カテゴリ: ファンタジー(現代要素多め・現代異能)

どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています
さて、今回紹介するのは小林湖底さんの「護衛のメソッド ―最大標的の少女と頂点の暗殺者― 1」です!

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ストーリー A
内容は、元裏世界最強の暗殺者である相原道真は平和な学園生活を送ることを夢見て克礼館学院に入学する。しかし入学早々道真の過去を知る学園の管理者から裏世界で最も狙われる人物<最大標的>こと久世灯里の護衛を依頼される。ちょうど拉致されたという灯里を助けるために道真は体育館に向かう。灯里を救出した実績も買われ、道真は灯里を守る護衛チームに加入することになるが…とこんな感じです!

〜最強の暗殺者と死にたがりの少女〜
小林湖底さんの新作!「少女願うに、この世界は破壊すべき」 「ひきこまり姫の悶々」は既読(どちらも1巻のみですが…)今作は現代+異能バトルな学園ものとして楽しく読ませていただきました!面白かったです!
裏世界で最強の暗殺者と呼ばれる月影こと相原道真。そんな彼は普通の青春、学園生活に憧れて克礼館学院に入学することに。しかし入学早々学院の管理者から裏世界で最も狙われる灯里の護衛を依頼されます。序盤はコミカルに話がトントンとテンポよく進んでいくのですっと物語に入ることができましたね!そして早速拉致された灯里を助けるために道真は体育館に。道真の強さは本当に凄まじかったですね…そして始まる灯里の護衛の日々。ちょっとかなり抜けている道真は灯里に色々文句を言われならがも彼女の身の回りに起こる危機に対応していきます!一緒に灯里を守る護衛チームの高辻翠花、牧田胡鈴、乙坂美咲
の3名もそれぞれ異能?を持ち頼れる?サポートメンバーとして灯里の護衛に貢献していましたね!残り100ページからは怒涛の展開!次々に明らかになる衝撃の事実に血まみれのバトル!異能バトルの魅せ方、熱さ、そして灯里を守る道真のかっこよさ!その全てがガツンと集約されたいいバトルでした!ラストもこの作品らしくてめっちゃ好きです!最後まで楽しく読ませていただきました!面白かったです!

キャラ A
道真はとある異能を使い裏世界で最強の暗殺者として恐れられる男。しかし普段はどこか抜けていてトンチンカンなところが微笑ましかったですねw 灯里は自身の持つ治癒能力が世界中から狙われる裏世界の最大標的ガール。死にたがりなくせにそれは虚飾で本当は誰よりも普通の女の子であることを望んでいる彼女はとても魅力的でした!そのほかにも灯里の護衛チームのメンバー、探偵の高辻翠花、占い師の牧田胡鈴、詐欺師の乙坂美咲もそれぞれ魅力的でした!個人的には牧田ちゃんが最高でしたね!


最後に
めっちゃ面白い現代異能バトル学園ものでした!あとがき的に2巻が出ることはほぼ確定のようなので続刊が楽しみですね!学園要素多めとのことなので期待してます!

どんな人にオススメか?
現代異能バトルが読みたい方は!バトルの時は熱く、日常パートでは微笑ましくときにくすっと笑える道真や灯里たちのやりとりが楽しいです!色々なものを抱えた少年少女たちの戦いは見ていて楽しい!気になった方は!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル

護衛のメソッド ―最大標的の少女と頂点の暗殺者― 1



著者

小林湖底



レーベル

電撃文庫

ISBN

978-4-04-913947-1
表紙の画像は「版元ドットコム」様より



どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています
さて、今回紹介するのは夏海公司さんの「僕らのセカイはフィクションで」です!

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ストーリー A
内容は、学園事件解決人として日々学園内で起こるトラブルを解決する笹貫文士。その傍らでWEBで人気の「アポカリプス・メイデン」という小説を連載し人気を得ていた。そんなある日、学校からの帰り道で物語のヒロインであるいろはに遭遇する。なんと物語の中から飛び出してきた彼女は作中に登場する敵に狙われていた。いろはを助けるために文士は自作のキャラの設定と知能を持って異能力者を倒すことになるが…とこんな感じです!

