どうも夏鎖です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています
さて、今回感想を書いていくのは森絵都さんの

中学2年生の陽子と一つ年下の弟のリン。2人の兄妹は両親が幼い頃から仕事で忙しかったこともあり、自己流の遊びを生み出してきた。そんな2人がある日編み出したのは近所の家の屋根に登るというもの。リンと同じ陸上部で陽子と同じクラスの七瀬さん、陽子と同じクラスで男子からはパシリ扱いされているキオスクも加わり4人の不思議な青春が始まる…
森絵都さんの中編小説。森絵都さんの作品を読むのは「アーモンド入りチョコレートのワルツ」以来ですね。今作は中学2年生の少女を主人公にした等身大で力一杯な青春中編小説として楽しく読ませていただきました。面白かったです。
物語は陽子とリンの幼少期のエピソードから始まります。未熟児として生まれたものの、しばらくすると超パワフルになった陽子。反対に4000グラム台で生まれてきたのにおっとりとした性格のリン。対照的な2人が不在にしがちな両親の穴を埋めるようにオリジナルな遊びをしていたことが描かれます。短いページながら2人のことを良く知れる印象的な序盤でしたね。
そして2人は屋根に登るという遊びを思いつきます。なるべく登やすい屋根に、深夜に、物音を立てずに、逃げ道も考えた上で登る。中学生がするには少し幼く、スリリングな2人の屋根のぼりは非日常と鼓動高鳴る遊びの魅力があり、読み手を引きつける不思議な魅力があります。
そんな屋根のぼりの遊びにリンと同じく陸上部に所属する七瀬さんも加わります。陽子と同じクラスで決して目立つとは言えない、クラスのグループ内の立場も微妙な彼女が加わる。勇気を出した七瀬さんの挑戦は、しかし同じクラスの不思議な思想を持つパシリな男の子・通称キオスクに目撃されてしまいます。
そしてキオスクまで屋根にのぼることになり、4人は再び屋根のぼりに挑戦します。しかしキオスクはビビって登ることができません。さらには数日後、キオスクが自殺未遂をしたという噂が…陽子だけはキオスクが1人で屋根のぼりをしようとして失敗したことに気づきます。屋根に登れなかったキオスクという狭い日常にいる少年に、屋根に登れる非日常の少女である陽子が手を差し伸べる。そんな終盤は静かででも鮮烈に印象に残りました。
どこまでも爽やかで、でも屋根のぼりという非日常のスパイスが効いている。そんな青春ものが読みたい方はぜひご一読を。180p未満でお値段も500円以下と手軽に読める作品です。
それではこの辺で(≧(エ)≦。)
さて、今回感想を書いていくのは森絵都さんの
「宇宙のみなしご」
です!☆感想☆
中学2年生の陽子と一つ年下の弟のリン。2人の兄妹は両親が幼い頃から仕事で忙しかったこともあり、自己流の遊びを生み出してきた。そんな2人がある日編み出したのは近所の家の屋根に登るというもの。リンと同じ陸上部で陽子と同じクラスの七瀬さん、陽子と同じクラスで男子からはパシリ扱いされているキオスクも加わり4人の不思議な青春が始まる…森絵都さんの中編小説。森絵都さんの作品を読むのは「アーモンド入りチョコレートのワルツ」以来ですね。今作は中学2年生の少女を主人公にした等身大で力一杯な青春中編小説として楽しく読ませていただきました。面白かったです。
物語は陽子とリンの幼少期のエピソードから始まります。未熟児として生まれたものの、しばらくすると超パワフルになった陽子。反対に4000グラム台で生まれてきたのにおっとりとした性格のリン。対照的な2人が不在にしがちな両親の穴を埋めるようにオリジナルな遊びをしていたことが描かれます。短いページながら2人のことを良く知れる印象的な序盤でしたね。
そして2人は屋根に登るという遊びを思いつきます。なるべく登やすい屋根に、深夜に、物音を立てずに、逃げ道も考えた上で登る。中学生がするには少し幼く、スリリングな2人の屋根のぼりは非日常と鼓動高鳴る遊びの魅力があり、読み手を引きつける不思議な魅力があります。
そんな屋根のぼりの遊びにリンと同じく陸上部に所属する七瀬さんも加わります。陽子と同じクラスで決して目立つとは言えない、クラスのグループ内の立場も微妙な彼女が加わる。勇気を出した七瀬さんの挑戦は、しかし同じクラスの不思議な思想を持つパシリな男の子・通称キオスクに目撃されてしまいます。
そしてキオスクまで屋根にのぼることになり、4人は再び屋根のぼりに挑戦します。しかしキオスクはビビって登ることができません。さらには数日後、キオスクが自殺未遂をしたという噂が…陽子だけはキオスクが1人で屋根のぼりをしようとして失敗したことに気づきます。屋根に登れなかったキオスクという狭い日常にいる少年に、屋根に登れる非日常の少女である陽子が手を差し伸べる。そんな終盤は静かででも鮮烈に印象に残りました。
どこまでも爽やかで、でも屋根のぼりという非日常のスパイスが効いている。そんな青春ものが読みたい方はぜひご一読を。180p未満でお値段も500円以下と手軽に読める作品です。
それではこの辺で(≧(エ)≦。)