カテゴリ: グロ・ブラックユーモア

どうも夏鎖です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています

さて、今回紹介するのは鵜飼有志さんの

「死亡遊戯で飯を食う。」

です!
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ストーリー A
内容は、少女たちによるお金のためのデスゲームが日夜開催される世界。幽鬼はそんなデスゲームのプロフェッショナルでこれまで幾度となく過酷なデスゲームを潜り抜けてきた女の子。そんな彼女が次に挑むのは謎のお屋敷から脱出。果たして幽鬼は今回も無事に帰還することができるのか…とこんな感じです!

~デスゲームジャンキーガール~

第18回MF文庫Jライトノベル新人賞優秀賞受賞作!発売は11/25ですが試し読みキャンペーンに参加させていただき一足先に拝読させていただきました。ありがとうございます。まず言わせてください…この作品めっちゃ面白いです!これは次世代の作品が出てきたなと思いました。少女たちの生存本能むき出しのデスゲームもの。作中で描かれるデスゲームで花を散らすように命をかける少女たちの姿に夢中になります。圧倒的な作品でした。めっちゃ面白かったです!

まだ発売前なのでいつもより控えめに紹介していきます…

お話の主人公は幽鬼ちゃん。幽霊のような見た目の女の子でデスゲーム以外はてんでダメなデスゲームジャンキーな女の子です。そんな彼女は何十回とデスゲームに参加していて今回も廃屋敷を舞台にしたデスゲームに参加することになります。作中で描かれるデスゲームは
・参加者は女の子だけ
・舞台や設定は毎回変わる
・コスチュームも毎回変わる
・生存率は70%程度
というおおよその決まり?があってそれを最大限に生かしたゲームとなっています。このゲームがまずめちゃくちゃ面白いんですよね…そして今回のゲームでは廃屋敷からメイド服を着た幽鬼を含む6人の少女が脱出するというもの。廃屋敷に仕組まれたギミックや少女たちの極限状態での行動に引きこまれますね!そして中盤からはキャンドルウッズというデスゲームが…これがマジで凄まじいデスゲームでしたね…この作品はデスゲームというジャンルの分水嶺になる。そんな確信を抱かせる作品でした!めちゃくちゃ面白かったです!

キャラ A
デスゲームものということでなかなかキャラの魅力を伝えにくいのですが…幽鬼をはじめデスゲームに参加する女の子たちの脆さと生存本能むき出しの二律背反ともいえる魅力がよかったですね。個人的に大好きだったのが萌黄ちゃん。デスゲームでこういうことする女の子大好きです!

最後に
めちゃくちゃ面白い作品でした!次の世代の作品が出てきたなと感じました!これからめちゃくちゃ売れてメディアミックスとかもガンガンされる(と思っている)ので今後が楽しみですね!微力ながら応援してます!

どんな人にオススメか?
デスゲームものが好きな方は!デスゲームと言ってもめっちゃグロい感じではないので、スプラッタ的なものが苦手な方も。少女たちの暴力と知力と経験。そして勘がものをいうデスゲームがとことん楽しめます!気になった方はぜひ11/25に買って見てください!太鼓判です!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)
書籍情報

タイトル

死亡遊戯で飯を食う。



著者

鵜飼有志



レーベル

MF文庫J


ISBN

978-4-04-681937-6

表紙の画像は「版元ドットコム」様より

どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています
さて、今回紹介するのは千田大輔さんの「ヒロインは絶望しました」です!
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ストーリー A
ギャルっぽいけど明るくて気が効くクラスの人気者・渋谷明。彼女はある日突然見知らぬ仮想世界へと転送される。そこで明はなす術もなく化物に殺されてしまう。それから仮想世界に時々転送されては死ぬという終わらない絶望を繰り返す日々。もう現実でも死んでしまおう。そう思って屋上へ向かう途中、クラスのボッチ陰キャの秋葉と出会う。偶然にも秋葉を巻き込んで仮想世界に転送される明。しかし秋葉がこの世界がドレスタという女児向けゲームの世界であることを知る。秋葉の持つカードによって変身し、秋葉が明を操作して化物を無事に倒すことができたが、秋葉は明を助ける代わりに次々と明を辱める要求をして…

