン。2人は街中で起こる不可思議な事件を解決することになります。どこか神秘的な雰囲気を醸し出すモリアと軽薄なシヤンのやりとりは見ていて楽しいです。

各話は基本的に死者にまつわる事件が起きモリアたちがそれを解決するという形式で進んでいきます。凄惨な事件が描かれますが、文章が丁寧で綺麗なのでそれほど嫌悪感はなくむしろ事件の背景にある死者の悲しい真実に目が奪われます。人を襲い、狂わせる死者たちの事情。それをモリアが優しく紐解き、平等に死を運ぶ。その過程に心を奪われます。

また各時代の雰囲気が文章からすごくよく伝わってきます。2000年代のニューヨークや1700年代のフランス。その時代の都市の風景やそこで生きる人々。本当にその時代の光景を見ているかのような文章はとても魅力的です。

個人的にお気に入りなのは第2話にあたる「ヴェルサイユ宮殿の魔女は歌う」。こういうお話に弱いんですよね…腐敗したフランスで成り上がった女性の過酷な運命と呪いの歌。時代や環境に翻弄され、さらには人にも翻弄されてなお強くあろうとする彼女の姿はとても印象的です。

どのお話も美しい文章で読ませてくれる素晴らしい作品でした。決して明るいお話ではないのですが、死を題材にしながらも暗くなりすぎないという不思議な魅力を兼ね備えた作品です。気になった方は。

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル

死者殺しのメメント・モリア



著者

夢見里龍



レーベル

メディアワークス文庫

ISBN

978-4-04-914058-3

表紙の画像は「版元ドットコム」様より



どうも夏鎖です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています
さて、今回紹介するのは橘公司さんの

王様のプロポーズ 極彩の魔女

です!
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ストーリー A
内容は、滅亡因子と呼ばれる世界を滅ぼしうる存在に300時間に一度襲撃される世界。そんな世界を守っているのは最強の魔女にして魔術師たちが通う学園の長である久遠崎彩禍。しかしそんな彼女は謎の存在により命を落としてしまう。玖珂無色は死に際の彩禍に恋をして、そして彼女の体を引き継ぐことに。さらに彩禍の従者である烏丸黒衣から彼女が学園長を務める学園に通うように指示される。油断すると無色の姿に戻ってしまう中で果たして無事に学園生活を送れるのか…とこんな感じです!

〜初恋相手が最強の魔女なら〜

橘公司さんの新作!読むのがはちゃめちゃに遅くなりました…もう2巻出ちゃいましたよ…橘公司さんの作品は「いつか世界を救うために」以来ですね。今作はTS?バトル学園ものとして楽しく読ませていただきました!面白かったです!
まず序盤。何者かによって襲撃され死にゆく彩禍に恋をする無色、そんな無色に体を引き継ぐ彩禍のシーンが描かれます。序盤からなかなかハードな展開だな…と思ったら次の瞬間には彩禍ちゃん大好きな無色が誕生していて笑いましたw 物語は彩禍の体を引き継いだ無色が世界の秘密や魔術について知りながら学園で生活していくのがメインとなります。興奮すると?無色の、男の姿に戻ってしまうために黒衣のサポートが必須なのがちょっとかなりエッチでとても良いですね…途中で挟まれるバトルシーンはもちろん、無色の妹である瑠璃、瑠璃の友達である緋純、彩禍直属の防衛部隊である騎士団に所属しているエルルカ、アンヴィエットといったキャラたちのやりとりも魅力的でしたね!無色だ大好きな瑠璃とのデートシーン?は思わずニヤニヤしちゃいましたねw 終盤からはある違和感からお話がググッと加速して…後半の怒涛の展開は凄まじいの一言。ぐっと引き込まれましたね…最後まで楽しく読ませていただきました!面白かったです!

