カテゴリ: 恋愛

どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)
今日は大学から早く帰れる! と、思っていたら課題を突きつけられ、帰れませんでした(T . T) なので、紹介しようと思った本を読めませんでした…明日、紹介しますm(_ _)m

さて、今回紹介するのは横槍メンゴさんの「クズの本懐」です!

ストーリー A
自分の好きな人には、好きな人がいて、結ばれることはない。そんな、状況に置かれた、主人公麦と、主人公と同様の状況に置かれたヒロイン花が、自分の好きな相手を想像しながら偽装交際をするという物語。何言ってるのかよくわからないかもしれませんが、要するに自分の欲望を好きでもない人にぶつけ合います。なんでしょうか、この痛みは? なんかフィクションだと思えないんですよね(苦笑)闇がいい感じに放出されています!

キャラ A
主人公、ヒロイン、そして脇役に至るまでほとんどまともな登場人物がいないのなんの…まあ、これが鬱なストーリーをさらに鬱にしていて素晴らしいんですけどね(苦笑)

絵 A
横槍メンゴさん。女性とは思えない絵のタッチなんですよね…君は淫らな〜でも、そうでしたが、ストーリーに絵柄が完璧にマッチしていてすごくいいです!

総合 A
鬱なストーリー漫画としては文句のつけようがないですね! 鬱、鬱言ってますけど、どちらかといえば削りとられる系です。読んでいると自分自身の闇が炙られて、表に出てくる感じです!ただの恋愛ものや、昼ドラ的恋愛ものでもない、不思議で鬱な恋愛ものが読みたい方にオススメです!

それではこの辺で(≧(エ)≦。) 

どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)
今日もバイトです( ꒪Д꒪) しかも、予定より一時間早く来てと言われました…えっ、待って本読む時間は? 小説書く時間は?

さて、今回紹介するのは関口尚さんの「シグナル」です!
著者の関口尚さんの紹介は昔「プリズムの夏」でしたので、そちらをどうぞ↓
ちなみに、表紙は映画公開時のものなので、今書店で売られているものとは異なります。

関口尚さんは青春もの・恋愛ものを書く作家さんとして有名な方です。個人的に中村航さんとともに、非常に外れの少ない作家さんです!

ざっくりとしたあらすじ。
映画館でバイトを始めた主人公の恵介は、映写室から一歩も出ることなく暮らすルカという女性に出会う。三年間も閉じこもったままだという彼女に一体何があったのか? …とこんな感じです!

ジャンルは恋愛ものでいいですかね? 表紙裏のあらすじには青春ミステリとか書いてありますが、ミステリではありません。

この作品はとにかく記憶に残る作品です! 映画館という大抵の人は年に一度は訪れる場所を舞台にしながらも、その裏側が丁寧に描かれていて、映画ってこんな風に上映されていたんだ! と驚かされました。関口尚さんも映画館で働いていたことがあるらしく、読書にもリアルさが伝わってきます!

そして、恋愛ものとしての恵介とルカの関係もとても素敵です! ルカに少しずつ惹かれていく恵介の心情描写、ルカの閉ざされた心の扉を開けていく過程。それらが綺麗に描かれています。

また、恵介の家庭環境、ルカの過去。この二つが、二人の物語をいい感じに苦しいものにしていきます。特にルカの過去には胸が苦しくなりました。二人の恋を妨げる二つの鎖がとてもいいアクセントになっています。


文庫で400pと作品はやや長めですが、その分二人の関係が丁寧に描かれていて、重厚な物語となっています! 恋愛ものを読みたい方はぜひご一読を!

それではこの辺で(≧(エ)≦。) 

どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)
今日は友達と出かける予定でしたが、友達が風邪をひいてしまって、フリーになってしまいました。まあ、積本の消化ですね…はい…

さて、今回紹介するのはむらさきゆきやさんの「放課後ゲームフレンド、君のいた季節」です!

むらさきゆきやさんの作品を読むのは今作で三作目。とにかくテンポがいい作品を書くという印象がありましたが、今回も抜群にテンポがよかったです!
あと、特に触れられていませんがむらさきゆきやさんの他の作品「異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術」と一部設定を共有しています。どちらかを読んでいなければわからないということはないので、ご安心を。ちなみに過去に紹介記事書いたので、よろしければそちらもどうぞ↓

ざっくりとしたあらすじ。
主人公のリオはMMORPGクロスレヴェリで、上位喰いの異名を持つ高校生ゲーマーだった。ある日、体育倉庫で出会った観月夢亜は廃人ゲーマーで、性格に難がある美少女だった。そんな彼女に一緒にクロスレヴェリをプレイしようと誘われたリオは、次第に彼女と仲良くなっていく。しかし、夢亜にはある秘密があり…とこんな感じです!