〜小説のキャラが現実に?〜
夏海公司さんの新作!個人的には「ワールドエンドの探索指南」以来の作品ですね。まず言わせてください…この作品めちゃくちゃ面白いです!いやー!いいですねこういう異能バトル!そして驚きの展開!こういうのが読みたい!という斜め上をいく現代異能バトル+セカイ系っぽい香りのするボーイミーツガールな物語でした!面白かったです!
まず序盤。学園事件解決人としての笹貫文士が描かれます。文士はいかにも頭がキレるキャラで見ていて楽しかったですね!そんな彼はネットで連載している「アポカリプス・メイデン」の続きに悩んでいて、そんな折に自作の物語のヒロインであるいろはに現実世界で出会います。なぜという疑問を持つ間もなく、いろはを狙う異能力者と戦うことに…なんの力も持たない文士が自作の設定と頭脳でいろはを守り抜こうとする姿は非常にグッド!そして始まるいろはとの逃走劇!いろはを狙う異能力者たちから逃げて、時には戦い作者と物語の中のヒロインを超えた関係を気づいていく…この辺りは青春ものっぽさもありバトルとのギャップがグッドでした!

そして物語は中盤以降ガラリとその色を変えてきます。

あんまり話すとネタバレですが、ここでこういう風に物語の舵を切ってくるのか!と衝撃的でしたね!個人的にはここからの展開はめちゃくちゃ好きです!ラストもすごくよかったですし、個人的に大満足の一冊でした!面白かったです!

キャラ A
文士は頭の切れるキャラとしてすごく魅力的でした!要領も良くてみていて気持ちよかったですね!いろはとのやりとりも見ていて楽しかったです!いろははどこか儚げで弱い感じがする女の子。でも自分を守ってくれる文士のために勇気を振り絞れるところとか、ただ守られているだけじゃない強さが魅力的でした!

最後に
ただの異能バトルじゃない衝撃の展開を楽しませていただきました!結構綺麗に終わってますけどまだ続くんですかね?何はともあれ続刊があるならぜひ読んでみたいです!2巻待ってます!

どんな人にオススメか?
現代異能バトルが読みたい方は!ボーイミーツガールなストーリーが突然切り替わる中盤以降の展開も楽しいですしバトルシーンもグッド!気になった方は!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル

僕らのセカイはフィクションで



著者

夏海公司



レーベル

電撃文庫

ISBN

978-4-04-914031-6
表紙の画像は「版元ドットコム」様より



どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています
さて、今回紹介するのは立川浦々さんの「公務員、中田忍の悪徳」です!
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ストーリー AA
内容は、区役所福祉生活課の係長として一目を置かれる中田忍。彼は冷酷で他人に厳しく自分にはさらに厳しいという男だった。そんなある日、彼が自宅に帰るとそこにはエルフの少女が。異世界エルフが保有する常在菌のリスクを警戒した忍は彼女を知床岬からオホーツク海の底に沈めようとする。しかし忍は友人の義光に頼りなんとかエルフを海の底に沈めずに彼女を守る方向に舵を切る。果たして忍はエルフとコミュニケーションをとることができるのか…とこんな感じです!

〜堅物公務員が異世界エルフを拾ったら?〜
第15回小学館ライトノベル大賞優秀賞受賞作!発売前からあらすじやイラストレーターさんの改名?が話題になってましたよね…さて作品はというと…

