カテゴリ: ファンタジー(現代要素少なめ・現代要素なし)

どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)
明日は台風みたいですね…東北の方はお気をつけて…

さて、今回紹介するのは蝸牛くもさんの「ゴブリンスレイヤー」です!

ストーリー A
内容は、辺境のギルドでゴブリンの討伐のみで序列3位である銀等級にまで上りつめた冒険者「ゴブリンスレイヤー」。新人冒険者の女神官ははじめて組んだパーティーがゴブリンにより窮地に陥った時、彼に助けられそれ以降共に行動することになるが、彼はただひたすらにゴブリンを殺めていくだけだった…とこんな感じです。
ジャンルはファンタジー。個人的にはかなりゲームっぽいと思いました。
今年の話題作の一つ。読む機会を逃していて、読むのが遅くなりましたが面白かったです!
やはりなんといっても設定がキラリと光っていましたね…ただのザコであるゴブリンが成長し知恵をつける。人間を襲い餌にし、子供を産ませる…あまりにも当たり前過ぎて考えもしなかったゴブリンの生態と残虐さが深く描かれていました。これは圧巻の一言でしたね…
肝心のストーリーの方は本当に個人的な問題ですけど、絶望感が序盤でピークを迎えてしまっていて中盤に至るまでの4章が少し物足りなさを覚えました…ゴブリンの残虐さをこれでもか!と描いておきながら、ゴブリンスレイヤーが活躍してしまうと…そりゃそういうお話なんですけどね…ただ、妖精弓手たちが加入した以降は戦い方にも幅が出て終盤まで一気に読ませてくれました! 最後の締めも良かったですし、楽しく読ませていただきました!

キャラ A
面白いことにキャラに名前がないんですよね。ゴブリンスレイヤーはゴブリンスレイヤー。女神官は女神官と作中で呼ばれます。ゴブリンスレイヤーの淡々とゴブリンを葬っていく様は一種機械のようでしたね…その冷徹さ、どこか人間離れした様子が読んでいて面白かったです! 女神官さんも魅力的なキャラでしたが、個人的なお気に入りは牛飼娘ちゃん。こういうひたむきに誰か待つ女の子いいですね…あと65pの挿絵はどうなっているんですか(^_^;) 気になりました…

今後の期待度 A
もう2巻は出てしまっていますが、どう続けているのか気になりますね…遅れるかもしれないですけど、追いかけていこうと思います!

どんな人にオススメか?
ダークファンタジーが好きな方は! かなり絶望感があり、ゴブリン相手でも緊張感のある戦闘が楽しめます! 気になった方はぜひ!

それではこの辺で(≧(エ)≦。) 

どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)
2泊3日の避暑地への旅を終えて、地元に帰ってきました! こっちは暑いですね…汗が止まりません…

さて、今回紹介するのは青山有さんの「救わなきゃダメですか?異世界4」です!
前巻の記事↓

ストーリー A
今回も面白かったです!
内容は、ミチナガ率いるチェックメイトの面々がラウラ姫という切り札を手に政治の舞台へ食い込んでいく。戦局も変わっていく中で、ミチナガたちは因縁の相手と戦うことになり…とこんな感じです!
今回はかなり策略方面にページが割かれていましたね…五巻以降の重要な伏線になっていくと思われます。ラウラ姫の加入とテリーの奴隷追加購入でさらにキャラが増えましたね…把握できなくなりそうなので巻頭のキャラ一覧はありがたいです。キャラが増えたと言っても、ミチナガを中心にしたチェックメイトの面々は魅力を失うことなく、ストーリーを盛り上げていました! モンスターテイムのスキル取得によって、だいぶ戦い方の幅が広がりましたね。白アリの活躍は楽しみです! そして、前巻でミチナガたちが苦戦した相手との再戦! 空間魔法を用いた戦いはスピード感がありとても楽しめました! 