ジャンルはかなり純粋な恋愛ものですね。タイトルにゲームフレンドとかありますが、ゲーム自体はあくまで一つの要素ですね。

主な登場人物の紹介。
まずは主人公のリオ。そこそこのゲーマーといった高校生です

次は夢亜。少し面倒な性格の廃人ゲーマーの美少女です!

この二人を中心に話は進みます!

まず初めにこの作品めっちゃ好きなタイプです!いやー、いいですね。淡い恋に、主人公とヒロインの微妙な距離感。ぶっちゃけ「またMMORPGもの? 面白くなさそうだけど、むらさきゆきやさんだから読むかー」なんて思ってた自分が恥ずかしいです!

ページ数も260pちょっととあまり長くなく、主人公とヒロインを中心に話が展開されていくのですが、二人の関係をこのページ数に見事に描ききっていましたね!

本来に主人公のリオとヒロインの夢亜の距離感が絶妙なんですよね。放課後にゲームをしていくうちに仲良くなる。けど、ゲームをしているだけだからお互いのことはあまり知らない。夢亜のちょっとした仕草にリオがドキドキする…青春してますねー。

ラストで驚くどんでん返しがありますが、淡く切ない二人の恋を楽しめる見事な作品でした! これから必ず名作と呼ばれる作品になるのでオススメです! また、タイトルから連想される過度なゲーム要素にはあまり期待しない方が賢明です! 

それではこの辺で(≧(エ)≦。) 
本棚でも買いに行くかな〜…

どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)
なぜか忙しい五月末。みなさんはどのようにお過ごしですか? 僕は色んなものと戦っています。積み本、親戚関係、大学、同人サークル…まあ、頑張ります(苦笑)

さて、今回紹介するのは読むのがすっかり遅くなってしまった第9回小学館ライトノベル大賞優秀賞受賞作の「あの夏、最後に見た打ち上げ花火は」です!
助供珠樹さんは第9回小学館ライトノベル大賞優秀賞を受賞して、今作でデビュー。どうやらなろうにも作品が投稿されているようですね。紹介するのは今回が初めてですが、小学館ライトノベル大賞受賞作は毎年買っています。

ざっくりとしたあらすじ。
毎年変わらない夏休み。そのはずだった。松乃というド田舎に現れた白いワンピースに麦わら帽子の美少女ノア。彼女は記憶を失っていた。そんなノアに惹かれていく寛樹は彼女の記憶を取り戻すために奔走するが…とこんな感じです!

ジャンルは恋愛ものですかね? ミステリ要素も少しありますが、ミステリではないです。

主な登場人物の紹介。
まずはヒロインのノア。記憶を失っている謎めいた美少女です。

次は三島桐子。主人公寛樹の幼馴染です。
明るく快活な少女です。

最後は眞田なずな。主人公の妹です。

以上三人に主人公と阿久津恒正を加えた五人を中心に物語は進行します!
ちなみに主人公はあまりいい挿絵がなかったので割愛しました(苦笑)

ガガガ文庫は灰汁が強い作品を多く出していて名作もかなりありますが、反面泣ける作品も多く出していて名作もあります。今回は後者の方に期待したのですが、正直イマイチでしたね。

ストーリーはつまらなくないし、キャラも悪くない。ミステリ風味もよかったし、SF的ガジェットも取り込んでいましたが、如何せんそれらのパーツがうまく噛み合っていませんでした。

ほかにも、ある場面で夕飯を二回食べていたり、登場人物達の行動もミスなのか解せないものがいくつかありました。しかし、そんなことは些細なことです。一番わからなかったことは寛樹がなぜノアを好きになったかです。これが本当にわからず読んでいてひたすらモヤモヤしました。

ただ、全体から見て今後に期待できる要素や新しい試みも多々ありました。その中の一つは作中にタイトルと同名の作品が出てくることです。他の作家さんで過去に自分が出した作品の名前や登場人物を出す方は今までにもいましたが、これはかなり珍しいのではないかと思います。

個人的にこの作品は楽しめなかったですが、今後に期待できる新人さんだとは感じました! 次回作は全体的に振り切った作品に期待したいです! また、個人的に楽しめなかったというだけで全体的なバランスはいい作品だったので、ベタな恋愛もののライトノベルが読みたい方にはオススメです!

