カテゴリ: ミステリ・サスペンス

どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)
この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています。

さて、今回紹介するのは瓜生聖さんの「噂の学園一美少女な先輩がモブの俺に惚れてるって、これなんのバグですか?」です!
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ストーリー A
内容は、モブとして平穏な学校生活を送る鷹野祐。ある日彼は孤高の美少女衣川マトに突然抱きしめられる。混乱する祐だが、マトが持っていたUSBをきっかけに彼女が凄腕のハッカーであることを知る。時同じくして幼馴染の理乃に教師のPCから数学のテストを盗んだ疑いがかけられる。祐はマトの力を借りてサイバーセキュリティの知識を駆使して事件解決に挑む…とこんな感じです!
ジャンルは学園ミステリ+ラブコメ。ITというか通信系の知識がかなり重要になってくる作品ですね。
サイバーセキュリティ小説コンテスト大賞受賞作!なんかあらすじだとラブコメで推されているのでここの齟齬がすごいですよね(^_^;)サイバーセキュリティを下敷きに学園ミステリとラブコメを存分に楽しめる作品でした!面白かったです!
学校で日常に溶け込むモブとして生活していた祐。そんな彼はある日、孤高の美少女であるマトに突然抱きしめられます!これが後々きちんと伏線となってくるのが非常に良かったですね!そして彼女が持っていたUSBをきっかけにマトがハッカーであることを知ります。ハッキングとクラッキングの違いは中二の頃某漫画で予習済みでしたがw こういうの未だに憧れてしまいますよねw そして幼馴染の理乃の関与が疑われる数学のテストの漏洩事件に挑むことに。かつてシャーロックホームズに憧れた祐がロジカルな思考で証拠を集めて、マトの知識とテクニックを借りながら事件を暴いていく様は学園ミステリしていていいですね!この他にもカード情報を抜き取る詐欺サイトや仮想通貨の事件など、サイバーセキュリティ小説コンテスト受賞らしさを見せる事件を解決していく様子は見ていてとてもワクワクしました!またマトとのラブコメもグッドです!最後まで楽しく読ませていただきました!面白かったです!

キャラ A
マト先輩が可愛かったですね!日本人離れした見た目に凄腕のハッキング技術。暗い過去に今。そして祐にしか見せない笑顔。とても魅力的な女の子でした!理乃はアイドルを目指して勉強もバイトも頑張る女の子!こういう幼馴染はたまりませんね!祐の今はモブだけど少しずつマト先輩にふさわしい男になっていく成長過程がグッドでした!

今後の期待度 A
面白かったので続きがあるならぜひ読んでみたいです!こういうサイバーセキュリティの知識を下敷きにしたミステリはなかなかないので…続刊待ってます!

どんな人にオススメか?
学園ミステリが好きな方は!結構横文字が出てきますが事前知識がなくても楽しめますし、ラブコメもグッドです!ロジカルな作品が好きならハマるはずです!ぜひご一読を!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

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ISBN 978-4-04-108253-9

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さて、今回紹介するのは河東遊民さんの「傀儡のマトリョーシカ」です!
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ストーリー A
内容は、文芸部に所属する阿喰有史は美形ながらも普通の高校生とは異なる思考回路を持っている。そんな彼はある目的のために文芸部で活動していた。そんなある日、文芸部に勧誘していた雑賀更紗がイジメられていることを知る。ほかの部員達と一緒にイジメの犯人を捕まえることに成功するが、犯人は脅されていたといい、その犯人を脅していた犯人が別にいることを知る。脅迫の連鎖の中を調査する中で届く有史たちへの脅迫メール。果たして誰が犯人なのか…とこんな感じです!
ジャンルはミステリ。表紙のイラストのようなおどろおどろしさはなかったですね。
講談社ラノベチャレンジカップ佳作受賞作!作者の河東さんがTwitterなどで宣伝を頑張っていたり表紙のイラストとジャンルがミステリということで話題になっていましたね。面白かったです!
普通とはちょっと違う主人公の有史。彼は文芸部に所属し部員を集めながら生徒たちの相談を請け負っていた…というところから物語は始まります。いやー有史はすごいやつですね。こうも感情がないやつが主人公の学園を舞台にした作品は初めてかもです。そして更紗を勧誘しようときたところで発覚するイジメ。有史たちはイジメの犯人を捜すために調査を始めます。ミステリなのであんまり突っ込んだことは言えませんが(^_^;)犯人まで辿り着く過程は見事でしたね!こういうミステリをラノベで待っていた!という感じでした!あのアプリはちょっと露骨な気もしましたけど、動機や犯人を脅す犯人を辿っていく過程は面白かったです!また個人的には作品が会話劇中心にサクサク進んでいくこともあってか脳内で情報が整理しやすかったです!ちょっと違う主人公と女の子たちがイジメの犯人を解き明かすミステリでした!面白かったです!