キャラ A
マリエルさんグッジョブです! 前巻はアレがなかったですからね…今回はアレがあって良かったです! 今回は白アリが活躍していましたね…強力なモンスターをテイムしまくっていてスキルの強さが伺えました! メロディの出番が若干少なかったのが残念でしたが(お気に入りの1人です…)ラウラ姫に聖女を近づけないようにと奮闘するチェックメイトの面々には笑いましたw 各々新たな武器やスキル、モンスターもテイムして、これからの戦いも楽しくなりそうです!

今後の期待度 A
次で戦争には一区切りつきそうですかね? ミチナガたちがどんな戦いを見せるのか楽しみです!

それではこの辺で(≧(エ)≦。) 

どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)
今日から新フォーマットで更新です。

さて、今回紹介するのは羊太郎さんの「ロクのなし魔術講師と禁忌教典3」です!
前巻の記事↓

ストーリー A
内容は、ルミアの回りで不穏な動きが相次いだことで、ルミアの護衛要員として派遣されたリィエル。転校生としてグレンのクラスにやってきた彼女だが、馬鹿力でクラスメートにドン引かれてしまい…そして学修旅行へ!…とこんな感じです!
シリーズ3巻目! 前巻がかなり面白かったので、今回も期待していましたが前編後編の前編という内容でしたね…けっしてつまらないわけではないですが、後編になると思われる4巻に期待です…
ストーリーはリィエルとシスティ、ルミアのほのぼのガールズトークでのんびり進んでいきました! 今回はグレンは影から見守る役に徹していてある意味一番教師らしかったかもしれないですね…そんなのほほんとした雰囲気の裏では、とある組織による陰謀が着実に進んでいました…後半になり登場した人物が後編になるであろう4巻でどうなるのか…楽しみです!

キャラ A
転校生のリィエルはとても魅力的なキャラでした! 可愛いくせに身だしなみはいい加減で、感情表現も上手くなく、そしてグレンのことばかり…何より戦いで大剣を振りまわすのが…ベタですけど大剣振りまわす女の子好きなんですよね(ノ▽〃) そしてルミアがすごくお姉さんしてましたね…どこか抜けているリィエルをきちんと引っ張っていました! 頼り甲斐のある女の子です。

今後の期待度 A
これは早く4巻が読みたいです! ルミア、リィエルは果たしてどうなるのか…続きが気になります…

それではこの辺で(≧(エ)≦。) 

どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)
最近すっかり生活リズムが狂ってしまいました(^_^;) 夏ですね…というか夏休みですね…

さて、今回紹介するのは円城寺正市さんの「機動城砦サラトガ〜かくて剣姫は下僕となった〜」です!

ストーリー A
内容は、砂洪水と呼ばれる現象から逃れるために機動城砦という移動都市で生活する人々と、地虫と呼ばれ砂漠で生活する人々が暮らす砂漠の国。そこで暮らすナナシさ、ある日義妹が機動城砦に連れ去られたため、義妹を助けるために機動城砦サラトガに乗り込む。だが、実は義妹が連れ去られたのはサラトガではなく他の機動城砦だと知り義妹の奪還に乗り出す…とこんな感じです!
ジャンルはファンタジー。砂漠の国という舞台で巻き起こる一人の少年の物語となっています。
まず言わせてください…この作品すごく面白いです! いいですね! こういうヒロイックなファンタジー! 胸踊る設定と陰謀渦巻く物語でページをめくる手が止まりませんでした!
機動城砦の中で地虫(バグ)と貶される砂漠の民の少年ナナシ。本来なら殺されるところがある能力のおかけで助かり、義妹が連れ去られたゲルギオスという機動城砦を目指していきます。結構硬派かと思いきや、帯に笑撃とある通り割とコミカルにストーリーは進んでいきます。キリエ、ミリア姉妹とのやりとりは所々笑ってしまいましたw 序盤でいきなりかなりの人数のキャラが出てきて少し混乱しましたが、その後は滑らかに進んでいきました。終盤でサブタイトルも綺麗に回収され、スッキリとした終わり方も良かったです! 砂漠、魔法、剣戟、移動する城砦と様々な要素がうまく絡み合い化学反応を起こしていました! とても面白かったです! 