〜死ぬことだけが辛いわけじゃない〜
千田大輔さんの新作!「異常者の愛」やマコさんが好きだったので新作楽しみにしてました!今回はブラック千田ということでこれでもか!とグロとエグが絡み合った作品になってましたね!こういう作品好きなので楽しく読ませていただきました!
明るくて気の利く明。ちょっとギャルっぽいけど持ち前の性格の良さでクラスの人気者!そんな彼女を突然襲う仮想世界への転移。初めて仮想世界へと飛ばされて化物に殺された時から始まる地獄…仮想世界だけど痛みがある。化物に体を食いちぎられ、喰われ、体から血が一滴も出なくなるほどボコボコにされないと死んで現実世界へ戻れない…グロくてエグいですけど、こういうのいいですよね…そんな地獄の日々で出会ったのが秋葉というクラスの陰キャ。彼は明が飛ばされる世界が人気ゲームドレスタの世界であることを見抜き、全国トップレベルの腕前と自前のカードで明を勝利に導きます!このシーン、いい感じですけど陰キャの男子がクラスの人気者の女の子を<操作>するっていうのがリベンジ〇〇◯っぽくて、この時点でなんとなく仮想世界で痛みを伴って死ぬよりも恐ろしい日々の幕開けを示唆しているようにも思えますね…1回目は普通に助けてくれたものの、2回目以降は驚異のゲスさを発揮していく秋葉。パンツを見せろ手を舐めろ、お尻を叩かせろ。でないと助けない。いやいや従いピンチを乗りこてもまだ続く地獄。それどころかゲームは表情を変えて、別ベクトルから明を痛みつけて…グロとかエグが好きなのもありますけど、千田さんの作品ということでポップな絵柄の裏にある狂気的なものが非常に魅力的でした!面白かったです!

キャラ A
明ちゃん…めっちゃ友達思い、家族思いでいい子なのに…仮想世界に転移されることになってから、秋葉にいいように使われるようになってからどんどん辛い方へ落ちていって…かわいそうなヒロイン…好きですね…秋葉はくクズで正直かなり胸糞悪いんですけど、こういう胸糞悪いキャラがいないとこの作品は成り立たないという意味でいいキャラでしたね。もげろ。

最後に
黒千田爆発なグロくてエグくて救いのない作品でした!面白かったので5月に出る2巻も楽しみです!これから明ちゃんが精神的にも肉体的にもどうなっていくのか…続刊待ってます!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル



ヒロインは絶望しました



著者



千田大輔

レーベル



マガジンコミックス



ISBN



978-4-06-518778-4


表紙の画像は「版元ドットコム」様より



どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)
またこんな時間ですね…はは…

さて、今回紹介するのは千田大輔さんの「異常者の愛」です!
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ストーリー A
小学五年生の一ノ瀬一弥。彼は幼馴染の二海二美香と仲良くしていた。そんなある日、一弥は同じクラスの三堂三姫とひょんなことから仲良くなる。そして三堂に告白されるが、一弥は二美香のこともあり振ってしまう。その後三堂がとった行動は二美香の殺害という行為だった。高校生になった一弥は過去のこと思い出さないように平凡な高校生活を送っていたが、三堂の影がちらつき…
超絶やべー女による超絶やべー狂愛と偏愛の物語。初めて読んだときは思わず「は?」と言いましたね…とにかく衝撃的でした。
三堂という女がまあとにかくヤバいです。小学五年生の頃一弥のこと好きになった。でも一弥には好きな人がいる。もし二美香がいなければ一弥は私のことを好きになっていたかもしれない。なら殺しちゃえ。そんな思考回路で平穏をぶち壊すの最高にサイコですよね…そして高校生になってなるべく三堂のことを思い出さないように生きてきた一弥に仲のいい女の子ができると…ここからはマジでヤバくて吐き気がして最高に胸糞悪くなるんですけど、これがまた面白いんですよね…狂愛は狂えば狂うほど深みが増していきますしね…面白かったですけど、人はかなり選びそうな作品でした。

キャラ A
三堂のサイコっぷりは今まで触れてきた作品の中では超トップ級でしたね。好きになった人のためならなんでもする。傷つき傷つけられることを厭わない…ヤバみが溢れてました…一弥は普通の男の子だったのに三堂に人生狂わされましたよね…普通が全て否定されていく…そんな中で三堂に立ち向かう姿は…はい…

A
雰囲気にすごくあってましたよね…というかこのお話にはこの絵柄しかないという感じでした。

総合 A
面白かったですけどこれは確実に人を選ぶ作品なのでグロやサイコ方面に耐性がある方はぜひ…

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)
蝉が鳴き始めましたね…夏です…

さて、今回紹介するのは白樺みひゃえるさんの「世界の終わりに問う賛歌」です!