キャラ A
無色の彩禍大好きっぷりは見ていて気持ち良かったでですねw 彩禍のことが本当に好きだと伝わってくるラストは本当に良かったです。彩禍はこの作品のメインヒロインですが主人公と表裏一体というのが面白かったですね…ある意味最強のヒロインですね…サブキャラはみんな魅力的なんですけどやっぱり瑠璃ちゃん。無色が大好きなブラコン妹で戦えば強くて恋?になると超暴走!こういう女の子好きです!

最後に
TS?学園ファンタジーとして楽しく読ませていただきました!2巻がもう出てしまったのでそちらも早く読みます!

どんな人にオススメか?
TSものが好きな方は!学園ファンタジーものとしての面白さがこれでもか!と詰め込まれているのでとにかく面白い学園ファンタジーを読みたい方にもオススメです!彩禍/無色をはじめとしたキャラもすごくいい!オススメです!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル

王様のプロポーズ 極彩の魔女



著者

橘公司



レーベル

富士見ファンタジア文庫


ISBN

978-4-04-074075-1

表紙の画像は「版元ドットコム」様より



どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています

さて、今回紹介するのは鏡遊さんの

戦鬼と戦姫の聖災戦争

です!
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ストーリー A
内容は、人を殺す鬼と鬼を殺す鬼討。両者は平安時代から現代に至るまで激しい戦いを続けていた。鬼の始祖の末裔である大衛童貴は伝説の鬼討の末裔である一条朱璃のことを密かに想っていた。対する彼女も童貴のことを悪くは思っていなかったが、鬼と鬼討という立場上、2人は殺し合うしかなかった。そんなある日、童貴は朱璃が通う鬼討養成機関の学院に潜入することに。しかしそこでみた朱璃はなぜか手足に枷をつけられた状態で…さらには童貴の転校と同時に学院内で殺人事件が発生するようになり…果たして童貴と朱璃は鬼と鬼討の立場を超えて結ばれることができるのか…とこんな感じです!

〜鬼が恋したのは〜

鏡遊さんの新作!個人的には初挑戦の作家さんですね。現代異能+ミステリといった感じでちょっと懐かしさを感じる作品でした!面白かったです!
まず序盤。童貴と朱璃の殺し合いから物語は始まります。これまでの戦闘を経てお互いのことを憎からず思っている2人。そんな2人のまさにロミジュリ的な関係は短いシーンながらも印象的でしたね。そして朱璃への想いを募らせた?童貴は彼女が通う学院へと潜入します。ですが朱璃はなぜか手と足に枷をはめられていて…表向きは童貴と殺し合いをしている最中に鬼との内通が疑われたという理由でしたがこれが終盤きっちり伏線として回収されるのはよかったですね。そして始まる童貴の学院での生活!鬼とバレることなく朱璃を始めとしたヒロインや同級生たちと交流をして…学院の鬼討を育てるという特殊な環境も交えながらも学院生活は見ていて楽しかったですね!そして発生する殺人事件。犯人は果たして鬼なのかそれとも…この殺人事件に関する部分が物語の軸となってきますね。このあたりはネタバレになるので詳しくは語れないのですが丁寧な伏線回収と衝撃の展開にやられましたね…終盤のバトルからのラストシーンも良かったですし最後まで楽しく読ませていただきました!面白かったです!

キャラ A
童貴は始祖の末裔たる鬼ですが、朱璃に恋する普通の男の子という感じで時折微笑ましさもありましたね。嫌いになれないタイプの男の子です。朱璃は最強の鬼討にして童貴に恋する女の子。普段はクールな感じですが時折、照れて頬を赤らめるギャップがグッド!その他のキャラも魅力的でした!

最後に
ロミジュリに現代異能とミステリを足したような作品でちょっと懐かしさを感じるような作品でもありましたね!気になるところで終わってますしこれはぜひ2巻も読みたいです!続刊待ってます!