キャラ A
主人公のナナシは義妹を助けにきたはずなのに…なんかすごいことになってますね(^_^;) 受難というか女難というか…そんな彼もピンチで頼りになるところがカッコ良かったです! キリエとミリアの姉妹はちょっと暴走がすぎるような…特にキリエさんの暴走っぷりは凄まじいものがありました…出会って数日、それも今まで地虫と馬鹿にしていたのに、ある出来事をきっかけにナナシを…ミリアも頼りになる女の子かと思いきや、意外と闘争心が強かったです。100pのミオとの会話はヤバいですね…こんなこと女の子に言われたら絶対惚れますよ…個人的にとてもお気に入りです!サラトガのトップであるミオ、美しく強い剣姫、そして一癖も二癖もある軍の幹部たちもとても魅力的でした!

今後の期待度 A
物語はまだまだ始まったばかり! これからに期待です! 続きが楽しみです!

どんな人にオススメか?
砂漠が舞台という一風変わったファンタジーが読みたい方はぜひ! ストーリー自体はシリアスよりですが、中身は割とコミカルなのでサクッと楽しめます! 気になった方はぜひ! 


それではこの辺で(≧(エ)≦。) 

どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)
積本を崩しただけの山の日でした…主に物理的に…

さて、今回紹介するのは古宮九時さんの「Babelー異世界禁呪と緑の少女ー」です!

ストーリー A
内容は、文系女子大生の水瀬雫がある日突然異世界に転移してしまう。なぜか言葉が通じるその世界で、雫は魔法士のエリクと共に元の世界に帰る方法を探す旅に出る…とこんな感じです。
ジャンルはファンタジー。王道ど真ん中で、魔法ありの世界を旅していきます。
まず言わせてください…
素晴らしい!
真っ直ぐに、本当に真っ直ぐ心を撃ち抜いてくる物語。胸の内に静かに染み渡っていく優しく、そして苛烈な熱を持った極上のファンタジーでした!個人的にすごく好きな作品です!
突然異世界に転移してしまった雫。三姉妹の次女で優秀な姉と妹に挟まれて生きてきた普通の文系女子大生。そんな彼女が異世界でたくましく生きていこうとする様は力強いものでした。エリクという魔法士の青年を通して知る異世界。そして、異世界で起こる事件に巻き込まれていく…がっちりとした骨子で構成された物語と、テンポがよく流麗な文章が物語へと誘って、一度掴まれたら離してくれない。そんな魅力がありました!緻密に構成された世界を、雫が元いた世界の知識例えば日本神話であったりタイトルにもなっているバベルの塔の話で解説していくのも良かったです!
ただ、一つ個人的に気になったのは序盤のほうで異世界にきた雫が助けられた後いきなり二週間も経過していたところですね…雫が助けられた元で異世界について色々思案したり、異世界の文化に順応していく場面が少しでもあれば…色々言いましたが、最高に面白い物語でした!

キャラ A
主人公の水瀬雫。彼女が個人的には大好きでした!優秀な姉と妹に挟まれて生きてきた自分を変えるために、大学で変わろうとした彼女が異世界でたくましく生きていく。そんな強さが、弱さを内包した強さが魅力的でした! 魔法士の青年エリクも魅力的でしたね…あまり人間に関心のない彼が雫との距離感がわからず、というか意識せずにぐいぐいいって雫を赤面させる様子に思わすニヤニヤしてしまいましたw メアという不思議な少女も良かったですね…過去に色々ありながら最後で雫に…あの場面は感動しました。

今後の期待度 A
とてと面白かったので早く続きを…! 雫とエリクの旅がもっと見たいです! 続きがすごく楽しみです!

どんな人にオススメか?
王道ど真ん中のファンタジーが読みたいかたは是非! 個人的には今年の新作ファンタジーでトップクラスの面白さでした! ファンタジー好きなら読んで損は絶対にしないと思います! 気になった方はぜひご一読を!

それではこの辺で(≧(エ)≦。) 

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