最高に面白い


いや、なんですか。この言葉の暴力の塊みたいな作品は。ストーリーは大の大人3人がエルフについてあーだこーだいうだけ、劇的な物語もなければド派手なファンタジーもない。ただひたすらに文章で言葉でぶん殴ってくる。それなのに、異常なまでに洗練されて異常なまでに突き刺してくる。鬼才。間違いなく鬼才で奇才です。面白い。ただそれだけに脳内が支配されます。とんでもない化け物クラスの作品に出会いました。最高です!
物語は堅物な中田忍の日常が描かれるところから始まります!区役所の福祉生活課の課長として冷酷に生活保護受給者に関する取り決めを行う。部下を萎縮?させ理論で蹴散らす。あまりにも怖すぎます。中田さんが上司じゃなくて本当によかったです。そんな中田が家に帰るとなんとリビングに異世界エルフが。ここから物語は動き出します。忍の友人である義光はエルフの常在菌を心配して彼女をオホーツク海の底に沈めようとする忍をなんとか止め、彼女を保護する流れを作ります。とさらっと書くんですけど、常在菌の件で30p近く使う狂気ですよ…かつてライトノベルでこれほど常在菌という単語を見たことがあったでしょうか。いやない(断言)そして忍の部下である一ノ瀬由奈も加わりエルフとのコミュニケーションが始まります。これももうほとんど、言葉にしてしまえばエルフが何を食べるかとか排泄するのかとかそういうのを調べるだけなんですけど圧倒的に面白い。天才的なキャラ同士のやりとりが、地の文の言葉の暴力が、鉄アレイの塊になってガンガン脳をぶったたきます。こんなのズルいじゃん。絶対に面白いに決まってるじゃん。なんでいい歳した大人が3人も集まってこんなに大真面目にふざけたこと、ふざげて大真面目なことしてるんですか。なんですか除湿器の水って、なんですかかりんとうって!本当になんなんですか!ストーリーもキャラも文章もこれだけ理路整然としているのにこれだけ意味のわからないの絶対におかしいですよ。もうとにかくやばい。とんでもない化け物みたいな作品読みました。お前が2021年下半期ナンバーワンだ。

キャラ A
中田はとにかく冷酷で合理的で人の心が全くなかたですね…本当にロボットみたいなやつでした。異世界エルフことアリエルはこの作品唯一の癒しでしたね…君が空気清浄機だよ…義光は最初はまともで「この作品唯一の常識人…!」お喜んでいたんですけど、かりんとうで壊れました。疲れますよね…そりゃ…由奈さんはまともに見えて上司からのノーブラ命令にしたがったり、当然のごとく忍が女性関係のトラブルを起こしているのを見破ったりでなかなかの変態でしたね…

最後に
ヤバい。化け物みたいな作品です。えっ、これ続きとか出るんですか?2巻読めるんですか?読ませてください(土下座)

どんな人にオススメか?
とにかく読め。面白いから。いい歳した大人3人がこんなに真面目に、こんだけ馬鹿げた会話で、物語を成立させてしまう化け物みたいな作品です。暴力的でとにかくパワーオブパワーな文章にただぶん殴られてください。

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル



公務員、中田忍の悪徳



著者



立川浦々



レーベル



ガガガ文庫



ISBN



978-4-09-453029-2



どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています
さて、今回紹介するのは玖洞さんの「葉隠桜は嘆かない」です!
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ストーリー A
内容は、突然魔獣と呼ばれる化け物が出現するようになった日本。そこでは魔獣と戦うべく神と契約して魔法少女となる少女たちがいた。ごく普通な男子高校生の七瀬鶇はある日魔法少女との戦いに巻き込まれ瀕死の重賞を負う。しかし神を名乗る黒猫ベルによって命を救うことと引き換えに魔法少女となる。魔法少女になれるのは女性のみ。そんな常識を覆し、魔法少女になるときだけ性別が女性となり葉隠桜として魔獣と戦うことになる鶇だが…とこんな感じです!

〜男子高校生が魔法少女になって魔獣を討つ〜
第2回アース・スターノベル大賞入賞作。玖洞さんのデビュー作ですね。早く読もうと思っていたんですけど、メンタルが整わず読むのがすっかり遅くなってしまいました…まず言わせてください…この作品すごく面白いです!いいですね!TS魔法少女もの!普段は普通の男子高校生!でも魔獣と戦う時だけ葉隠桜という魔法少女になって戦う!めっちゃ好きなちょっとダークな魔法少女ものでした!面白かったです!
まず序盤。今の日本の状況が語られます。魔獣の出現により荒廃し、それでも魔法少女の力によって復興した日本。日夜魔法少女たちが魔獣を討伐することで人々は安全な生活を送っている…このあたりの設定はとても丁寧に語られていて個人的に好印象でした!そんな魔獣が出現する日本で普通に男子高校生をしている鶇はある日魔獣と魔法少女の戦闘に巻き込まれて瀕死の重傷を負ってしまいます。そんな彼を助けたのは神を名乗る黒猫のベル。命を救うことを引き換えに鶫は魔法少女・葉隠桜となり魔獣と戦うことになります。いやーいいですね…こういう普通の男子高校生が魔法少女になって戦うの…TSものの醍醐味があります!そして始まる魔獣と戦う日々!魔法少女のスキルとしてどこへでも転移できる能力と、糸を使った戦闘スタイルでどんどん頭角を現していきます!もちろん魔法少女としての活躍だけではなくて、男子高校生の鶫としての日常も描かれます!この日常と魔法少女との対比が最高でしたね!終盤ではかなりのピンチに陥りますが、機転の効いた戦い方で身に迫る脅威に立ち向かっていく姿がグッドでした!最後まで楽しく読ませていただきました!面白かったです!