どんな人にオススメか?
ロミジュリ的関係が好きな方は!現代異能としても面白いですし、ミステリ部分もカチッとしているのであらすじが嫌いじゃなければ読んでみてほしいです!気になった方は!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル

戦鬼と戦姫の聖災戦争



著者

鏡遊



レーベル

MF文庫J

ISBN

978-4-04-681296-4
表紙の画像は「版元ドットコム」様より



どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています

さて、今回紹介するのは農民ヤズーさんの

最低ランクの冒険者、勇者少女を育てる 1 ~俺って数合わせのおっさんじゃなかったか?~

です!
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ストーリー A
内容は、異世界と現実世界がつながりダンジョンに自由に行き来できるようになった世界。そこではダンジョンを攻略できる力を手に入れた覚醒者たちは冒険者となり日夜ダンジョンに潜りモンスターたちと戦っていた。35歳の冒険者伊上浩介は、国から課せられた「覚醒者は5年間冒険者としてダンジョンに潜る」というお勤めを果たすために日夜冒険者として戦っていたが、残り3ヶ月というところでパーティーが解散してしまう。たまたま出会った特級の覚醒者・宮野瑞樹率いる女子高生パーティに人数不足を理由に加入することに。しかし冒険者としては未熟な彼女たちに伊上はダンジョンで生きる術を教えていくことになり…とこんな感じです!

〜35歳のおっさん冒険者がJK達に探索者のイロハを教える〜

参加させていただいているHJ文庫公式レビュアープログラムの作品。ありがとうございます。農民ヤズーさんは本作がデビュー作ですかね?おっさんの冒険者がJKたちを指導して冒険者として鍛えていくダンジョンもの+教官ものとして楽しく読ませていただきました!面白かったです!
まず序盤。浩介が瑞樹たちに出会う過程が描かれます。世界観の説明から伊上が所属する冒険者パーティーが解散して人数不足の瑞樹たちのパーティーに加入するまではテンポ良く描かれていてすっと物語に入っていけましたね!そして始まるおっさん冒険者の浩介と瑞樹たちのダンジョン攻略!浩介は国から定められた「覚醒者は5年間ダンジョンに潜らなければならない」という務めを果たすため、瑞樹たちは学校の試験をこなすためとそれぞれの目的のためにダンジョンに潜ります。浩介の覚醒者としての能力は最低の三級のため、最初のうちは特級や一級という高ランクの瑞樹たちに舐められます。しかしダンジョンに5年近く潜ってきたからこその経験やトリッキーな戦い方で徐々に瑞樹たちの信頼を得ていきます!ダンジョンを通じて瑞樹たちの信頼を勝ち取っていく過程はグッドでしたね!中盤からは学園もののフェーズへ移行。瑞樹のチームから特級の力を持つ瑞樹を引き抜こうとする生徒会長のチームと体育祭で戦うことに。浩介の作戦を生かした戦いは見ていて楽しかったですね。終盤のバトル展開も盛り上がりましたし最後まで楽しく読ませていただきました!面白かったです!
キャラ A
浩介は35歳のおっさん冒険者。でも冒険者らしく口では色々言っても少年の心を残していましたね。こういう男好きです。瑞樹をはじめ、JK探索者たちはみんなそれぞれ個性があってそれが戦い方にも生きてきていて見ていて楽しかったです!

最後に
ダンジョンもの+教官ものとして楽しく読ませていただきました!2巻が出るならぜひ読みたいですね!ここから面白くなっていく作品だと思うので続刊待ってます!

どんな人にオススメか?
ダンジョン攻略ものや教官ものが好きな方は!派手なバトルは少なめで堅実なダンジョン攻略や、生きていくための術を教えるのがメインの作品です!浩介と瑞樹たちのやりとりも楽しいですし気になった方は!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル

最低ランクの冒険者、勇者少女を育てる 1 ~俺って数合わせのおっさんじゃなかったか?~



著者

農民ヤズー



レーベル

HJ文庫

ISBN

978-4-7986-2762-5
表紙の画像は「版元ドットコム」様より



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