どうも夏鎖です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています
さて、今回感想を書いていくのは東堂杏子さんの

双子の兄妹である斉藤勇魚と真魚。2人は広島と福岡でそれぞれの生活を送っていた。勇魚は友人に恋人を奪われたショックを抱えながら、真魚は叔母に叶わない恋心を抱きながら日々を過ごしていた。そんなある日、2人に20歳離れた弟が誕生する。弟の誕生をきっかけに勇魚はマンションの隣室に住む飯田さんと、真魚は幼馴染である市原と距離を近づけていく。双子が離れた場所で送る青春の行き着く先は…
第31回電撃小説大賞メディアワークス文庫賞、川原礫賞受賞作。最近は賞をとってMW文庫からデビューされる方の作品は女性向けな印象が強かったですが、今作はしっとりとした青春小説でした。二十歳の感情と行動力を鮮やかに描く青春小説でした。面白かったです。
物語は失恋の傷が癒えない勇魚が漫画研究部と葉月先輩というオタク男と性行為をしようとする場面から始まります。ちょっと衝撃的な始まりですが、この後すぐに勇魚はマンションの隣室の飯田さんとセックスします。序盤は恋人を親友に取られた心の傷の深さで読者をぐさりと刺していくように勇魚が描かれます。
一方の真魚は20歳も年下の弟ができたこと、好きな人である叔母が結婚してしまうことを知りどこか荒れ気味に。真魚は勇魚と違い実家に住んでいることもあり、環境の変化を直接受けているのでそれが感情の起伏に直接つながりますね。
そして物語は勇魚と真魚の視点を交互に入れ替えながら進んでいきます。広島で隣室の飯田さんと恋をする勇魚。北九州で自分を壊していくかのように幼馴染の市原と体の関係を持つようになる。2人を繋ぐのは双子という関係性と20歳も年下の弟という存在しかない。でもどこか繋がっていて、リンクするような2人の生活に次第に飲み込まれていきます。
もちろん2人の生活には様々な問題が起こります。勇魚は飯田さんと常にうまくいくわけではなく、飯田さんのことを泣かせたり、逆に勇魚が不安になったりします。真魚も叔母への気持ちばかりではなく、塾でバイトをしたり市原と笑顔で過ごしたりもする。どうしようもない心の傷を抱えながらも、苦しみながらも、激流と緩やかな流れを繰り返しながら2人は青春を過ごしていきます。
終盤、実家に帰った勇魚と真魚の短いやりとりや、飯田さんや市原を巻き込んだ楽しい日々は印象的でしたね。鮮やかで苦しいけれど美しい。そんな青春を楽しませていただきました。青春もの好きならぜひご一読を。オススメです。
それではこの辺で(≧(エ)≦。)
さて、今回感想を書いていくのは東堂杏子さんの
「古典確率では説明できない双子の相関やそれに関わる現象」
です!☆感想☆
双子の兄妹である斉藤勇魚と真魚。2人は広島と福岡でそれぞれの生活を送っていた。勇魚は友人に恋人を奪われたショックを抱えながら、真魚は叔母に叶わない恋心を抱きながら日々を過ごしていた。そんなある日、2人に20歳離れた弟が誕生する。弟の誕生をきっかけに勇魚はマンションの隣室に住む飯田さんと、真魚は幼馴染である市原と距離を近づけていく。双子が離れた場所で送る青春の行き着く先は…第31回電撃小説大賞メディアワークス文庫賞、川原礫賞受賞作。最近は賞をとってMW文庫からデビューされる方の作品は女性向けな印象が強かったですが、今作はしっとりとした青春小説でした。二十歳の感情と行動力を鮮やかに描く青春小説でした。面白かったです。
物語は失恋の傷が癒えない勇魚が漫画研究部と葉月先輩というオタク男と性行為をしようとする場面から始まります。ちょっと衝撃的な始まりですが、この後すぐに勇魚はマンションの隣室の飯田さんとセックスします。序盤は恋人を親友に取られた心の傷の深さで読者をぐさりと刺していくように勇魚が描かれます。
一方の真魚は20歳も年下の弟ができたこと、好きな人である叔母が結婚してしまうことを知りどこか荒れ気味に。真魚は勇魚と違い実家に住んでいることもあり、環境の変化を直接受けているのでそれが感情の起伏に直接つながりますね。
そして物語は勇魚と真魚の視点を交互に入れ替えながら進んでいきます。広島で隣室の飯田さんと恋をする勇魚。北九州で自分を壊していくかのように幼馴染の市原と体の関係を持つようになる。2人を繋ぐのは双子という関係性と20歳も年下の弟という存在しかない。でもどこか繋がっていて、リンクするような2人の生活に次第に飲み込まれていきます。
もちろん2人の生活には様々な問題が起こります。勇魚は飯田さんと常にうまくいくわけではなく、飯田さんのことを泣かせたり、逆に勇魚が不安になったりします。真魚も叔母への気持ちばかりではなく、塾でバイトをしたり市原と笑顔で過ごしたりもする。どうしようもない心の傷を抱えながらも、苦しみながらも、激流と緩やかな流れを繰り返しながら2人は青春を過ごしていきます。
終盤、実家に帰った勇魚と真魚の短いやりとりや、飯田さんや市原を巻き込んだ楽しい日々は印象的でしたね。鮮やかで苦しいけれど美しい。そんな青春を楽しませていただきました。青春もの好きならぜひご一読を。オススメです。
それではこの辺で(≧(エ)≦。)