キャラ A
キャラに関しては有史が全部持っていきましたね。特殊な生い立ちゆえに常識を知らず、時々トンチンカンなこと言ったりする有史。しかし頭は良くて直感もある。魅力的な探偵役でした!雑賀さんは有史とのやりとりが見ていて面白かったです!バシバシ有史のことをぶったぎるのに、有史のことに惹かれていって…恋する乙女は最強です!その他のキャラも魅力的でした!

今後の期待度 評価不能…
おそらく一巻完結なので…でも続刊が出れば読みたいです!

どんな人にオススメか?
ミステリ、学園ミステリが読みたい方は!表紙とは異なりホラー的な要素はないですし、イジメ的なところもキツい表現はないですし人の死なないミステリとして楽しめると思います!会話中心でサクサク進むので気になった方は!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

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ISBN 978-4-06-516046-6

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さて、今回紹介するのは三咲悠司さんの「鬼畜な僕はウサギ先輩に勝てない」です!
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ストーリー A
内容は、郷土史研究部に所属するキタローこと鈴木太郎はウサギ先輩こと稲葉白兎にいいように使われていた。そんなある日、ウサギ先輩からキリシタンの郷として村興しを始めた村へ合宿へ行こうと誘われる。キリシタンにまつわる村の名所や代々伝わる遺物に関連するものを調査する中で2人は村に関する秘密を知り…とこんな感じです!
ジャンルは伝奇+怪異+ミステリ。なんかゼロ年代を感じる作品です。
第11回HJ文庫大賞奨励賞受賞作!序盤はかなり気になるところもありましたが、後半にグッとあげてくる作品でした!面白かったです!
まずプロローグ。なんの冗談かと思うほど読みづらかったです…ぼかしたいのはわかりますけど「その」「あの」「この」を多用されるとめっちゃ読みづらいです…そして日常ひらがなで使われる言葉をあえて漢字で書くスタイル…「はたまた」を「将又」、「さる」を「然る」、「またまた」を「又々」、「あるいは」を「或るいは」とあげればキリがないですけど、「ながら」を「乍ら」と書くのはマジでやめて欲しいですね。めっちゃ読みづらいです…まあこういうスタイルにした理由は作品を読めばわかるんですけど、逆に言えば序盤だけしか読まない人にはわからないのでやめて欲しかったかなと(^_^;)ストーリーは隠れキリシタンで町おこしをしようとする伊沢村に2人が調査に訪れてから一気に面白くなりましたね!隠れキリシタンの証拠が散らばる村の各地を巡りながら、真面目な聖書とキリシタンの関係性の考察あり、キタローとウサギ先輩のラブコメあり、伝奇と怪異あり、そして村の秘密を暴くミステリもありと「これでもか!」と好きが伝わる作品でしたね!極端に怪異バトルに走らずリアリティを残しているのも良かったですね…中盤以降のウサギ先輩が色々気づき始めてからの展開は素晴らしいの一言でした!それだけに序盤がどうしても気になってしまい…そこが個人的にはどうしても惜しかったです…中盤以降はめっちゃくちゃ楽しませていただきました!面白かったです!

キャラ A
ウサギ先輩いいですね!ボクっ娘なイタズラっぽい感じ好きです!キタローをからかうも自分が無防備になるところとか狂おしいほど好きです!キタローは写真が好きな普通の男の子に見えてフィジカルに秘密があったり頭が意外と回ったりと面白い男の子でしたね!その他のキャラも魅力的でした!

今後の期待度 A
面白かったので続刊もぜひ読んでみたいです!結構散りばめられた伏線が回収されていないですしまだまだ続きはありそうです!これから2人はどんなオカルトに挑むのか…2巻も待ってます!

どんな人にオススメか?
伝奇ミステリが好きな方は!表紙に反して結構かっちりとした作品ですが、ウサギ先輩とキタローのやりとりが中心でサクサク読めます!序盤を含め気になるところはありますが、それを超える魅力が中盤以降あるので気になった方は!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

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ISBN 978-4-7986-1931-6



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さて、今回紹介するのは松村涼哉さんの「15歳のテロリスト」です。
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15歳の少年・渡辺篤人は新宿駅に爆弾を仕掛けたという犯行予告の動画を投稿する。そしてその直後、それは嘘ではないことが証明される。少年犯罪を追う記者の安藤はかつて篤人とかつて関わったこともあり彼の犯行を追うことになる。かつての少年犯罪と新宿駅爆破テロがつながる中で見えてくる真実とは…

電撃小説大賞で大賞を受賞しデビューした松村涼哉さんのデビュー4作目。メディアワークス文庫では初めての刊行になります。「ただ、それだけでよかったんです」「おはよう、愚か者。おやすみ、ボクの世界」の2作品がとても面白かったので今作も購入。期待をはるかに上回る面白さでした。