ストーリー A
内容は、魔導が衰退し科学技術が発達した世界。ローゼンブルクという国ではヴィルトハイムファミリーというマフィアが幅を効かせていた。そんなヴィルトハイムファミリーに所属する拷問官ブルクハルトにとある任務が与えられる。それは苦痛によって莫大な魔力を生む少女ヘレナを拷問することだった…とこんな感じです!
ジャンルは展開なんでしょう?ノワールはまあ半分くらい正しいですけど…そしてかなりグロいです。
第11回小学館ライトノベル大賞審査員特別賞受賞作!これから色々言いますけど、とりあえずグロいの好きならそれなりに楽しめるのではないかなーと思います。
魔導が衰退し科学技術が発展…とあらすじにはありますが、まだまだ共存というイメージですね。ただ、魔導が一般で使われるというより軍事利用されているという印象が強かったですね。そんな魔導のために必要な魔力を集めるための炉心として苦痛によって魔力を生み出す少女ヘレナを拷問することになります。と、ここからが面白くなりそうな気がしたんですけど、予想とかなり違う方に物語が転がっていきましたね…まあ、それはそれでいいんですけど、下手にあんな展開にするならヘレナのことをボロボロになるまで拷問して欲しかった気がします…ラストのあの展開は盛り上がりが欲しくて無理矢理付け加えた感が否めないです…お話自体に気になる箇所は多いですが、ブルクハルトが拷問するシーン、ヘレナの聖女性なんかはストーリーの中でキラリと輝いていました。

キャラ A
ブルクハルトはもっと人間らしくしても良かったかな?というのが個人的な感想ですね。悩むならもっと悩む。ただ拷問するだけの機械ならそうなる。ちょっとどっちつかずでした。ヘレナは綺麗とか無垢とかいうより、彼女1人で宗教を体現しているみたいでした。個人的にはすごく気持ち悪いヒロインでしたね…ただその気持ち悪さはストーリーにプラス方向に働いていたと思います。

今後の期待度 A
続くならもう世界情勢にただただ巻き込まれていってほしいです。逆にそれ以外の展開なら続刊は出さないで、このまま終わっても…

どんな人にオススメか?
とりあえずグロいの好きなら読んで損はないと思います。救われない世界と救いたい人々の絡み合いは見ていて面白い要素の一つです。ただ、後半のとってつけたような派手さは読む人によって評価が分かれそうです…気になった方は。

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

ISBN 978-4-09-451687-6

どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)
憂鬱な金曜日が終わりましたね…まあ明日も大学なんですけど…

さて、今回紹介するのは秋月陽澄さんの「キリングメンバー 〜遥か彼方と冬の音」です!

ストーリー A
内容は、優秀な生徒たちが通う中学の理科準備室で櫻井夏希という少女が殺される。当日学校を休んでいた遠藤彼方は、友人の山崎快斗から事件の話を聞き興味を持つ。殺人事件について知っていく中で様々な事件が絡み暴かれていく…とこんな感じです!
ジャンルは…なんでしょうね?しいて言うなら暗黒もの?ミステリやサスペンスではありません。群像劇っていうのが一番しっくりきますかね?
第23回電撃小説大賞の最終選考からの拾い上げ作品。なんでしょうね…説明が難しいですね…この作品…ぶっちゃけ言うとすごく面白いとも思うんですけど、全く魅力がない作品のようにも思えるんですよね…帯に「最終選考で選考委員に衝撃が!」とか禁書の一方通行が出てくるのもわかります…内容の方ですが、これは楽しみ方によっては楽しめるとしか言いようがありません。ただ、異常で狂気でどうしようもない感じがミステリの皮を破り捨てたところから永遠と続きます。これが嫌いならダメでしょうし、好きなら好きで楽しめるという感じです。ちなみに僕は後者でした…まあミステリに期待するならミステリ読みますしね(本音)ただ、いくらそれが好きでも作品として面白いかは別で、というかそれが面白いかどうかに絡んでくる辺りが悩みどころですかね…僕は好きです。でも、面白いかどうかはちょっとなんとも言えない。そんな作品でした。

キャラ B
まあ、あんまり書けることもないんですけど…僕は学園長のよくわからない愛情の歪み?みたいなものが好きでした。こういう異常は見ていて楽しいです。あとは詳しく話してもネタバレになるだけなので書きませんが、これを中学生というのは無理があったのでは…?

今後の期待度 評価不能…
一巻完結だと思うので…

どんな人にオススメか?
あらすじからミステリやサスペンスに期待しないで、ただ頭のおかしい登場人物がごちゃごちゃやるのを見たい方は…あとそれなりにグロい・エグいのでそういうのが苦手な方は…

それではこの辺で(≧(エ)≦。) 
なんか変な感想ですみません(^_^;)

ISBN 978-4-04-892885-4

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