どうも夏鎖です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています
さて、今回感想を書いていくのは夢見里龍さんの
ストーリー A
内容は、先帝の死後、斎の後宮では不可解な死が頻発していた。後宮で起こる事件を調査する役職・後宮丞に任命された絳(コウ) は死化粧を専門に行う紫蓮の本を訪れる。彼女の鮮やかな死化粧を行う姿に惚れた絳は度々彼女の元を訪れるが、後宮での殺人事件は後をたたない…陰謀渦巻く高級で巻き起こる謎を死化粧師が解決する後宮ミステリが幕を開ける!とこんな感じです!
まず序盤。紫蓮と絳が出会うところから物語は始まります。エンバーミングを行う死化粧師として後宮での扱いはよくないものの、死化粧の専門家として放っておけない存在である紫蓮。そんな彼女の死体を見る能力を見込んで絳が事件を持ち込んできます。なかなか不穏な感じの出会いですが、よくも悪くも紫蓮も絳も死を前にして動じない性格なので、殺人と思われる事件の話が淡々と進みますね。そして紫蓮の死化粧師としての姿に惚れる絳…紫蓮が感じるほどではないですが変な奴ですよねw そして絳と紫蓮のコンビは次々と後宮で巻き起こる殺人事件を解決していきます!ミステリとしての面白さももちろんあるのですが、後宮という設定やギミックから死者が生前何を望んでいたかどんな想いでなくなっていったのかを明らかにしていくのがすごく良かったですね!そしてそうした思いを汲み取って死化粧を施していく紫蓮の姿が印象的でした!お話は全四章でそれぞれの事件が独立した形で描かれるのですが、四章でとんでもない展開になってこれまでの三章がギュッと収束して繋がっていくのがすごかったですね…そして2人が交わす約束が陰謀渦巻くこの後宮らしくて読み切って思わず放心してしまいました…最後まで楽しく読ませていただきました!面白かったです!
キャラ A
紫蓮は死化粧師ゆえに後宮で嫌われている女の子。その生まれゆえに色々なものを抱えて生きているどこか儚げな姿であったり、普段は一人称<僕>で強気な感じで話すのが非常によかったですね!絳はエリート役人!ちょっと頭のネジが外れた感じといざという時に頼りになる姿が印象的でしたね!紫蓮とのコンビは息ぴったりでした!その他のキャラも魅力的でした!
最後に
陰謀渦巻く後宮ミステリとして楽しく読ませていただきました!これはぜひ続きが読みたいですね!まだまだ紫蓮と絳のコンビが見たい!続刊待ってます!
どんな人にオススメか?
後宮ものやミステリが好きな方は!厚さはそれなりにありますが、文章は読みやすいです!明るい話ではありませんが、死者の声を聞き事件を解決して死者の思いを届ける紫蓮と彼女を支える絳のコンビが魅力です!気になった方は!
それではこの辺で(≧(エ)≦。)
さて、今回感想を書いていくのは夢見里龍さんの
「後宮の死化粧妃 ワケあり妖妃と奇人官吏の暗黒検視事件簿」
です!☆感想☆
ストーリー A内容は、先帝の死後、斎の後宮では不可解な死が頻発していた。後宮で起こる事件を調査する役職・後宮丞に任命された絳(コウ) は死化粧を専門に行う紫蓮の本を訪れる。彼女の鮮やかな死化粧を行う姿に惚れた絳は度々彼女の元を訪れるが、後宮での殺人事件は後をたたない…陰謀渦巻く高級で巻き起こる謎を死化粧師が解決する後宮ミステリが幕を開ける!とこんな感じです!
〜死化粧師が死体から事件を暴く〜
夢見里龍さんの新作!夢見里さんの作品を読むのは「後宮食医の薬膳帖」以来ですね!今作は陰謀渦巻く後宮を舞台に妖妃として厄介者扱いされる死化粧師の紫蓮とそんな紫蓮に惚れてしまった絳のコンビが楽しい後宮ミステリとして楽しく読ませていただきました!面白かったです!まず序盤。紫蓮と絳が出会うところから物語は始まります。エンバーミングを行う死化粧師として後宮での扱いはよくないものの、死化粧の専門家として放っておけない存在である紫蓮。そんな彼女の死体を見る能力を見込んで絳が事件を持ち込んできます。なかなか不穏な感じの出会いですが、よくも悪くも紫蓮も絳も死を前にして動じない性格なので、殺人と思われる事件の話が淡々と進みますね。そして紫蓮の死化粧師としての姿に惚れる絳…紫蓮が感じるほどではないですが変な奴ですよねw そして絳と紫蓮のコンビは次々と後宮で巻き起こる殺人事件を解決していきます!ミステリとしての面白さももちろんあるのですが、後宮という設定やギミックから死者が生前何を望んでいたかどんな想いでなくなっていったのかを明らかにしていくのがすごく良かったですね!そしてそうした思いを汲み取って死化粧を施していく紫蓮の姿が印象的でした!お話は全四章でそれぞれの事件が独立した形で描かれるのですが、四章でとんでもない展開になってこれまでの三章がギュッと収束して繋がっていくのがすごかったですね…そして2人が交わす約束が陰謀渦巻くこの後宮らしくて読み切って思わず放心してしまいました…最後まで楽しく読ませていただきました!面白かったです!
キャラ A
紫蓮は死化粧師ゆえに後宮で嫌われている女の子。その生まれゆえに色々なものを抱えて生きているどこか儚げな姿であったり、普段は一人称<僕>で強気な感じで話すのが非常によかったですね!絳はエリート役人!ちょっと頭のネジが外れた感じといざという時に頼りになる姿が印象的でしたね!紫蓮とのコンビは息ぴったりでした!その他のキャラも魅力的でした!
最後に
陰謀渦巻く後宮ミステリとして楽しく読ませていただきました!これはぜひ続きが読みたいですね!まだまだ紫蓮と絳のコンビが見たい!続刊待ってます!
どんな人にオススメか?
後宮ものやミステリが好きな方は!厚さはそれなりにありますが、文章は読みやすいです!明るい話ではありませんが、死者の声を聞き事件を解決して死者の思いを届ける紫蓮と彼女を支える絳のコンビが魅力です!気になった方は!
それではこの辺で(≧(エ)≦。)