まず何より読後に感じるのがページ数からは考えられないほどの密度。少年と犯罪。これを余すことなく描いています。なぜ渡辺篤人という少年が爆破テロを起こしたのか、から始まりラストにかけて明かされる真実。映像が浮かんで心を掴んで離さないかと思ったら、その映像が簡単に読み手を裏切って傷をつける。この作品を読んでいる間は時間が普段の2倍濃密なものに感じました。

物語は主にテロを起こした少年の渡辺篤人と記者の安藤の視点で進みます。篤人という少年を作りあげたある少年の犯罪。そして再び彼を襲う悲劇。そしてテロに至るまでの今。最初はよく見えなかった事件の真相は安藤がわずかな証拠を追うことで輪郭を得ていきます。

渡辺篤人の過去を繋ぐ灰谷ユズルと富田ヒイロ。そして灰谷アズサ。ただの少年・少女ではない彼らが過去にしたこと、そして今してることが痛切に胸を打ちます。少年犯罪とはただ少年が犯罪を犯しただけなのか。少年たちはなぜ裁かれないのか、加害者ではなく被害者家族は加害者家族はそして裁かれなかった彼らはどうなるのか。背景がじっくりと繋がっていく過程は息を飲んでページをめくることしかできませんでした。

そして明かされる真実とラスト。15歳の少年が起こしたにしては妙に完璧で妙に不器用な完成形は、どこまでも彼が思春期の少年で、きっと何もなければ…と考えてしまいます。ですが、物語の中の事実は冷徹にこの事件を終わらせにかかります。その結末があったからこそラストの数ページはより感動できるものでした。

少年と犯罪の物語と言い表してしまえば簡単ですが、そんな一言では表すことのできない濃密な物語でした。ぜひ渡辺篤人が何をしたのか見届けてください。間違いなく傑作です。

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ISBN 978-4-04-912396-8

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さて、今回紹介するのは江本マシメサさんの「見習い神主と狐神使のあやかし交渉譚」です!
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ストーリー A
内容は、七ツ星稲荷神社で見習い神主として家業を手伝う高校生のトム。平凡な高校生だった彼の日常は祖父が死ぬ間際に残した言葉で脅かされることに…なんとトムの祖父は狐だった⁉︎そして祖父が居なくなったからかあやかしが出現!ピンチを助けたのは不思議な女の子だった。彼女は神社の入り口にある狐像だといい、2人は協力してあやかしに関する事件を解決することになるが…とこんな感じです!
ジャンルはあやかしもの。長崎を舞台にしていてご当地要素も強いですね。
江本マシメサさんの作品!読むのがすっかり遅くなってしまいました…てかポプラ文庫ピュアフル読むのすごく久しぶりですね。多分5年か6年か…10代の頃に読んだ以来でちょっと懐かしくなりました。今作も面白かったです!
まず雰囲気が良かったですよね…登場人物がみんないい人・優しい人でほんわかした空気が流れてました!あやかしが出て来るときはちょっとダークな感じになりますが…長崎や神社や日本神話のこともいいアクセントになっていて物語を盛り上げていたと思います!さて物語は神社を家業にする水主村(かこむら)家の勉こと通称トムとお稲荷様に仕える葛葉三狐ことミケを中心に進んでいきます!実は狐だったという祖父が死んだことで始まるあやかしに関する事件…トムはピンチを助けてくれたミケと共に壊れてしまった神社の結界を修復する方法を探していきます!神社の仕事をしながら普通の高校生活もこなすトムは頑張り屋さんですね…途中何度か起こるあやかしによる事件もミケと一緒に解決していきます!優しくてどこかかわいさもあるトムと純和風で神聖な空気を纏いつつも食べるのが大好きなミケのコンビは微笑ましくもあり、神社のために誰かのために頑張る姿は思わず応援したくなりました!最後はちょっと駆け足な気もしましたが、長崎を舞台にした可愛い2人が魅力のあやかしものでした!面白かったです!

キャラ A
トムはなんかすごくいい子でしたね。見習い神主として頑張りながらも学業もきちんとこなして、家のことや神社のことそしてミケのことをきちんと考えられる…好感度の高い少年でした!ミケは純和風な感じで凛としてましたね…ただご飯というか食べるのが大好きなところがギャップがあって可愛かったです!深夜のホットケーキのシーンがすごく微笑ましかったです!トムのお父さん、お母さんを始めそのほかの登場人物も魅力的でした!

今後の期待度 A
一応ひと段落ついてますけど続刊があるなら読みたいです!トムとミケのコンビでまたあやかしに関する事件を解決してほしいです!

どんな人にオススメか?
ほんわか優しいあやかしものが読みたい方は!登場人物がみんな優しくて微笑ましいです!トムとミケのコンビがすごく可愛いので気になった方は!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

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ISBN 978-4-591-16132-6


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