キャラ A
鶫こと葉隠桜はめっちゃいいキャラしてましたね!普段は普通の男子高校生、時には魔法少女の葉隠桜!葉隠桜になるときはベルチョイスのかわいい服を身につけたり頑張って女性らしくしようとしていたりとそのギャップがグッド!鶫を魔法少女にしたベルはじめそのほかのキャラも魅力的でした!

最後に
めっちゃ面白いTS魔法少女ものでした!これはぜひ2巻も読みたいですね!これから鶫/葉隠桜がどんな戦いに身を投じていくのか楽しみです!続刊待ってます!

どんな人にオススメか?
魔法少女ものが好きな方は!普段は普通の男子高校生、時には魔法少女・葉隠桜な鶫のギャップが魅力的な作品です!TS好きな方にも刺さると思います!気になった方は!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル



葉隠桜は嘆かない



著者



玖洞



レーベル



アース・スターノベル



ISBN



978-4-8030-1552-2


表紙の画像は「版元ドットコム」様より



どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています
さて、今回紹介するのは城野白さんの「序列一位の最弱能力」です!
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ストーリー B
内容は、異能と呼ばれる力を手に入れた人々に前にアナザーという化け物が現れ始めてから10年。アナザーを討伐する討伐師の1人である寄川春近は札幌地区の序列一位として日々アナザーと戦っていた。そんなある日、東京から最低ランクの討伐師・舞上すぴかが留学してくる。成り行きから彼女とチームを組むことになった春近。しかしすぴかにはある狙いがあり…とこんな感じです!

〜最強を引き抜くために〜
城野白さんの作品。デビュー作?でしょうか。新人賞拾い上げとかですかね?色々面白くなりそうな要素は多かったんですけど、それらが面白くならずにぶつ切りの物語の突発的な構成の中に沈んでいったという印象を受ける作品でした。つまらくはないですけど特別面白くもありませんでした。
まず序盤。なんか唐突に物語が始まります。いや開始直後にというか開始1p目からラッキースケベは冷めますよ…何考えてるんですか…?この時点でなにがやりたいのかよくわからない作品だなとは思っていましたけどお話が進につれて余計によくわからんくなります。唐突に登場するなんか強い力を持っているっぽい少女の渚、唐突に主人公に惚れるすぴか、唐突に現れる主人公を過去に救ったらしい水連さん…3人のヒロインたちが唐突感溢れる登場と前後間隔のない会話を繰り返すせいでとにかくよくわからん感が滲みでます。そして最高によくわからんのが主人公がなぜ序列一位なのか…そんなに強キャラ感ないのが致命的なんですよね…なぜなのか…終盤もお約束的な盛り上がりをしそうでしなくて終わる。とにかく唐突感がずっと気になる作品でした。

キャラ B
主人公の春近はなにが最強なのかわからん。すぴかはなんで春近のことを好きになったのかわからん。渚は何がしたいのかわからん。水連さんはこの物語の一体なんなのかわからん。わからないキャラが4人もいて困惑でした。

最後に
コテコテの学園異能を期待したのに、ブツブツ唐突感だけが残る作品でした。続刊は出ても買いません。

どんな人にオススメか?
個人的にオススメはしません。気になる方は試し読みの上買ってみればいいかと。学園異能好きならハマるかもですね。

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル



序列一位の最弱能力



著者



城野白



レーベル



講談社ラノベ文庫



ISBN



978-4-06-523506-5


表紙の画像は「版元ドットコム」様より

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