それではこの辺で(≧(エ)≦。) 
明日はブログ更新できないかもですm(_ _)m

どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)
今日は所用で新宿まで行ってきたんですけど、LUMINE ESTのところにサイコパスの劇場版予告と登場人物達のパネルが飾られいてびっくりしました。東口のところはSAOのや進撃の巨人の広告がどてかく出ていることがあったので、まあそれなら驚きはしなかったでしょうが、いつもはマネキンかなんかが飾ってあるガラスケースの中にサイコパスの登場人物のパネルですよ! 力入ってるなー! と感心しました。

さて、雑談はこの辺にして今回紹介するのは岬鷺宮さんの「失恋探偵の調査ノート〜放課後の探偵と迷える見習い助手」です!
岬鷺宮さんの著者紹介は「失恋探偵ももせ」の記事でしたのでそちらをどうぞ↓

いやー帰ってきてくれましたね失恋探偵‼︎(墜落乙女ジヱノサヰドの続きも読みたいよー‼︎)綺麗に3巻で終わっていたので惜しいシリーズだったなー、とずっと思っていたんですがこのたびMW文庫で新規書き下ろしで復活しました! やったー! 

ちなみに電撃文庫で作品が発表されてから形を変えて再刊というのはこれが初めてではなく「赤村崎葵子の分析はデタラメ」は電撃文庫で2巻発売された後MW文庫で新規書き下ろしの実質的な続刊が出ています。
しかし、今回の失恋探偵の調査ノートは一部登場人物を除きまったく新しい登場人物達が出てきて九割がた新しい物語となっています。

ざっくりとしたあらすじ。
失恋探偵。それは宇田路中央高校生の間で語られる失恋に関する調査を行う探偵。しかし、その存在は都市伝説のようなものだった。
ある日、幼馴染に振られながらもその途端に好きという気持ちまでなくしてしまった逢川零は自分がどうして恋心を失ってしまったかを知るために失恋探偵に調査を依頼し…とこんな感じです!

ジャンルは恋愛8割にミステリ2割という感じのライトミステリです!

⚠︎ここから先は「失恋探偵ももせ」シリーズを読んでいることを想定して紹介します。今作のネタバレはありませんのでご安心を。

まず「失恋探偵ももせ」時代から変わったのは探偵役と助手です。前作は女子生徒が探偵、助手が男子生徒でしたが今回は男子生徒が探偵、女子生徒が助手役となります。さらに物語も女子生徒である逢川零の視点で進みます。おそらく「失恋」というキーワードにかこつけて女性を取り込む狙いでしょう。しかし、これが意外と作風にマッチしていました。

あと作品の舞台は北海道なんですけど、決して都会ではない町のささやかな風景の描写が完璧にこの作品とあっています。のどかとか牧歌的な感じではなく、生活感があって人の温かみが文章から伝わってくる感じの町の雰囲気が良いです。

探偵役の一之瀬那由他も優しい男子生徒で、本格ミステリで見られるような灰汁の強い探偵ではないところが好印象です。

この作品は全4話構成ですが、1話は失恋探偵とは何かをももせを読んでいない人に伝える側面が強く、残り3話がこれまでの失恋探偵を知る人が読んで面白い感じになっていると思います。ただ、3話のトリックが完璧に僕が通っている高校と同じ作りをしている校舎を利用したトリックだったのでまったく騙されませんでした(^^;; まあ、それは仕方ない(苦笑)2話、4話は適度にミステリ要素を取り入れていてかなり楽しく読めました!

失恋の切なさと共に爽やかな読後感で読むことができます。失恋探偵ももせを読んでいない人でも充分に楽しめるのでオススメです。ですが、もしももせを読んでいなければ上の紹介記事もぜひ見てみてください!事前知識が少しあると見方が大分かわると思います(ももせの紹介にもネタバレはありません) あと、ももせを読んだ人向けに言うとあの人がミステリ研究会の顧問として出てくるので要チェックです!

それではこの辺で(≧(エ)≦。) 




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